ドライバーで飛ばそうと振れば振るほど左ワキが開いてプッシュアウトかチーピン…その原因はボール位置だった
ミスショットを3分で修正する!Vol.6
ドライバーで飛ばそうとして振れば振るほど左ワキが開いてきて、プッシュアウトかチーピンになってしまうという梅木さん。ミスショットの根本的な原因はアドレス時のボールポジションにあった。
GOLF TODAY 本誌 No.616 105ページより
取材協力/筑波東急ゴルフクラブ 撮影/圓岡紀夫
取材・文/吉田宏昭
梅木さんのお困りミスショット
「1Wのプッシュアウトとチーピン」
梅木久実さん
(うめき・ひさみ)ゴルフ歴35年、ハンデ9、ベストスコア72。ヘッドスピード40m/s、1W平均飛距離240ヤード。持ち球はドロー。
Q:フォローで左ワキが開く原因は?
A:ボールが中に入りすぎている
チーピンもプッシュアウトも原因は同じです。体の回転が止まってフェースが開いたまま当たればプッシュアウト、プッシュアウトを嫌ってリリースが早くなればチーピンになります。
梅木さんの回転不足の要因はボール位置です。ボールが中に入りすぎると、ウェイトシフト、左腰ターン、リリースが不十分になり、飛距離アップも難しくなります。
(1)ボールと手の位置が中に入りすぎている
(2)軸が右に傾いていないため左肩の入りが浅い。
(3)浅いトップから切り返すので、リリースが不十分に
ボールは左足親指の先、手は左股関節の前に置きたい。
修正ドリルはコレ!
ウェイトシフトと腰の回転を意識して振る
フェースをスクエアにインパクトさせるためには、ダウンスイングでしっかりと腰を回しながら、手は右腰の前に置いてボールをとらえる必要があります。そのためにはまずバックスイングでしっかりと右のヒップに乗り、胸を後方に向けなければなりません。腰を60度、肩を30度回せれば理想です。
そしてダウンスイングでは下半身リードで腰を回し、胸と腰がかなり回ったところでインパクトを迎えます。アドレスでボールが真ん中に入りすぎていると左から右のヒップ、右から左のヒップへのウエイトシフトができないため、左に置きます。
ドリル1:ウェイトシフト&ターンを意識する
(1)バックスイングをワイドに上げて右ヒップにしっかり乗る。
(2)トップで右カカトに乗り、ダウンでは左ツマ先から、左カカトへ体重移動を意識する。
(3)インパクトは左腰が30度オープンになる。
ドリル2:腰にクラブをあてがって右左に回す
腰の後ろにクラブを添えると回転をイメージしやすい。
腰が回り切ったところでクラブを置けばインパクトの正しい形になる。
「ボールを左に置いたら右肩を下げ、腰を1インチ左にスライドさせます。テークバックでは右へおヘソをスライドさせ右ヒップに乗ります」
ドリルの成果!
スクエアにインパクトできるようになった
ボールの置き場所を変えただけで左右のミスが減りました。
指導:小暮博則
(こぐれ・ひろのり)
1972年11月27日生まれ。2004年プロ入会。PFGA主宰。企業ゴルフコーチとして日経カップ出場ゴルフ部をサポート。「1年間で304ヤード」「ヘッドスピード52m/s」を達成。
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