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トップアマのゴルフ練習法|腕に入った力をほぐすリハビリドリル

2020/12/25 ゴルフトゥデイ 編集部

ミスを怖がって当てにいけば手打ちになってさらにミスが増える。悪循環を断ち切り、悪いクセが身につかないようにするためには早めの対処が肝心。坂輪さんが習慣にしているリハビリドリルをご紹介する。

GOLF TODAY本誌 No.583/105ページより

坂輪成章さん
(さかわ なりあき)
1979年6月25日生まれ。千葉県出身。「日刊アマ関東大会社会人」3連勝(2016〜18年)。「千葉県ミッドアマ」2勝(16、18年)。ドライバー平均飛距離260ヤード。ベストスコア63。

でんでん太鼓のイメージでハーフスイング

腕をゆるめて腰が回り始める前にクラブを早く真下に落とす(右)。手を使って当てにいくのではなく、腰の回転でヘッドをボールに届かせる(左)。

上からぶつけないよう、ボールの下のスコアカードごと払うイメージで打つ。

坂輪さんは自分のタイミングで打てる9Iを使用。「9Iで50球ほど打ちます。いろいろな番手を5球ずつ打つよりも効果があると思います」

クラブを落とすよりも早く腰が回る(右)。そのままだとヘッドがボールに届かないので手で当てにいくことになる(左)。

ラウンド前より ラウンド後の練習が大事

特に競技ではミスをしたくない気持ちから、無意識に上からぶつける打ち方になります。その結果、手が浮いて球が右に行ったり左に行ったり。そのクセを次のラウンドまで引きずらないよう、ラウンド後は必ず腕の力をゆるめる練習を行っています。

練習はハーフスイングで。スピードを上げようとすると腕を使ってしまうからです。肩から指先まで動かす意識はほとんどなく、クラブを握っているだけ。腕の力を緩めて、体のターンで振ります。腕は体の回転についてくる。

クラブを落とすのと体の回転を分けて考えるのがコツです。クラブを落としながら回そうとすると回す方に意識がいくので手が浮きやすくなります。腰は少し我慢して、クラブを落としてから回します。使うのは9I。タイミングがつかみやすい長さだし、飛距離が1Wの半分なので基準になるからです。

坂輪流飛ばし術

手の役割は回すことでなく落とすこと

1Wでもコツは同じ。腕でする仕事はクラブを早く落とすことだけ。体の正面にクラブを持ってくるのは回転です。

スコアアップアイテム

ペットボトル

クラブを低く出す動きを身につけるために、ボールの前後に砂や水を入れて重くしたペットボトルを置いてヘッドでずるずると押す練習をしています。


得意クラブ:1W
「9Iのドリルを実践すれば1Wも上手に打てるようになります」

練習回数:週2〜3回(60球)
「町の練習場には滅多に行きませんが、ラウンドした後は必ずその日の課題を練習して帰ります」

ラウンド数:年80回
「1回1回のラウンドに集中することが大事。競技の前日などは例え日曜日でもプレーしません」

過去1年のベスト&ワーストスコア
2020年10月 65 浜野GC(クラブ競技)
「よく知ったコースですが、この日はパットがよく入ったので今年のベストスコアを更新できました」

2020年 1月 85 袖ケ浦CC袖ケ浦コース(関東月例)
「冬なので軟らかいシャフトを入れたのに、けっこうガツガツいったので球が散らばってしまいました」

協力/関東ゴルフ連盟 鷹之台カンツリー倶楽部俱楽部楽部
※アマチュアにはボランティアで協力していただいています。


【トップアマのゴルフ練習法】
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