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リスク大のグリーン周りで大きなミスを避けたいなら52~58度のウェッジではなく、アレのほうがいい

オグさんがお答えします!

2023/10/09 ゴルフサプリ編集部 小倉勇人

グリーン周り

オグさんです!
今回はグリーン周りのアプローチで、最も適したウェッジのロフト角についてお話ししたいと思います。

ウェッジはロフト角が多くなるほど距離感が難しくなる

グリーン周りのアプローチ。ビシッとワンパット圏内に寄せたいところですが、なかなかそうもいきませんよね。皆さんは、グリーン周りからどんなクラブを使いますか?状況にもよると思いますが、多くの方が52度から58度の間のウェッジを使われていると思います。

意外と多いのが56度、58度のいわゆるSWを使われる方。これらロフトの大きいウェッジはスピンが入りやすく、ボールも上がりやすいのでシビアな環境から寄せるには適していますが、バラつきが大きくなりやすいクラブでもあります。特にラフでは、ロフトが大きいほどボールの下を抜ける、いわゆるダルマ落としになりやすく、ちょっと打点がズレただけでボールの飛び方が大きく変わってしまうのです。

良いライからでもスピンがしっかり入った時と、打点がズレて入らなかった時ではキャリーもランも大きく変わってしまいます。ピンチの状態から劇的なリカバリーを狙うならロフトの大きいウェッジになりますが、寄せるにはテクニックと経験が必要ですし、大きなリスクも伴います。

大きなミスを避け、安定したスコアを追求するのであれば、他のクラブのほうがいい場合が多いです。

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チッパー

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リストをあまり使わずにスイングすると、よほど大きなダフリにならない限り、多少打点がズレてもボールの飛び方が変わりづらいのです。またチッパーはそういった打ち方に合わせて設計されているので、安定したアプローチが期待できます。ですが、バッグにチッパーを入れる本数の余裕がない方、ウェッジにこだわる方にはこの選択肢は入ってきません。

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では、従来のクラブで最も大きなミスが少なく、安定したアプローチができるクラブとしておすすめなのが、50~52度のウェッジです。理由は、ダルマ落としの確立が低くロフトが適度なため、小さなスイングでもキャリーとランの割合が変わりづらいという点です。

ごくごく当たり前の答えかもしれませんが、物理的に考えてもこのあたりがいいと思います。48度前後のクラブをランニング主体で使うのもひとつの方法ですが、バンカー越えや砲台グリーンなどでは対応がちょっと難しくなります。50~52度のウェッジで適度なキャリーと適度なランをイメージしてアプローチすれば、よほどシビアな落としどころを狙わない限り、少々ミスしてもある程度の位置までボールを運べるはずです。

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