サイズも価格もお手軽な弾道計測器！上達に役立ちそうなGARMIN「Approach R10」を検証してみた
野村タケオのゴルフ実験室
ケースカッコいいっす！とても綺麗に収まります。
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。今回、レポートするのはGARMIN「Approach R10」という弾道計測器。弾道計測器としては、驚きの9万円以下！という低価格なのですが、測定項目が豊富で「これは使えるぞ！」という気しかしないので、使用感をレポートします！
＜取材・文・写真提供＞ ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ
ケースが秀逸だし、デザインも良い！
最近ってどこのゴルフショップに行っても弾道計測器が置いてあるじゃないですか。あれがあると、自分のヘッドスピードはもちろんのこと、ボール初速とか打ち出し角、スピン量なんかがすぐに分かる。クラブを選ぶときにとても参考になりますよね～。もし自分専用の弾道計測器があれば、クラブ選びだけじゃなく、普段の練習でも活躍してくれるな～と思うわけです。
でもね、弾道計測器ってかなりお高い。プロが使ってるようなものだと数百万円もするし、安いものは精度が心配だしね。しかし少し前に発売されたGARMINの「Approach R10」という弾道測定器の評判がいいんです。値段的にも10万円しないくらいで、なんとか手が出るかな～ってところ。
僕もずっと買おうかどうか迷っていたんですが、実は12月末までのキャンペーンで88800円が79800円（ともに税込み価格）になってるんですよ！しかも延長保証キャンペーンもやってて、通常1年保証のところが倍の2年保証に！これだけ背中を押されたら買うしかない！ってことで、買っちゃいました。さっそく使ってみた感想をレポートします！
実はこの「Approach R10」、発売される直前にお借りして少し使わせてもらったことがあったんです。その時もこの価格でこの性能なら「買い！」でしょー！ってレポートしたと思います。ただ、そのときは1～2回だけ室内の打席で使っただけで、お返ししてしまったんですね。
なので、今回はガッツリと屋外でも使ってみました。当時よりもいろいろとアップデートして機能や精度も上がっているという話なので、どんなデータが出るのか楽しみです！
まず感心するのはコンパクトで質感のいいケースですよ。やはり持ち運びするものなので、ケースは絶対に必要なのですが、このケースのできがいい！デザインもいいし、本体の収まりもバッチリ。こういうの大事なのよ。
ガーミン「Approach R10」を野村タケオが試打レビュー!
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セッティングもけっこう簡単！
本体の組み立てですが、以下の手順だけで誰でも簡単にセッティングできます。
（1）本体に三脚を取り付けるだけ。
この三脚がマグネットでピタッとひっつくから本当に簡単。角度調整とかネジを締めたりなんて手間がないから、とってもストレスフリー。本当によく考えられています。
（2）組み立てが終わったらアプリと同期。
これも本当に簡単で、前もってスマホとペアリングをしておけば、電源を入れてアプリを立ち上げれば簡単に同期します。これだけでもう測定の準備は完了！
同期が終われば打席の後ろに本体を置くのですが、ボールの後方1.8～2.4メートルに置きます。このときに本体のアライメントラインをボールとターゲットを結ぶ直線上に合わせます。クラブとかアライメントスティックとかを使えばやりやすいと思います。
これが正しくセットされていないと、データが全て狂ってくるので注意が必要です。でも慣れればすぐにできるようになるし、何発か打って、実際の弾道とデータを見比べながら少し調整すれば大丈夫です。
セッティングが終わったら、あとは打つだけ！
んで、あとは球を打つだけです！さっそく何発か打ちましたが、データはこんな感じで表示されます。
こんな小さいデバイスでこれだけの数値が瞬時に出てくるってのが凄い！飛距離とか打ち出し角、初速、スピン量なんてのは当たり前で、その他にクラブの動きも検知してくれるってとこが凄いとこ。
打球のデータだけを計測するものなら、かなり安い計測器もありますが、この価格でここまで計測できるてのが凄いです。
これがあれば自分の球が曲がったり、飛ばなかったりする要因が分かりますよね。やっぱり僕はスピン量が少し多いし、アウトサイドインからクラブが入っているんだな～ってことが分かります。
この数値を見ながら、どう打てばフック回転がかかるのか？低い球が打てるのか？そういうことを考えながら練習もできるから、上達にもかなり役立つと思います。真っ直ぐ打つだけの練習ではなく、そういう練習が本当に上達につながる練習なんですよね。
