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ゴルフ場の自動精算機、あなたは好き?嫌い?採用しているコースに事情を聞いて考えたこと

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第97回

2023/12/28 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

人の温もりが感じられるからこそのゴルフなんだよ

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色々な事情はわかりました。自動精算機のメリットはゴルフコース業界を飲み込んでいき、近い将来にそのシェアは過半数に達するのだと感じました。

ゴルフコースのスタッフも楽ができて、来場するゴルファーも慣れてしまえば簡単で時短にもなるのでしょう。面白いのは、それを「平等になる」と表現したグループがいたことです。従業員は人間なので、どうしても相手を区別してしまうが、機械にはそれがないから平等だというわけです。

コースのスタッフは、客であるゴルファーとゴルフを通して気持ちが通じ合えれば、気持ち良く接することができます。一方、どんなにコースに通っていても、お金をたくさん落としていても、自分勝手で迷惑をかけていることに平気でいられる客とは、気持ちが通じ合えないのです。悲しいことに表面的には互いに笑顔でも、区別してしまうのが人間です。

前者の客と後者の客では、同じようでも同じにはできないのです。区別された側は、平等じゃないと不満に思うでしょう。触れずにわかる心の温もりは、ある意味でキャッチボールです。どちらかが一方的に投げても、受けてくれなければ成り立ちません。

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ゴルフは朝には誰もが自信と希望に溢れています。スタート前の幸せです。ラウンドが終われば、十人十色。幸運に包まれている人もいれば、絶望でうつむいている人もいるのです。

清算をフロントでする場合、対応するスタッフはたくさんのドラマを見ているのです。顔を覚えるほど何度も来場している客であれば、良くも悪くもその人の本質までをも知っているのです。区別するな、というほうが無理な話です。

「昔はさ、フロントに人がいてチェックインしたり、清算してもらったりしたんだよ」
そんなふうに懐かしむ未来があるのかもしれません。その際、人の温もりを感じられて幸せだったと秘かに思えたら、ゴルファー冥利に尽きると言えます。馴染みのスタッフの顔が何人も浮かんで…。

自動精算機もいいですが、フロントでスタッフが対応してくれるのもまたいいものなのです。

篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】

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