アドレス時にヒザを曲げる&腰を落とすのはNG!股関節を前傾させてお尻を後ろに引き、ヒザはゆるめるのが飛ばしのコツ
ドラコン女王・高島早百合のぶっ飛びLESSON|あなたは今より+20ヤード飛ばせます!【Vol.16】
ゴルフ雑誌ゴルフトゥデイで掲載されている大好評・連載企画「ドラコン女王・高島早百合のぶっ飛びLESSON」の第16回は、「飛ばすためのアドレス」コツをレッスンします!このレッスンで、あなたの飛距離を+20ヤード伸ばしましょう!
GOLF TODAY本誌 No.614/110〜111ページより
ヒザを曲げるのはNG!お尻を後ろに引くからヒザが曲がって見えるだけ
ヒザは曲げるのではなく「ゆるめる」が正解!
アマチュアゴルファーの多くは両ヒザを曲げて、腰の位置が低くなってしまうアドレスになっている。
最も簡単に飛距離アップにつながるのはアドレスを改善すること。私のレッスンを受けた方でもアドレスを変えただけで、10ヤード以上も飛ぶようになったと言われる方が沢山います。
飛ばすためのポイントはヒザです。
皆さん、アドレスしたときに「ヒザを曲げて腰を落とそう」とするのですが、「ヒザを曲げるのも腰を落とす」のもNG。
ヒザを曲げてしまうと上半身が回りにくくなりますし、腰を落とした構えだとインパクトで伸び上がる原因になってしまいます。
理想のアドレスは、直立した姿勢から股関節を前傾させてお尻を後ろに引くこと。腰の位置は高めにキープしておくことで「上から叩けるスイング軌道」になるのでヘッドスピードが上がります。
お尻を後ろに引いてアドレスすると、ヒザが少し曲がって見えます。プロゴルファーやドラコン選手のヒザが曲がって見えるのはヒザを意図的に曲げているからではなく、お尻を引いているから。
お尻を引いたときにヒザを少し“ゆるめる”というのが正しい感覚です。
ヒザを曲げたアドレスだと体が回らず、伸び上がりの原因になる
アドレスでヒザを曲げていると、ダウンスイングで右足を踏み込んだ瞬間に体が伸び上がってしまう。
腰の位置が高いと前傾角度もキープできる
骨盤を前傾していることでバックスイングでは上半身がスムーズに回転するので、前傾角度が変わらない。
お尻がヒザより後ろにあるから曲がって見える
前傾してお尻を後ろに下げるとヒザが曲がって見えるが、実際にはほとんど曲がっていない。
手元の位置も少し高めに
ボールに近づこうとして手元を低くする人もいるが、飛ばすためには手元の位置を高めにした方が腕の通り道が窮屈にならないのでスピードを出しやすい。
高いティアップはダメ
もう一つ、アドレスで気をつけないといけないのはティアップの高さ。ボール位置がフェースの高さ以上になっていると、あおり打ちになってロフトが寝てしまう。
高島早百合
たかしま・さゆり/1992年9月3日生まれ。高校ゴルフ部の名門・東北高校を経て、2011年のプロテストに合格。主にステップ・アップ・ツアーに出場しているが、17年にドラコン大会に出場すると365ヤードという女子の日本記録を出して優勝。元々、ドラコンで有名な和田正義プロからスイングを教わったこともあり、現役女子プロとしてはトップクラスの飛ばし屋。YouTube「さゆーちゅーぶ!高島早百合チャンネル」も好評。
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