インドア練習場にその場で動画をチェックできるシステムがある場合は練習時に、ない場合はスマホのアプリで、「線」を引くことで自分のスイングがどうなっているのか、どうなればいいのか、を判断することができる。前回は後方からの動画で教えてもらったが、今回は正面からの動画に対してどこに線を引くかを教えてもらった。

「正面からの動画にはまず体の中心に1本線を引いて、その中心軸に対して体がどう動いているか? をチェックしましょう」(内海プロ)

不思議なことに立った1本線を入れるだけで、スイング中の動きがよりハッキリする。

「背骨のあたりに中心軸を引いてスイングを動かしてみると、バックスイングでは右にインパクトからフォローにかけては左に動いているように見え、スエ―しているように感じると思います。じつはその判断は間違い」(内海プロ)

一見、大きく右、大きく左、と動いているように見えるスイングだが、背骨を軸と考えていたとしても、これはちゃんと背骨の軸上にいると内海プロは言う。

それを理解するためには2本線を追加する。右の股関節の上と左の股関節の上に線を追加して見てみよう。

「ちなみに僕は上半身を揺さぶるタイプ。線を追加するとわかるのですが、股関節のところを見ると、ずっと同じ位置にあるんですよ。これをしっかり理解してもらえれば、多少の頭のズレは問題ないということがわかってもらえるかと」(内海プロ)

スイングを作るとき、ダメなキーワードは「ボールよく見ろ」と「頭を動かすな」だという。

「中心軸、背骨が大事といわれているけど、僕が大事と思っているのは股関節の位置。画像のアドレスでだいたい股関節に線を引いて、その範囲でしっかり右に乗ります。右乗ったものを今度は左に乗せ換えた所でインパクト。こうなるのが理想ですね。スイング中、股関節の位置がはみ出すことなくクラブを振る。言い換えるなら、これだけ体を動かしているから、これが飛距離につながっているのです」(内海プロ)

基本的には背骨の中心軸を見るが、それにとらわれすぎなくていい。あまりにもその軸から動かないように、と考えてしまうと振れなくなってしまう。

「ひとつ言わせてもらえば、左もちゃんと股関節が元の位置に戻ってこないとダメということです。戻ってこないという人は、右へのすっぽ抜けが出ているはずです」(内海プロ)