元賞金女王・古閑美保が教える! 女子プロからの飛ばしのヒント|Vol.17 山路 晶
注目選手の激うまポイントとマネどころを紹介
いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。 第17回は昨シーズン導入されたメルセデスランキングによるシード権を獲得した山路晶の飛ばしの秘密と、アマが参考にしたいマネどころを紹介。ドライバーショット格上げのご参考にどうぞ!!
GOLF TODAY 本誌 No.598 120ページより
下半身のバネを使って大きな飛距離を生み出す新生・飛ばし屋!
山路 晶
(森六グループ)
1998年9月10日生まれ。宮城県出身。
166㎝。B型。19年プロテスト合格。
渋野日向子、原英莉花らに代表される98、99年生まれの「黄金世代」。
新たに導入されたメルセデス・ランク50位までに与えられるシード権を獲得(同ランク47位)。
20ー21年賞金ランク55位。
ココが「山路」流飛ばしの秘密
コンパクトなトップながらジャンプアップでヘッドが最大限に走るから飛ぶ!
山路さんはプロとしては細身ながら、見事なビッグドライブを放ちます。20ー21年の平均飛距離データをみても250.61ヤードで堂々のランク7位。その秘密は、何といっても「地面反力」を上手に使っている点にあります。手を低い位置に収めた非常にコンパクトなトップから、沈み込みながらグッと踏ん張ってダウンスイング、そこから両足のカカトが浮くほどジャンプアップして一気にフォローへ。この沈み込み→跳ね上がりの勢いをうまく利用することでヘッドを一挙に加速させ、大きな飛距離を生み出しているのです。
ココがアマのマネどころ
顔と球の距離は絶対キープ!蹴り上げるぶん頭を下げて確実にミート!
コンパクトなトップから下半身のバネを使って大きな飛距離を生み出すのが彼女の特徴だとお話ししました。ただし、この蹴り上げるタイミングはなかなか難しいもの。決して無理はせず挑戦してみてください(笑)。ポイントは蹴り上げるぶん、頭をぐっと下げて、顔とボールの距離をしっかり保つこと。蹴り上がりとともに上体まで伸び上がっては、ヘッドがボールに届かず元も子もありません。下半身主導を念頭に置き、腰を先行させて回しながら蹴り上げることで、貯めたパワーを効率よくボールに伝えられるはずです。
こがみほ/1982年7月30日生まれ。167㎝。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。
撮影トーナメント/2021アース・モンダミンカップ
撮影/相田克己
アドミラルゴルフのウェアで今年の初戦に挑む堀琴音と山路晶
ギャラリーやテレビを観戦するファンを楽しませてくれるのは素晴らしいプレーだけではない。女子プロゴルファーならではの華...
元賞金女王・古閑美保が教える! 女子プロからの飛ばしのヒント|Vol.12 吉田優利
いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。...