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元賞金女王・古閑美保が教える! 女子プロからの飛ばしのヒント|Vol.8 稲見萌寧

注目選手の激うまポイントとマネどころを紹介

2021/07/04 ゴルフサプリ編集部

稲見萌寧

いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。 第8回は、今年、怒涛の5勝を挙げ、20-21シーズンの賞金ランク2位につけている稲見萌寧の飛ばしの秘密と、アマが参考にしたいマネどころを紹介。ドライバーショット格上げのご参考にどうぞ!!
GOLF TODAY 本誌 No.589 104ページより

ビシッとつかまったフェードを操る女子ツアーを代表するショットメーカー。

稲見萌寧

稲見萌寧

稲見萌寧

(都築電気)
1999年7月29日生まれ。東京都出身。166㎝。A型。
18年プロテスト合格。ツアー通算7勝。
20ー21シーズンは昨年こそ1勝にとどまったものの、今年に入ってすでに5勝を挙げるなど驚異的な強さを見せている。賞金ランク2位(6月28日現在)。

ココが「稲見」流飛ばしの秘密

スイングの速さは見応えあり! 体の強さを生かした効率スイングは超一流!

ツアー1、2を争うスピーディなスイングから、ビシッとつかまったフェードを打つ稲見さん。ハイボールの大きい球が打てて飛ぶうえ曲がらない、ショットメーカーです。ひと昔前なら「体を大きく使ってクラブの遠心力と、芯に当てる技術で飛ばす」のが女子プロの主流でしたが、彼女の場合は、軸がまったくブレないコンパクトスイングから、体の強さを最大限に生かしてビシッと振り抜く「超効率スイング」。しかもアドレスがいつも狂わず正確で、ゴルフがとにかく丁寧。今の彼女に付け入る隙はありません!

稲見萌寧

ココがアマのマネどころ

ナイスショットは正確なアドレスから! 足、腰、肩を真っすぐ!この基本を再チェック。

あれだけ速く振っても再現性が高いのは、アドレスのうまさが最大の理由だと思います。どれだけいいスイングでも違う方を向いていたら台無しですからね(笑)。プロでさえ錯覚で腰や肩のラインが微妙にズレたりするものですが、彼女はどんなロケーションでもターゲットに対して正確に立てるのが強み。ここはアマチュアでも意識しやすく参考にするのにはうってつけです。私が正しいアドレス作りでオススメしたいのは、ヘッドを合わせてたら「足→腰→肩」と“下から”合わせること。ぜひ試してみてください!

稲見萌寧


古閑美保

こがみほ/1982年7月30日生まれ。167㎝。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。


取材・文/今泉純子
撮影トーナメント/2020TOTOジャパンクラシック、2021明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント
撮影/JGMA、中野義昌


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