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LIV GOLFツアーはエンターテイメントを、PGAツアーは世界最高峰のゴルフを楽しむ場所

レックス倉本のGOLFアメリカンな話”ちょっと聞いて〜や‼︎”/第26回

2022/06/18 ゴルフサプリ編集部 レックス倉本

先週はLIV GOLFの初戦が開催されるということでゴルフ界には多くのビックリ記事が並びました。どんな試合になるのか、皆さんも興味津々だったのではないでしょうか。私は同週に行われたPGAツアーのカナディアンオープンの解説を担当していたのですが、優勝したマキロイ の21勝目にかける思い、そして実際に私がLIV GOLFを観て、今回の騒動に対する考察と提案をしてみたいと思います。

PGAツアーとLIV GOLFツアーが共存するために

まず、カナディアンオープンについて。この試合はカナダのナショナルオープンでナショナルオープンとしては全英オープン、全米オープン、南アフリカオープンに次いで古い歴史のある試合です。パンデミックで今回が3年ぶりの開催ということでカナダのゴルフファンも大勢会場に訪れすごく賑やかな試合となりました。

優勝したのはその3年越しの連覇を果たしたローリー・マキロイ 。通算21勝目となる勝利にいつも以上に大喜びする姿が印象に残っています。通算21勝目というのはPGAツアーでは31番目でそんなに大喜びするほどでもないかと思うのですが、なぜマキロイが今回の21勝目をあんなにはしゃいで喜びをあらわにしていたかというと、通算20勝で並んでいたLIV GOLFのCEOでもあるグレッグ・ノーマンを抜いたからなんです!マキロイはノーマンに相当敵対心を燃やしていて何がなんでも21勝目をあげてノーマンを追い越したかったんです。

そして、そのLIV GOLFの第1戦が先週行われました。私もYouTubeで観ました。高額賞金のことやPGAツアーとのグダグダについてはもうみなさんたくさんのニュースでご存知だと思いますが、まず私の試合の中継を観ての率直な感想は、チーム戦があって番組の作り方も工夫をしていてゴルフのゲーム自体は面白かったです。ただPGAツアーのカナディアンオープンでのマキロイ 、トーマス、フィナウたちの戦いと今回のLIV GOLFのプレーを比べたら、やっぱりPGAツアーは世界最高峰のトーナメントです。世界ランキング上位者たちの中身の濃い勝負が行われ見応えがありました。

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一方、LIV GOLFも白熱した勝負にはなっていましたがマキロイ 達の戦いと比べるとかなり劣ると思います。ただ、このLIV GOLFの試合をエキシビジョンと考えるとそれはそれで面白いゲームだと思います。エキシビジョンの試合と言えば、最近では年末のサンクスギビングの週にタイガーとミケルソンが15億円をかけて勝負をしたザ・マッチがあります。そのザ・マッチの48人バージョンだと思ったらそれはそれで面白いと思いませんか。

そこで私の提案です。LIV GOLFに参戦している48人は将来的に入れ替わっていくんだろうと思いますが、その48人で4人1組のチーム編成なので12チームありますが、将来的に48人のうち12人をシニアの選手とLPGAの選手を加え、レギュラーツアー3人にシニアかLPGAからひとり入れた4人のチームを作り、シニアとLPGAはそれぞれ前のティーからプレーして競いあうフォーマットにするとかで趣向を凝らすと、かなり面白い試合になると思います。

54ホールの試合にして今までのトーナメントの概念をすべて外して新しい方式でやる方向でLIV GOLFツアーが進んでいったら、PGAツアーとの共存も十分可能だと思うんです。いちばんのPGAツアーの間違いはLIV GOLFに対して全面抗戦の構えで対応しているということ。LIV GOLFに参戦したPGAツアーの選手に一時的に試合出場停止処分を与えましたが、コレは法的手段に出られるとかなり不利になるのではないかと私は思います。さらに言うと、今からプロゴルフの世界に入ってこようとする人たちのことを思うと、LIV GOLFのような巨額な賞金が動くマーケットが構築されようとしているのに、その可能性を潰そうとするということは、今からの選手達の芽を摘むのと同じようなことになると思います。

今、PGAツアーに育ててもらった選手達がPGAツアーにロイヤリティーを感じてツアーを支えることは素晴らしいと思いますが、と同時に今からの選手のことも考えてあげて欲しいと思います。そういう意味からも、PGAツアーは世界最高峰のレベルのゴルフを観る場所、LIV GOLFツアーはエンターテイメントを観る場所と分けたら両者うまく棲み分けができるのではないでしょうか。PGAツアーのモナハンコミッショナーには共存の道は今のところないように思いますが・・・。いろんな意見がありますが皆さんはどう感じたでしょうか。

まだまだここに書ききれなかったさらに詳しい話の続きは、下記「レックス倉本のBYTC GOLF」のYouTube動画で引き続きお楽しみ下さい。今回は初の顔出しでお届けしています。Podcast、Anchorでも配信中。「レックス倉本」で検索してください。

▼レックス倉本 プロフィール
本名は倉本泰信(くらもとやすのぶ)。1991年プロゴルファーに転向/コメンテーター歴14年広島出身。広島カープの大ファン。毎朝、目覚めとともにカープの試合状況をチェックするのが日課。大学時代をアメリカで過ごしたとき、唯一日本のブリヂストンのボール”Rexter”を使っていたのでゴルフ部のチームメイトから”REX”(レックス)と呼ばれるようになる。アマチュアゴルファー時代は、広島県の瀬戸内高校ゴルフ部からアメリカのオクラホマ州立大学を経てイーストテネシー州立大学ゴルフ部で腕を磨く。在学中には2度オールアメリカンに選出され、1990年に日本アマチュア選手権優勝、全英オープン出場を果たす。大学卒業後、1991年に日本のプロテストを合格しプロデビュー。その後、ヨーロピアンツアー、カナダツアー、アジアツアー、日本国内ツアー(1995年2部ツアーの賞金王に輝く)に参戦。2007年より米国ゴルフチャンネルでUS PGA Tour 、European Tour、US LPGA Tourなどのコメンテーターとして活躍。現在はフリーランスとしてGOLF TVでの解説のほか、 NHK、WOWOWでUS PGA Tour、US LPGA TOURの現地レポーターとしても活躍中。

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