1. TOP メニュー
  2. ゴルフ知恵袋
  3. PGAツアーでは1クラブから約30センチに変更。国内では? プリファード・ライの正しい処置方法を教えます

PGAツアーでは1クラブから約30センチに変更。国内では? プリファード・ライの正しい処置方法を教えます

ゴルフのルール&マナー

2026/02/11 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

今回は、今シーズンから採用されているPGAツアーにおけるローカルルールの変更点について紹介しましょう。今回紹介するのは、プリファード・ライの際のボールを動かせる長さ。この機会に、プリファード・ライとは何か、またその処置方法についてしっかり確認にしておきましょう。

プリファード・ライが採用されているかどうか、及びその範囲はローカルルールをチェック

プリファード・ライとは、コースのコンディションが悪いときに適用されるローカルルールです。ボールがぬかるみにはまり、「とてもじゃないけど打てない」というときに、「ボールを拭いて、状態のいいところに置いてもいいよ」という救済処置です。

PGAツアーで変更されたのは、“ボールを動かしてもいい範囲”。2025年シーズンまでは、“1クラブレングス以内”となっていたのですが、2026年シーズンからは、“PGAツアーで使用されるスコアカードの長さ(11~12インチ/28~30センチ)の範囲となりました。

「1クラブからいきなり12インチなんて、ちょっとやり過ぎじゃないのか?」と思う人もいるかもしれませんが、DPワールドツアー(欧州ツアー)では以前から12インチ内を採用。また、PGAツアーを戦うプレーヤーからも、「1クラブも動かしていいとなると、ロケーションも大きく変わるので、公平性が失われるのでは?」という声が挙がっていたようです。

「球が動いたことに気づかずに打ってしまった」―以前は2罰打、2026年からはどうなる?

R&AとUSGAが2026年1月1日から採用できる、いくつかの「ローカルルールひな形」を発表しました。今回はその中から、これまでも...

あわせて読みたい

さて、PGAツアーが変更したのは分かりましたが、我々アマチュアゴルファーはどうしたらいいのか?

冒頭にも触れたように、そもそもプリファード・ライはローカルルール。ゴルフ場や大会競技委員会、コンペの主催者などが規定するものなので、「PGAツアーが12インチだから、同じようにしよう」という訳にはいきません。

国内の競技会では、6インチ(約15.24センチ)が採用されるのが一般的。まれにコースの状態(ぬかるみが広範囲にわたっているような状態)によって1クラブレングス以内となる場合もありますが、基本は6インチと覚えておいたほうがいいでしょう。

仲間内のラウンドでは、「今日は6インチOKでいこうか」ということもあるでしょうが、競技に参加する際は、ルールを最大限に活用するためにも、必ず事前にその日のローカルルールを確認するようにしましょう。

グリーンでパター以外のクラブを使うのはNG? それ、ローカルルールかもしれません

ラウンド中にパターが破損してしまった……。そんなとき、どうすればいいかご存じかな? プロのトーナメントでは、過去にはパタ...

あわせて読みたい

特に気を付けなければいけないのは、コンディションが悪くても、プリファード・ライが採用されず、「リフト&クリーン」と呼ばれる救済処置が採用されている場合があることです。リフト&クリーンというのは、プリファード・ライと同じようにボールを拾い上げて拭くことができるのですが、元の位置に置くこと(リプレース)ができるというローカルルール。過去、ツアーでも、リフト&クリーンと記されているにも関わらず、プリファード・ライの処置を取ってペナルティを科せられた選手も。うっかりミスを防ぐためにも、ローカルルールの確認は必要です。

最後にプリファード・ライでの処置方法をおさらいしておきましょう。

最初にボールがあるところにティなどでマークします。そのあと、ボールを拾い上げ、泥や水滴を拭き取ります。次に、マークしたところからホールに近づかず、かつローカルルールで定められた範囲の中にボールをプレースします。このときドロップはしないように。

また、一度ボールを置いたらインプレーになるので、置いたときにボールが沈んでも置き直しはできないので注意してください。

次打はどこから打てばいい? 間違えやすい黄杭と赤杭の処置の違い

先日の国内女子メジャー第3戦「日本女子オープン」で、同組で回っていた2人の選手がルールの勘違いから失格になりました。彼...

あわせて読みたい

ショット地点で、使わないクラブをポイ。でもその置き場所を間違えると、2打罰になるって知ってた?

セカンド以降は、クラブを2~3本持ってボール地点に行くというのが今や常識ですが、使わないクラブはどこに置けばいいかご存...

あわせて読みたい

サブグリーンの上からボールを打ったらペナルティーになるの?

“サブグリーン”というと、何となく「使っていない方のグリーン」という響きがあって、グリーンの一種と思ってしまう人もいる...

あわせて読みたい

真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。