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ゴルフと日焼け1|顔の深いシワはゴルフで日焼けした後遺症!?

生涯スポーツ・ゴルフと健康「末長くゴルフを楽しむために」|第13回

2022/05/20 ゴルフサプリ編集部

ゴルフ,傘

五月晴れや梅雨の晴れ間は、最高のゴルフ日和です。フェアウェイに飛び出して快晴のラウンドを存分に楽しみたいものですが、日焼け対策を忘れると大変なことに…。日焼けを引き起こす紫外線量は5月、6月から夏にかけてピークを迎えます。しっかり予防して、肌もゴルフも、はつらつさをキープしましょう。

肌の老化防止は20代、30代から始めましょう

紫外線量は5月、6月から急激に増加

ゴルフ, 日差し

日焼けを引き起こす「張本人」である紫外線の量は、4月から9月までの6カ月で1年の約80%になるといわれています。特に、五月晴れや梅雨の晴れ間など急に天気がよくなるときは、まだ紫外線への耐性ができていない時期です。日常生活でもさることながらゴルフ場の強い紫外線をそのまま浴びてしまうと、日光過敏皮膚炎を招くこともあり、皮膚へのダメージはむしろ真夏より大きくなるかもしれません。5月、6月から日焼け対策をしっかり行なってラウンドを楽しむことが大切です。

肌の老化を進め、発がんリスクも高める

なぜ、そんなに日焼け予防が必要なのでしょうか。皮膚科の専門医である松本美緒先生(五反田・サザンガーデンクリニック副院長)に日焼けのメカニズムとともに教えていただきました。

「日焼けはおもにUVBという種類の紫外線を浴びることによって起こり、肌の老化を引き起こします。急性のものは、表皮が炎症を起こして浮腫になるのが特徴です。日光を浴びて6時間から24時間をピークに日光斑が痛みや灼熱感を起こしたのち、落せつといって皮がむけ、色素脱失とよばれる色素沈着を起こします。紫外線を長時間浴びた場合は高熱を伴うこともあり、やけどに準じた治療を必要とします。

一方、慢性といわれるものは、長期間にわたって紫外線を浴びることにより皮膚ひいては体の免疫力を下げてしまいます。免疫力が下がるため、じん麻疹やヘルペスが出ることもあります。最悪は皮膚がんの要因にもなりえます。これまで浴びた紫外線の量が多いほど発がんリスクは高まりますので、男性の方もぜひ日焼けを予防する心がけをしましょう」。

ゴルファーの中には「日焼けしている方がゴルファーらしいです。将来シミになったって、男だから別に気にしませんよ」という方もいますが、皮膚はれっきとした体の一部です。単に外見の問題だけでなく、皮膚の健康を保つには、紫外線によるダメージを最小に抑えるのに越したことはないのです。

また一緒に行動をして同じように日焼けをしても、少し赤くなってから日焼けが皮膚に吸収されるかのように濃くなる人と、皮膚が真っ赤になって数日で冷めてしまう人とがいます。この違いはなぜ起きるのでしょうか。

「持って生まれたスキンタイプが違うからです。前者のように日焼けしやすく濃くなりやすいのは、Ⅱ型・Ⅲ型です。後者はⅠ型です。Ⅰ型は紫外線に弱い肌タイプなので、皮膚が真っ赤になって熱をもち、ひどいときはやけどをしたのと同じように痛みます。このタイプは他より発がんリスクが高いため、日焼けを警戒し、十分な予防を行なってください」(松本先生)。

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紫外線によりシワの元がたった2分で発生!

