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アプローチは“やさしいクラブで簡単な打ち方”を選択すべし
スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.66マネジメント編
ゴルフは楽しんでナンボだ。なるべくミスをしなくてすむ作戦を立てることも必要だが、ミスしても自分を許す寛大な心を持とう。
ゴルフトゥデイ本誌626号/68〜69ページより
取材・構成・文/三代 崇 イラスト/庄司 猛
アプローチはやさしいクラブで寄せワンの確率を上げましょう!
SWで打つアプローチはミスと隣り合わせ
ボールはグリーン手前の花道でピンまでは25ヤード。ボールのライが良好なら寄せワンのパーを取りたい場面ですよね。こんなときにサンドウェッジを使いたがる人が結構いらっしゃいますが、ザックリやトップなどのミスが出てダボやトリプルの結果に。あなたもそんな失敗を繰り返していませんか?
そもそもどうしてサンドウェッジなのでしょうか。確かに多くのプロはサンドウェッジで高く上げたり、低くコロがしたり状況に応じて打ち分けています。コロがすだけなら8〜9番アイアンがベストですが、トーナメント仕様のグリーンは速いためランが出すぎないようにサンドウェッジを使っているのです。コロがしが有利そうに見えてもグリーンの傾斜が複雑でラインがイメージしにくければ、高い球でピンの近くに落とすケースもあります。
アプローチはやさしいクラブでやさしい打ち方を選択するのがベスト
でもアマチュアゴルファーの皆さんがプレーする一般営業のコースはプロトーナメントのような高速グリーンも、アプローチが超難しい状況もほとんどありません。90切りを目指すならアプローチの確実性を上げることも絶対条件です。コロがせる状況なら徹底してコロがすのがセオリーで、難しいサンドウェッジは必要ないと思います。
8番アイアンくらいのロフト角でパターと同じくらいのウェッジがあればいいのにな〜と私は以前から考えていて、実は私のアイディアが詰まった『サブロクウェッジ』が商品化されて発売中です。ロフト角36度、長さは34・5インチ。8番アイアンをうんと短く持つのもいいけれど、クラブが軽く感じると手をこねやすい。サブロクウェッジは重量がサンドウェッジと一緒なのでパットのように振り子感覚でスイングしやすいのがミソです。
宣伝ということではなくて、アプローチでメインに使うクラブをもう一度見直すキッカケになって頂けたら嬉しく思います。
伊能恵子(いのう・けいこ)
千葉県出身。男女ツアープロをサポートするプロキャディの第一人者。現在は主に片岡大育のキャディをつとめる一方、リンパセラピストとしても活躍中。
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