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ミスターフェアウェイ稲森が挑む、歴代最高記録に注目!

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.99

2021/10/10 ゴルフサプリ編集部

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.99

5シーズン連続フェアウェイキープ率1位を継続中の稲森佑貴が同部門の歴代最高記録に向けて突き進んでいる。ディフェンディングチャンピオンとして臨む今週の日本オープンでも圧倒的な精度を武器に大会連覇を目指していく。

ミスターフェアウェイ稲森が挑む、歴代最高記録に注目!

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.99

ミスターフェアウェイの精度にますます磨きがかかっている。稲森の今季フェアウェイキープ率は77.29%(バンテリン東海クラシック終了時)。これはもちろん部門トップである。2位白佳和は69.67%だから、その差は7.62ポイント。まさに独壇場である。

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.99
日本ゴルフツアー機構HPより

それだけではない。男子ツアーで2001年に計測を始めたフェアウェイキープ率の歴代最高記録は2018年に稲森自身がつくった73.69%。今季はこれを大幅に更新しそうな勢いなのだ。

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.99

今季、ラウンドごとのフェアウェイキープ率100%をマークしたことが7回。すでにシーズン自己最多(これまでは2018年の5回)を塗り替えている。

ティショットの好調ぶりは成績にも表れている。今季は昨年の日本オープンで優勝したほか、2位が1回(2021年日本プロ)、3位が2回(2020年ダンロップフェニックス、2021年長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ)。賞金ランキングは5位につけているのだ。

そして迎えるのが今週の日本オープンである。稲森にとっての初優勝が2018年の日本オープンで2勝目が昨年の日本オープン。ツアー2勝がともに日本オープンなのである。フェアウェイキープがより重要性を増す舞台で、持ち味を最大限に発揮しているといえるだろう。

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.99

2018年の日本オープンは4日間でフェアウェイキープ率86.6%という非常に高い数字をマークして部門1位。特に最終日は100%を叩き出して初優勝の原動力となった。

昨年の日本オープンでもフェアウェイキープ率は部門1位(78.57%)。これが75.00%という部門1位の高いパーオン率につながり、難コースでの混戦を制してみせた。

連覇を成し遂げれば4年間で3勝の固め打ち。これは日本オープンでは過去に宮本留吉が記録(1929〜32年の4年間で3勝)しているだけの快挙である。果たして結果はいかに。

稲森佑貴ここ6シーズンのフェアウェイキープ率

シーズン フェアウェイキープ率 部門順位
2015年 69.61% 1位
2016年 71.66% 1位
2017年 70.83% 1位
2018年 73.69% 1位
2019年 69.39% 1位
2020〜21年 ◇◇% 1位

※2020〜21年はバンテリン東海クラシック終了時


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。

撮影トーナメント/2021日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ
撮影/相田克己



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