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僕が「TOUR B X」を使う理由。「スコアに直接的に影響する項目を優先しています」

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第98回

2024/01/01 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

TOUR B X

ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

写真提供/篠原嗣典

よーく考えよー!ボールは大事だよー!

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「どうしてブリヂストンスポーツのTOUR B X を使っているの?」と聞かれることが、時々あります。「自分にとってベストなボールだからです」と答えています。いわゆるエースボールで、年間で6ダースほど使用しています。もっと細かく書くと、僕にとっては最もスコアが良くなるボールだからです。

2021年の暮れに、2022年発売の新しいTOUR B Xをテストしたとき、TOUR B XSとどちらを使うか迷いました。それまで使っていた2020年モデルのTOUR B Xが本当に自分のために開発してくれたと思えるほどマッチしていたので、新しいボールの変化が自分にとってはマイナスに感じていたからです。逆に大きく変わったXSに魅力を感じていました。

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最終的に決め手になったのは、ミドルレンジからショートパットのときの感触でした。

僕はカチッとした硬質な打音がして、薄い殻がある球を打っているような微妙な感触のボールが好みなのです。それよりもやわらかいと強く打ちたくなりラインがストレートになって、逆に固いとやさしくヒットしたくなりラインの膨らみが大きくなります。いずれも入る確率がハッキリと変わり、ラウンドで数打違うことが想定できるのです。

昔のように練習量が多ければ、量で慣れてアジャストすることもできますが、今はそんな時間は取れないので、自分の感覚を最優先します。飛距離が出なくなっているので、昔に比べると飛距離性能の優先順位を高くなっていますが、スコアに直接的に影響する項目を優先して比較をしてボールを選んでいます。

ゴルフ史上、最も充実したゴルフボール市場を堪能しよう!

TOUR B X

現在、僕らはゴルフ史上、高性能ボールが並んだ最も充実した市場でボール選びをしています。幸せなことです。

「ボールなんて、どれでも同じ」という人がいます。反論はしません。ナイスショットでも10ヤード以上結果が違うようなショットレベルでは、本当になんでも同じだからです。ただ、ある程度安定したショットができるようになれば、ボールによってスコアは全く違うものになります。ツアープロですら自分のエースボールではないボールだと、ラウンドで数打悪くなるのは当たり前の世界なのです。

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特徴があるボールも増えています。ドライバーの飛距離性能だけに特化したボールもありますし、宣伝文句だけで特化しているわけではなく、総合力が高いボールに仕上がっていることもあります。

ドライバーで飛ばす、フェアウェイウッドやユーティリティで距離を稼ぐ、アイアンで乗せる、ウェッジで寄せる、パットで寄せて入れる、という全てをたった1つのボールでやるのがゴルフです。ボール選びは、ゴルフのレベルが上がるほどスコアに直結します。

せっかく選べるのに、コスパ最優先だけで選ぶのはもったいないことです。ボールはゴルフという冒険の相棒です。相棒次第で冒険は失敗続きにもなりますし、大成功にもなるのです。

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篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】

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