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90切りは、自分のキャリーを正確に知ることから始まる
スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.42 マネジメント編
90切りを達成する条件の一つに、自分にとって都合のいい状況をなるべく多く作り出すことがあげられる。ミスが出にくいクラブ選択やネガティブな思考を消すなど、すぐに出来そうなことなら直ちに実行してみよう。80台のスコアはもうすぐだ!
ゴルフトゥデイ本誌602号/108〜109ページより
トータルの距離よりキャリーの距離を知ることが重要
自分のキャリーを正確に知っておけば池越えのホールなどでクラブ選択のミスがない
「このクラブでピッタリの距離だ」と思ったのにショートしてしまった。ナイスショットのはずが全然届かなかった。そんな失敗が多い人は、自分の飛距離を過信していませんか?
「250ヤード飛ばせる」なんて豪語していた人が、実際は練習場の200ヤード先のネットに辛うじて届いたということがザラにあります。結局はキャリーとランのトータルを自分の飛距離と思い込んでいる人が多いのです。
アイアンも同様で、自分のキャリーの数値を正確に把握しておかないと池越えやバンカー越えのショットなどでクラブ選択を間違えて大叩きしてしまいかねません。たとえばピンの位置が手前側で、ピンまでの距離は140ヤード。しかもグリーンのすぐ手前は池といった場面を考えてみましょう。「140ヤードなら8番アイアンで届く」と即座に思うかもしれません。でも実際のキャリーが125〜130ヤードだとしたら手前のグリーンエッジにも届かず、池に打ち込んでしまう危険性大です。多くのアマチュアはプロたちのようにスピンで止めることはできないので、キャリーで届くクラブを持ちましょう。
「自分の距離の〝過信〞をなくせばスコアがどんどん良くなります!」
グリーンの状態でランが多く出たり、すぐに止まったりすることもある。トータルの距離はあまり重視せずに、自分のキャリーを把握した上で状況にマッチしたクラブ選択を心掛けよう。(イラスト/庄司猛)
先日、「池越えで風がアゲンストのときはどうしたらいいですか?」いう質問を受けました。
私としては、風の強さにもよるけれどピンの奥までいってもいいから「このクラブだと大きいな」と思えるクラブがちょうどいいくらいだと思いますし、あとは力まないで「イチ、ニー、サーン」という感じでリズムよくスイングすることをオススメします。
でも自分の本当のキャリーを知らなくてはこのアドバイスも生きてこないのです。普段の練習でクラブごとのキャリーを正確に把握しておきましょう。そしてコースプレーではピンまでの距離よりも手前のグリーンエッジまでの距離を重視し、その上で使うクラブをジャッジしてくださいね。
伊能恵子
(いのう・けいこ)
千葉県出身。男女ツアープロをサポートするプロキャディの第一人者。現在は主に片岡大育のキャディをつとめる一方、リンパセラピストとしても活躍中。
先日は私の誕生日をお祝いして貰いました。ケーキは大好物です(笑)。
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