ゴルフ,傘

外見の問題についても、「日焼けをすると後でシミができやすくなることは知っています。シミくらい、できたっていいですよ」と思い込んでいる方がいらっしゃいますが、それだけではありません。

「シミよりシワの方が早く起こります。というのも、紫外線に当たって早いと2分でコラーゲンの破壊酵素が出るからです。シワの元がたった2分で発生するわけです。『シミができたって気にしないから、日焼け止めは塗りません』という方は、すでにシワが多いこともありますね。日焼けが原因でできるシワは、乾燥によってできるシワや表情ジワとは異なります。コラーゲンが破壊されたことにより真皮の深いところにできるシワで、真正ジワと言われます。そういうシワは隠せないのです。また、シミは、紫外線の曝露によって表皮細胞のメラノサイトの数が増えると生じます。メラニンを作る活動が盛んになって色素が増えた結果、日光黒紫といわれるシミが増えるのです。表皮全体が厚くなり、くすみの原因になり顔色にも影響します」。

シワもシミも皮膚が受けたダメージの結果であり、多くできるほど外見も老けて見えるのですね。

20代、30代の若いうちこそ予防が大事

ちなみに「若い頃は日焼けをしても秋口にはいつの間にか白く戻っていたのに、年をとるにつれて日焼けがなかなか消えません」と、多くの方がいいます。その傾向は、松本先生によれば、

「消えないのは蓄積された紫外線でしょう。昨日今日の日焼けではなく、皮膚の奥に刻まれてしまっているのです。そうならないように、できるだけ20代、30代の若いうちから日焼け対策をしっかり行なっていただきたいですね」。
 
中高年の方はもう遅いと思うかもしれませんが、あきらめることはありません。気づいた時からしっかりと日焼け予防を始め、老若男女関係なく皮膚を若く健康に保ちハツラツとしたゴルファーでいたいものです。

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日陰でもカートでも曇りでも紫外線を浴びている!

ゴルフ

ところで、日本のゴルフ場は比較的山の付近に多いのですが、紫外線量は標高が1000メートル上がると12%多くなるとされています。例年、女子プロゴルフトーナメントが行われる長野県の軽井沢72ゴルフ周辺の標高はおよそ940〜950メートル。東京の湾岸エリアと比べると紫外線量は約10%多いといえます。高原のリゾートコースは真夏でも涼しいだけに紫外線が多いことを忘れがちですから、油断しないように注意しましょう。

油断といえば、「ゴルフ場では日傘をさしますし、自分の打順が来るまで日陰で待つか、日陰がなくても屋根付きカートに乗っているので大丈夫です」という方も要注意。日陰では、紫外線量はひなたの半分以下です。確かに少なくはなりますが半分近くはあるため、日陰にいても、カートに乗っていても、曇りの日でも日焼けしてしまうというのです。

ゴルファーは、コースに出ている間の4時間以上ずっと、紫外線のシャワーを浴び続けているのと同じようなものですね。日焼け予防をしっかりしないととんでもないことになってしまいます。

次号は、日焼け予防には絶対欠かせない日焼け止めについて、多くの方が勘違いしていることや正しい選び方のポイントを松本先生に教えていただきます。

【日焼けのまとめ】
(1)原因
 おもに紫外線B波(UVB)

(2)シミができるメカニズム
 紫外線の刺激

メラノサイトが増加・活性化

黒色メラニンの生成・蓄積

シミ(日光黒紫)

(3)シワができるメカニズム
紫外線

コラーゲンが破壊される

シワ(真正ジワ)

(4)紫外線と標高の関係
標高が1000メートル上がると紫外線は12%強くなる

(5)ゴルフ場での注意点
日陰、カート、曇りの日でも紫外線を浴びている

撮影/JGMA
撮影トーナメント/2020NEC軽井沢72ゴルフトーナメント

松本美緒
サザンガーデンクリニック副院長(東京都品川区)
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。順天堂大学病院、文京区慈愛病院、巣鴨皮膚科医院勤務を経て、2008年京成小岩皮膚科クリニック院長、2010年9月から現職。長年にわたり皮膚科一般外来および脱毛症専門外来等に携わる。小児皮膚科、大人のスキンケア、脱毛症、アトピー性皮膚炎、じん麻疹、ニキビ等を専門とする皮膚科のスペシャリスト。幅広い患者さんに丁寧な診察とわかりやすい説明で接し、厚い信頼を得ている。


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