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芯を外してもショート知らず!AI設計フェースを搭載したオデッセイ「Ai-ONE」はアマチュアのためのパターだ!

野村タケオのゴルフ実験室

2023/12/26 ゴルフサプリ編集部 野村タケオ

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
キャロウェイのクラブと言えば、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか? 僕を含め、多くの方が「AI」と答えるのではないでしょうか。そう、キャロウェイのクラブと言えば、やっぱりAIによる設計で、プレーヤーごとに最適な弾道が出るように設計されているクラブというイメージです。そんなAIによる設計がついにパターにまで採用されました!いったいどんな機能のパターなのでしょうか?コースに持ち込んで試してみました!

<取材・文・写真提供 ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ>

AIがパターのインサートフェースを設計!?

パッティング

今回コースに持ち込んだのはオデッセイの(1)「Ai-ONEパター」と(2)「Ai-ONE MILLEDパター」。いったいどこをAIが設計したのかというと、フェース面のインサート部分。パティングでオフセンターヒットしたときのボールスピードのロスを最小限にするように設計されているということなんですね。

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同じように芯を外してしまったとしても、2メートルのショートと50センチのショートでは、次のパットの入る確率が全く違いますよね。特に芯で打てる確率が少ない僕たちアマチュアには、この機能は本当にありがたい。

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今回発売された2種類のパターですが、何が違うのでしょうか?まずは白いインサートの(1)「Ai-ONEパター」を見てみましょう。インサートの表面はホワイト・ホットのようなウレタンのインサートとなっていますが、その裏側はアルミになっているということです。

Ai-ONEパター

そのアルミ部分がAI設計により複雑な形状になっているんですね。そして、そのフェース裏のアルミ部分が透明のポリカーボネイドの窓により見えるようになっているんです。これは斬新な設計ですよね~。個人的にはもっとボコボコした不規則な形状かと思っていたのですが、意外とスッキリとした形状で驚きました。

ブレードタイプはフェースの裏側、マレットタイプはソール側に窓があり、覗けるようになっています。

Ai-ONEパター

もうひとつの(2)「Ai-ONE MILLEDパター」のインサートには6-4チタンが採用されていて、その裏側がAI設計による形状となっています。残念ながら窓がないので裏側の形状を見ることはできないのですが、こちらはスッキリとした形状ではなく、ボコボコとした不規則な形になっているようです。

やはり素材が違うと同じような効果のためでも形状が違ってくるんですね。インサートの表面にはミーリングが施されていて、高級感がありますね。

Ai-ONE MILLEDパター

ホワイト・ホットのような打感でどこで打っても同じ転がり!

まずは(1)「Ai-ONEパター」を打ってみました。ヘッドはツノ型にクランクネックの付いた「#7CH」と、少し幅広のブレードタイプ「DOUBLE WIDE DB」の2種類を打ちました。

両方とも打ってみて思ったのは、まずソリッドな打感です。インサート表面には溝が刻まれていて、これはホワイト・ホットインサートの打感に近づけるためのものらしいのですが、たしかにホワイト・ホットに近い打感に感じました。少し高めのコツっという打音とともに、少しだけ球離れが速くボールが転がっていきます。打っていてとても気持ちのいい打感と打音ですね。

Ai-ONEパター

そして、あえてトゥやヒールで打ってみましたが、たしかにほぼ同じようなスピードで転がってくれます。普通ならトゥ側で打つとボールの転がりが悪く、よれるような転がりになるのですが、このパターだと芯で打ったのと同じくらいのスピード感で、直進性の高い転がりをしてくれます。方向性も悪くないし、距離感もほぼ変わらない。打感と打音はほんの少しだけ変わるかな~程度の違い。いや~この性能は凄いです。

Ai-ONEパター

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