体が【上下動しても当たる】セットアップでダフリ・トップを解消!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.07
沈み込まないと当たらないようヘッドを浮かせたアドレスから始動
修正法としてはまず上下動を抑えていただきました。バックスイング時の沈み込む動きで、体が回った感覚になっているフシがあったので、アドレスでボールのところにヘッドを置かず、ヘッドを少し浮かせた状態で構えていただきました。
地面にソールしていたアドレスからヘッドを浮かせるアドレスに変更。若干上体が起きてアップライトな構えにした
こうすると沈み込まないことにはボールに当たりません。S さんの場合、インパクトで体が沈んだり伸びたりするのが当たらない原因だったので、あえて沈み込まないと当たらないようにセットアップにしていただいたわけです。さすがにそれ以上伸び上がるとトップするのはわかりますし、相当突っ込まない限りダフりません。多少沈んでもいい状態を作ってダフりとトップを抑えたのです。
ヘッドを浮かせて振る利点はもうひとつあって、以前より前傾角度が浅いアドレスになること。ややアップライトな構えになり、手首とクラブでできる角度が小さくなるため、テークバックを手で上げづらくなります。直立して野球のバットを振るようなイメージで体が回りやすくなると考えていただけばいいでしょう。手を使わなければクラブをインサイドにも引けなくなるので、スイングの始動からクラブを正しい軌道に導けるようになります。実は私もアドレスではソールしないタイプ。クラブの重さも感じられて、クラブに振られる感覚もわかります。
勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。
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