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練習量が少ない人でもスコアがまとまる究極のセッティングとは?

【ダグ三瓶】

2025/09/14 ゴルフサプリ編集部

これに、いかにウッド系のクラブを組み合わせていくかのお話に移らせていただきます。
例えば振動数350cpmのドライバーというと、数値設定だけで申し上げると、9X(XXXXXXXXX)というような途方もない数値になります。

今現在、このようなシャフトはごくごく一部にしか存在しないです。となると、かなり実現するには難しいですから、なるべく硬くすることを目指すのがよいでしょう

ここで、手助けになるのが、ヘッドの重さです。前述しましたように、ウェッジはセットの中では数値上は硬いものが入っていても、ヘッドが重いので、そこまで硬く感じることは少ないというのがあったと思いますが、逆に言うと、ヘッドを軽くすればするほど、シャフトは硬く感じやすい、と考えていただけると嬉しいです。

「長さ」を硬さの調整に使う

また、長さが一番効きますので、長さも工夫してみましょう。
なので、例えば、ドライバーにXシャフトを選択した上で、ヘッドをなるべく軽く、かつ、短くしてみるのはいかがでしょうか?例えば、3Wと同じ長さ、同系統の3Wのシャフトよりも硬いものを入れたと仮定します。その場合、間違いなく、ドライバーの方がヘッドが軽いので、シャフトが硬く感じると思います。

ただ、3Wと同じ長さでは距離の差が出にくいので、少し長くしましょう。それでも、そこで通常の2インチ以上の差ではなく、1~1.5くらいの差であれば、振り感をそろえつつも、ヘッドスピードの差が出やすいものになるのではないでしょうか?
例:3Wが43インチの場合、ドライバーは44~44.5インチ

スイングウエイトが気にしなくていい?

ヘッド重量も、最近のドライバーヘッドは可変式でウエイトが調整できるものもありますので、最軽量から試していくのが良いでしょう。

え? これだとスイングウエイトトに差が出すぎてしまうのでは? と真っ先に考えられる方がいるのは当然です。スイングウエイトも振りやすさの指標の一つですので、それをそろえることがダメだとは思っていません。

ですが、当方としては、長さが変わっているものに対してスイングウエイトをそろえることによるメリットよりも、振った時のスピードの差から出る違和感に対応できるようにするためには、このくらい極端な差の方がメリットは大きいと考えています。

以上になります。

なかなか実現するにはコストも労力も必要な項目かもしれませんが、こういったはっきりとした狙いをもってクラブを調整もしくは新調していくことで、自身の中のクラブセッティングのウイークポイントが洗い出されることでしょう。

その意味でも、いろいろとトライしていただくのは良いと思います。

当方のフィッティングでは、そのあたりも加味した上で調整をさせていただいておりますので、もし、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、お問い合わせください。

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ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。