飛ばすも止めるも球が上がらなきゃはじまらない! ゴルフボールの革命児「クロム ソフト」のススメ
石井良介プロは、なぜ「クロム ソフト」ボールを推すのか?【PR】
キャロウェイのクロム ソフトシリーズといえば、メジャーウィナーをはじめ世界のトッププレーヤーから一般アマチュアまで、もれなく使えるツアークオリティのボール。トータルパフォーマンスの高さでは群を抜く存在だが、それがさらなる進化を遂げたという。一体どんなボールになったのか? 試打名人・石井良介プロのインプレッションを交えてその性能をチェックする。
写真/田中宏幸
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ルール限界値ギリギリの高精度・高品質!空力性能の進化でキャリーが大幅にアップ
キャロウェイのクロム ソフトシリーズに新たに投入されたのは、キャロウェイ独自のプレシジョン テクノロジー。ボール品質管理面の精度を高めたり、意図する設計をこれまで以上に高い次元で実現するための新機軸だ。
その筆頭はボール内の状態を視認できる3D X線技術。これによりコアの位置を正確に確認できるようになったほか、設計値に寸分違わぬ製品になっているかどうかもチェックできるようになったため、個体による差が抑えられ、すべてのゴルファーに均一かつ高精度のボールが提供できる体制が整った。
また、55億円あまりを投資して生産設備と工程の見直しも図った。そもそもボールには、対称性、大きさ、重量、飛びの性能などに細かいレギュレーションがある。新たな設備の導入で製作精度はより向上、従来以上にルールの限界値に肉薄するボールの生産が可能になった。
ボールの表面にはすでにお馴染み、キャロウェイオリジナルのヘックス・エアロネットワーク パターンを搭載しているが、今回はさらにTour Aeroテクノロジーをプラス。パターンを構成する六角形一つ一つの深さ等細かい部分に手を加えて空力性能をアップさせている。これらの効果が相まって弾道はより強くなり、キャリーが出るボールになっているという。
球が上がるほどスピンが増えるはずなのに、どうもそうじゃない!?
ここからは石井良介プロによる、試打測定と解説だ。クロム ソフトとクロム ソフト Xをうち比べることで、クロム ソフトには「ボールが上がりやすい」という個性があることを実証してもらいつつ、そのメリットを解説してもらう。
さっそくですが、ツアープロからの評価が高いクロム ソフト Xと、クロム ソフトのデータをドライバーショットで比べてみました。
クロム ソフト Xはクラブスピード45.4m/s、ボールに当たった時のロフトが15.5度。ボールを打ち出した角度が13.6度。トータル飛距離は273.5ヤード。
クロム ソフト Xのドライバーによる試打測定データ
クロム ソフトのドライバーによる試打測定データ
一方、クロム ソフトはクラブスピード45.2m/s、ボールに当たった時のロフトが16.1度。ボールを打ち出した角度が14.5度。トータル飛距離は277.3ヤード。
数字的に大きな変化には見えないかもしれませんが、クロム ソフトはクロム ソフト Xより打ち出しが高くなってスピンが減っており、いわゆる高打ち出し低スピンの飛ぶ弾道になっていることがわかります。キャリーの距離は同じくらいなのに、トータル距離ではクロム ソフトの方が飛ぶデータが出たのは明らかにスピン量の関係です。
でも、従来は高く上がるほどスピン量が増えるはずなのに、どうもそうじゃない。実際にアプローチで試してみると、ほどよくスピンがかかります。打ち出しが高いのにスピンが抑えられる次元までボールが進化したことを物語っています。
ただし、パワーがある人がボールを叩きたいとか、潰したいと考えると、クロム ソフトの球の浮きやすさは逆効果になります。キャロウェイの契約プロにもそんなタイプがたくさんいるはずで、そのために用意されたのがクロム ソフト X LS。叩いて潰してもスピンを抑えられ、かつスピンを活かしたアプローチもできます。
とかくボールは、柔らかめと硬めのツアーボールというパターンのラインアップですが、そこに3つめをもってきた。どれかにはハマる形を用意した心遣いを感じます。
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ローグ ST MAX ドライバーと合わせると、マックスの飛距離が出る
クロム ソフトとクロム ソフト Xを比べると、クロム ソフトの方が明らかに打球が高かった。なおかつスピン量も抑えられるのでランが出ました。この特性を自身のゴルフと合わせてどう考えるか。
例えば、低く打って転がすより、キャリーで稼いでから転がすのが今のドライバーのスタイルですが、キャロウェイにはローグシリーズをはじめスピンが少なめのヘッドモデルが多い。
そこで、そういったドライバーとクロム ソフトを組み合わせる。するとクラブとボールに共通する初速を出してスピンを抑える機能と、クロム ソフトの高さを出してくれる性能がミックスされて、最大の距離を得られるといったプロットも考えられます。
実際、僕はローグのドライバーを使っていますが、使うにあたって9度だったロフトを10.5度にしました。クラブの低スピン性能がすごく上がっていて、従来のボールだと浮ききらない、あるいは失速してローグのポテンシャルを活かせないと考えたからです。
でも、クロム ソフトのように高く打ち出せるボールにすればキャリーが変わってくるでしょう。ドライバーを替えたのに飛距離が変わらない人はボールを見直すのも手。ドライバーも進化しているけれどボールも進化しているのです。
そう考えると、最新の組み合わせで今のゴルフがガラっと変わる可能性がある。ここはメーカーの意図に乗っかってボールとクラブを見直した方がいいかもしれません。
7番アイアンで180ヤード超え。高弾道でグリーンにも止まる!
