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ピン「S259」ウェッジのグラインド6種を徹底試打レポート! “いつでも強スピン”は本当か?

野村タケオのゴルフ実験室

2026/02/11 ゴルフサプリ編集部

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。PINGから新しいウェッジ「S259」シリーズが発売になります。前作の「S159」もかなり評判が良く、プロはもちろんアマチュアでも使用者が結構多かったんですよ。今作では一体どこが進化したのか、6種類あるグラインド全部をコースに持ち込んで試打してみました。

〈取材・文・写真提供 野村タケオ〉

リアルコンディションで発揮する“強スピン”の秘密

今回僕が試打した「S259」ウェッジのキャチコピーは「いつでも強スピン」です。普通はウェットな芝やラフからのショットではスピン量は減ります。PINGはそういう悪コンディションのことを「リアルコンディション」と呼んでいますが、実際コースではそんなリアルコンディションからのショットがほとんど。なので、リアルコンディションでもしっかりとスピンの入るウェッジにしたというのが今回の「S259」なんですね。

そのスピンの秘密はフェース面の「サンドブラスト加工」。フェース面を粗くすることでインパクト時のボールとフェースの接地時間が長くなりスピン性能が向上しています。

また、番手ごとに溝の角度と間隔を最適化する「マイクロマックス・グルーヴ」を採用。ロフトに応じて角度を変えることで、最適なスピン量を実現しています。

そしてPING独自の水分を弾く「ハイドロパールクローム仕上げ」も採用。湿ったラフや朝露のシチュエーションでもスピン量が落ちにくいんです。

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6種類のグラインドを徹底チェック(58度で試打)

バックフェースのデザインはシンプルでなかなかカッコいいです。ブラックのラインが効いていて、そこに小さめのPINGロゴが配されています。

構えてみると「出っ歯」とまでは言いませんが、少しリーディングエッジが出ていて、ボールを拾ってくれそうな形状です。ネック側が適度にシェイプされていてとてもいい形だと思います。

今回の「S259」ウェッジには6種類のグラインドが用意されているのですが、全てをコースに持ち込んで試打してみたので、簡単にソール形状の違いを紹介させていただきます。全てロフト58度のものを打ちました。

Sグラインド|万能スタンダード

まずは「Sグラインド」。これはスタンダードソールということで、フルショットからグリーン周りまで広くカバーできるソール形状。

スクエアにも打ちやすいし、開いても打てますね。振るショットした時のバウンスの当たり方もいいのでどんなシチュエーションでも使いやすいです。

Wグラインド|ワイドでやさしい


「Wグラインド」。これはワイドソールです。ソール幅が広くバウンス角も大きいのでダフリのミスに強く、ソールが滑ってくれるので寛容性の高いソールですね。

開いて使うというよりは、シンプルにスクエアに構えて使うソールだと思います。バンカーでもスクエアのままで使えますね。

Bグラインド|低バウンス×安定感


「Bグラインド」。これはバウンスソールということだそうです。ワイドソールながら、バウンス角が8度という小さいソール形状。ソールは滑ってくれますが、バウンスが効き過ぎないので、薄い芝や硬い地面でも使いやすいです。

硬いバンカーにもいいですね。スクエアなままでもある程度オートマチックに使えるし、開いても使えます。


Hグラインド|開いて使うならコレ

「Hグラインド」。これはハーフムーンソールということです。トウ側とヒール側のバウンスが落としてあり、フェースが開きやすくなっています。

鋭角にヘッドを入れてテクニックを使いたい人向け。スクエアにも使えますが、フェースを開いた方が使いやすいソールですね。バンカーでもフェースを開いて使うタイプで、距離感を出しやすいです。少しスキルのある人向けですね。

Tソール|上級者の武器


「Tソール」。これはシンソールということで、一番バウンスが少なく薄いソール形状となっています。これは状況に応じてフェースを自在に操りたい人向けのソール形状。

スピンをかけたり、ロブを打ったりと色々やりやすいです。しかしミスに対してはシビアなので、上級者向けと言えますね。プロが好むタイプのソールです。

Eグラインド|名器EYE2の系譜


「Eグラインド」。これは名器と呼ばれる「EYE2」ウェッジのソール形状を再現したようなソールです。少しグースも入った形状になっています。

とにかくバンカーショットがとても優しく打てるソールで、スクエアに構えて打つだけでエクスプロージョンショットができます。芝からでもテクニックを使うというよりはシンプルに打つだけで優しく使えます。

どのモデルもスピン性能は抜群

6種類のグラインドを打ち比べましたが、バウンスの当たり方が違うというのをしっかり感じられました。弾道の高さがほんの少し変わったりしましたが、どのモデルもスピン性能は抜群。フェアウェイからはキュキュッとスピンが入るし、ラフからでもキュッとスピンがかかってくれます。フェースにしっかりと乗るというか、食いつくような感覚があって、テクニックを使わなくてもスピンが入りやすい。

また、58度のモデルは溝の本数が多くて、構えただけでいかにもスピンがかかりそうです。一番下の溝が長くなったことでフェースの向きも分かりやすくなり、目標に対しても合わせやすいです。

僕が気に入ったのははハーフムーンソールの「Hグラインド」僕は少しだけフェースを開いて使うことが多いので、このソールの地面への当たり方が気持ちよかったです。バンカーでもフェースの開き具合でバウンスの効き具合や距離感を合わせやすいし。

おすすめとしては、やはりシンプルに優しく打てる「Wグラインド」とかいいと思います。ダフリに強いので、芝やバンカーから優しく打てますよ。もう少し開いたりもしたいんだよねって人には「Bグラインド」もいいんじゃないかと思いました。

しかしね、これだけグラインドの種類があると、正直ひとつに絞るのは難しいですよね。全部を打ち比べるのもなかなか機会がないし。そこでおすすめなのがPINGの公式サイトにある「WEBフィッティング」です。いくつかの質問に答えるだけでおすすめのソールグラインドとロフトの組み合わせを選んでくれるんです。

これね、僕も試打した後に知ったのですが、なかなか良くできてる。試してみたところ、なんと試打で一番気に入った「Hグラインド」がおすすめということになりました。これにはちょっとビックリ。あくまでもWEB上でのフィッティングですが、グラインド選びの参考にはなると思います。これでおすすめグラインドを見つけてから、ショップなどで試打するというのもいいんじゃないでしょうか。

実はすごい!アプローチを助ける専用グリップ

「S259」ウェッジはグリップもすごいので紹介しておきますね。ウェッジというのは短く持ったり、フェースを開いたりと、いろんな打ち方をするものです。その時のためにグリップに色々なラインが入っているんです。グリップエンドには短く持つ時に目安になるラインが入っています。1段階短く持つごとに4ヤード飛距離が落ちるようになっているそうです。

またグリップに縦に入ったラインはフェースの開き具合を調整できるようになっており、これは1メモリで15度フェースの開閉度を調整できるようになっているそうです。グリップの先端にはハンドファースト具合の目安になるラインも入っており、弾道の高さを調整できるようになっています。これらのラインを使うとアプローチがシンプルになるし、ミスになる確率も減らせそうです。このグリップはよく考えられているな~と思いました。

今回「S259」ウェッジをコースでがっつりと試打しましたが、まずはスピンがしっかりかかることに驚きました。グラインドもいろんな種類があり、自分の打ち方や、使い方に合わせたものを選べばかなりの武器になってくれると思います。みなさんもWEBフィッティングを含め、自分に合うグラインドを見つけてください。

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。

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