このときのショットは少しアッパーに打てていますが、アウトサイドイン軌道で左に飛び出し、少し右に戻る球。スピン量も多めですね。ヘッドスピードもボール初速も他の計測器で測ってもこんな感じなので、けっこういい数値が出ていると思います。実際の弾道にも近い感じですね。
また、これだけの数値が計測できると、クラブフィッティングにもかなり役に立ちます。何も考えずにいつも通りに打って、どんな数値が出るのかを確認するのがいいんじゃないでしょうか。
思ったよりも弾道が低いとか、スピン量が少ないとか。自分が求める数値が出やすいクラブを選ぶことができると思います。
ちゃんとした数値が出るので、めちゃ使える！
こういう計測器を使っていると、必ず聞かれるのが「正確なの？」とか「高級な計測器に比べてどう？」ってこと。正直言って、数値が正確かどうかは僕にはわかりません。何百万円もする計測器と比べてどうかってこともわからないですが、実際の球と計測で出た数字はけっこう近いような気がしています。
仮に高級な計測器であっても、実際のところ正確な数値が出ているかってのは誰にもわからないじゃないですか（正確だとは思いますよ）。なので、いちばん大事なのは一貫性のある数値が毎回出ることじゃないかと思います。
そうすれば弾道が高い低い、初速が速い遅い、スピン量が多い少ないってなことが比較できますからね。クラブの軌道やフェース向きに関しても、たとえ1～2度数値が違っていたとしても、オープンフェースでインパクトしているものは、きちっとオープンフェースの表示が出てくれればいいんです。
これが逆に出てしまったりすると全く使い物にならないじゃないですか。そういうバラツキという点では、全く問題ないし、けっこう正確に数字は出ているんじゃないかと個人的には思っています。
しかも発売されたときよりも、いろいろバージョンアップしているおかげか、けっこう精度がアップしているような気もしています。
スイング動画も自動で撮れる！
ちょっと練習場で使ってみて思ったのは、けっこう数値が厳しいよね～ってこと。え、そんなに飛んでないの？って思っちゃう。でもね、これが実際の数値に近いのかもしれませんね。お高い弾道計測器もけっこう数値が厳しいな～って思うので、それに近いのかもしれません。
あと、スピン量に関しては少しバラツキがあるのかな？とも思います。だいたい良い数値が出ているのですが、たまに少し違うかな～って数値が出たりしますね。
そして、この「Approach R10」はスマホのカメラでスイング動画も自動で撮れちゃうんです。スマホの設定さえしてしまえば、ボールを打つたびにスイングが録画されるし、その打球のデータと紐付けされているので、良い数値が出たときのスイングを確認したりできるんです。
逆に悪い球が出たときも、どこに原因があるのかってことも検証できます。僕もスイング動画を撮りましたが、この時は地面にスマホを置いて撮影しちゃたのでアングルが悪いです。すみません。
「Approach R10」のセットにはスマホをゴルフバッグに取り付けるクリップ付きのスマートフォンマウントが同包されています。これを使えば簡単に丁度いい高さにスマホを設置できるんです。この日はゴルフコースの練習場だったので、残念ながら地面に置いて撮影しちゃったんですよね。これは失敗でした。
買って良かった！そして買うなら今でしょ！
いろいろと検証しながら使ってみましたが、結果として「買ってよかった！」と思いました。安い買い物ではないですが、今ならキャンペーンで安くなっているし、1年間の延長保証もついているしね。
ドライバー1本買うくらいの価格なので、それでいろいろと自分のスイングの数値がわかったり。練習に活かせるのであれば、良いんじゃないかと思います。
キャンペーンで安くなるのは、この「Approach R10」だけでなく、腕時計型の距離計測器の「Approach S62」も含まれているんですよ～。しかも購入された方の中から抽選で200名にはいろいろなゴルフアイテムが当たるプレゼントキャンペーンもやっています。
悩んでいた方は、ぜひこの機会に！キャンペーンは2022年12月31日までですよ～。
● Approachシリーズキャンペーンページはこちら。
https://www.garmin.co.jp/event/2022/golf-campaign/
● 「Approach R10」に関してはこちらで！
https://www.garmin.co.jp/products/intosports/approach-r10/
野村タケオ
ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV！」を放送中。
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