ゴルフはミスをしてキレるよりも「こんなもんか」と割り切っていこう
スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.66 メンタル編
ゴルフは楽しんでナンボだ。なるべくミスをしなくてすむ作戦を立てることも必要だが、ミスしても自分を許す寛大な心を持とう。
ゴルフトゥデイ本誌626号/68〜69ページより
取材・構成・文/三代 崇 イラスト/北村広司
「コースでも練習場でも当たりが悪いとすぐにキレてしまいます」
A.自分の実力を数値化しておけば結果に対する怒りをセーブできます!
コースだけでなく練習場でもいい当たりが出ないと自分に腹を立ててしまうクセが直らないというお悩みです。でもよく考えてください。周りにそういう人がいたらどう思いますか?
結論を先にいえば、その人の実力どおりとしか思えないでしょう。それなのにどうして腹を立てているのだろう。自分だけがうまいと思い込んでいるのかな。そんな風に見てとれてしまうのです。
いい当たりが出ないとキレてしまうという人にオススメしたいのは、自分のミスを数値化すること。たとえばドライバーで10発打ったらナイスショットが何発出たのか。そうしたデータを記録しておくのです。すぐキレる人たちは「記憶装置」がこわれた状態のようなもので、何発打てたかの記憶が残っていません。
練習場に行きました。そして200球打ちました。最後の20球でナイスショットが連発して打てた。そうなったときにナイスショットのイメージだけが強烈に残っているわけです。それまでに大スライスやチョロなどひどい当たりが出ても、ミスの記憶が飛んでしまう。最終的に20発のナイスショットが打てたとしても、残りの180発はほとんどミスかもしれない。こうしたことを計算し、数値化しておきましょう
自分のミスを許容する心を持つことも大事
数値化によって自分の本当の実力を把握しておけば、すぐにキレることもなくなると思います。練習場での最後の20発のイメージが残ったままでいると、コースでミスが出たときに「こんなはずじゃない!」と頭に血がのぼってしまいがちですが、自分の実力を過大評価しているにすぎないのです。要はナイスショットだけでゴルフをしようなんて考えないことです。
ミスが出ても「まあ実力どおりだな」と割り切って、そこからどうリカバリーしていくか。
ミスして腐ってばかりいてはリカバリーもできなくなります。練習場でもコースでも自分のミスとうまくつきあうのがゴルフの上手な楽しみ方です。
北野正之(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。
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