「アイアンマン」たちに学ぶアイアンの打ち方と上達のヒント|第3回
アイアン上手への道はこの一歩から!
アイアン使いの巧者と言えば、すぐ思い浮かぶのが、大人気イベント「アイアンマンカップ」に出場する鉄人たち!アイアンを自由自在に使いこなす彼らの“こだわりポイント”を聞けば、アイアン苦手ゴルファーたちの上達のヒントが見えてくるはず!!
3人の“打ちこなし術”は意外にもシンプル!ぜひお試しあれ。
●序 章:アイアンマンたちに聞く、最も重視しているポイント
●第1回:アイアンマン畠山さんの打ちこなし術
●第2回:アイアンマン日永さんの打ちこなし術
●第3回:アイアンマン山本さんの打ちこなし術
●第4回:本誌未公開! 畠山さんの「練習法」
●第5回:本誌未公開! 日永さんの「練習法」
●第6回:本誌未公開! 山本さんの「練習法」
鉄人(アイアンマン)山本さんの打ちこなし術は、「左足体重」をキープして打つこと!
プレッシャーのかかる場面でもきっちり打てるようになります!
以前はプレッシャーがかかると下半身が動きすぎてオーバースイングになって、すくい打ちになるクセがありました。これを防ぐため、アドレスした時点で少し左足に体重をかけ、その状態を保って振るようにしたら、アイアンのバラつきがなくなり絶好調! 特にトップでの左ヒザの位置を意識しています。
以前は、緊張するとオーバースイングに……!
初心者のころは、力が入るとすぐにオーバースイングになり、結果、インパクトではすくい打つ形になりミスを招いていました。左足体重を保つことで、このクセを抑えられるようになりました!
おすすめドリル|右足をツマ先立ちにして素振りをすると感覚がつかめる!
軸のブレを感じたら、ラウンド中のちょっとした待ち時間などに、右足をツマ先立ちにした「左足1本素振り」を行なって確かめています。
プロが鉄人たちのアイアン“打ちこなし術”をCHECK
左足体重なら理想的な“ダウンブロー”軌道に!
トップの「左ヒザ」の位置でスイング軌道は決まります。球より右ならクラブは少し下から、左ならクラブは上から鋭角に下りてきます。この状態を自然と作り上げているところはさすがですね!
ドライバー|アッパーブローで打つため、トップで左ヒザはボールの右
アッパーブローに打ちたいドライバーは、重心を右に置きたいので左ヒザを動かしてOK。
アイアン|ダウンブローに打つため、トップで左ヒザはボールの左
アイアンは左ヒザの位置をキープして、クラブを上から下ろせる体勢を作るのがカギ。
●アイアンマン
山本 剛さん(48歳)
・ゴルフ歴10年
・平均スコア85
・ベストスコア74
5番アイアン 180ヤード
7番アイアン 150ヤード
●解説
深澤 治
(シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部)
1962年4月12日生まれ。
山梨県出身。1990年プロ入り。成城ゴルフクラブ(東京都世田谷区)、アイリスゴルフクラブ(山梨県甲府市)でもレッスンを行なっている。
【アイアンマンってどんな人?】
アイアンのみを担いで27ホールラウンドする名物イベントに出場する強者たち!
本誌名物企画「アイアンマンカップ」に出場する鉄人たちのこと。使用クラブはアイアン、パターの9本以内。真夏の炎天下の中、バッグを担いで27ホールをセルフプレーする、まさに真夏の祭典「鉄人」コンベ。今年も7月、8月に開催。詳しくは「アイアンマンカップ2019」にアクセスを!
取材協力/シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部
GOLF TODAY本誌 No.565 44~51ページより
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