ローグ ST マックス アイアンは、どんなボールでも高く上がって飛ぶと評判ですが、クロム ソフトXを打ってみるとキャリー173.7ヤード。普段より10ヤード飛んでいます。まるでドライバーショットのような高初速でした。
ところが驚いたことにクロム ソフトはさらに弾道が高い。ロフトを立てているぶんボールが上がりやすい機能が備わっているとはいえ、これはクラブの特性だけではありません。
クロム ソフト Xのローグ ST MAX アイアンによる試打測定データ
クロム ソフトのローグ ST MAX アイアンによる試打測定データ
クロム ソフトでは打ち出し角が1度程度高くなり、さらにキャリーが伸びました。何発か打って平均値を見るとキャリーは大体同じかちょっと飛んでいるくらいですが、打ち出しの高さと滞空時間が長いというデータがとれたのでやはり高さが出ています。
もちろん高い球がすべてのゴルファーにとってメリットとは限らないので、上げたくなければクロム ソフト Xを選べばいい。選ぶ時の指標の一つ打球の高さがあることを頭に入れておくといいということ。
とにかくローグ ST マックスのヘッドにクロム ソフトはピッタリです。あれだけ上がればグリーンで止まる。しかも7番アイアンで180ヤード超え。これを活用しない手はありません。
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ボールが勝手に上がってくれるからリラックスして打てる
いわゆるスピン系のボールは打った瞬間、フェースに食いつく感じのものが多いですが、クロム ソフトシリーズ、とりわけクロム ソフトは弾き感というか、初速の速さを感じます。それでいてしっかりスピンも入るのがとても興味深いところ。いずれにしてもゴルフボールに必要な要素を高い次元で両立しています。
アマチュアの方がボールを選ぶ時は、おもに飛距離、打感やスピン量などを判断基準にすると思いますが、これからはそこに打ち出し角の要素を加えるといい。なぜなら、打ち出した時のボールの高さの違いを如実に感じられるクロム ソフトのようなボールができたからです。
加えて言うと、アマチュアの方の場合、打球を浮かそうとしてスイングを悪くしているパターンが多く見受けられます。その点、打った瞬間に高く打ち出しやすいボールなら、勝手に上がってくれるからリラックスして打てる。この好循環でゴルフは確実に楽しくなるからでもあります。
最近では、弾道測定器が設置された室内ゴルフ練習場が増えています。マイクラブとクロム ソフト ボールを持参して、普段使っているボールと比較してみるのも面白いと思いますよ。
クロム ソフト
ソフトフィールで飛距離アップと最適スピンを実現
クロム ソフト ボールは初速が出しやすいシングルコアを採用した3ピース構造。ロングショット時にサイドスピン、バックスピンが入りづらいソフトさが新しい。また、ヘックス・エアロネットワーク パターンとTour Aeroテクノロジーの効果で大きな飛びを実現。さらに、素材の配合をブラッシュアップするなど改良を重ね、アプローチ時のスピン性能もアップさせている。
ラインアップはコンベンショナルなホワイト、トリプル・トラック アライメントの入ったホワイトとイエロー、さらにホワイト×レッドのトゥルービスバージョンを加えた4種類。
クロム ソフト X
ロングショットのボール初速が向上。風に負けない強弾道が自慢
すでに前作でツアープロから高い評価を得ているのがクロム ソフト X。新作でも4ピース構造を継承しているが、ロングショットでのボール初速をより高めるべく、コア素材の配合に変更を加えた。そこに前述のセンターコア、高精度の製造工程でクロム ソフト Xの底力がアップ。風に負けない中弾道とキャリーの増加を実現して、ツアープロの満足度をさらに高めるボールになったということだ。
ラインアップはホワイトに、トリプル・トラックアライメントバージョンのホワイトとイエローを加えた3種類だ。
クロム ソフト X LS
新ウレタンカバーでトータルパフォーマンスがアップ
力強い弾道が自慢のクロム ソフト X LSは、前作同様4ピース構造ながら、新しいウレタン素材を使用したカバーを採用したところが注目ポイント。このカバーにより、グリーン周りからのアプローチでより高いスピン性能を発揮。一方、ドライバーやアイアンショットでは初速が向上しながら前作よりもややスピンを抑えるセットアップになった。そのため風に左右されず、空気を切り裂く力強い弾道でキャリーアップが望める。
ラインアップはコンベンショナルなホワイト、トリプル・トラック アライメントバージョンのホワイトとイエローも加えた3種類。
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