ミスした同伴者に思わずアドバイス。「教えたがり」やめたほうがいいみたい
スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.67 メンタル編
腕に自信のあるゴルファーにありがちなのが「教えたがり病」。他人との距離を保ちつつ、よきアドバイザーとなれば皆からも好かれるゴルファーになれる。
ゴルフトゥデイ本誌627号/68〜69ページより
取材・構成・文/三代 崇 イラスト/北村広司
「他人のミスショットを見るとすぐ助言してしまうクセが直りません」
A.アドバイスは聞かれたときだけで十分。 余計な口出しはやめましょう!
以前に「同伴プレーヤーに助言されるとボロボロになってしまうけれど、どうしたらいい?」というご質問がありました。
プレー中にいろいろアドバイスされてもすぐには直りませんし、かえって混乱してしまう一方ですから感謝の意を示しつつ、「帰って練習します」と伝えるのがいいでしょう。私はそのように回答しました。
今回は逆の立場の人の「他人のミスを見ると、ついアドバイスしてしまうのがクセ」というお悩みですが、本人としては親切心からでしょうけれど、褒められたことではないと思います。私はティーチングプロとしてお金を頂いている立場であり、アドバイスしてもいいという権利を与えられているようなものですが、レッスンではない場合はそのプレーヤーに対して突っ込みたくなるようなことはあっても絶対に口にしません。
自覚のない教え魔になるのは絶対に避けよう
聞かれたら答えますが、望まれていないことを提供するのはよくないと思うのです。助言したところでその人が本当に言われた通りのことをしているかといえば案外そうでもないですし、当たらないままだと自分が言った通りのことをしていないと決めつける。一方で、その人がナイスショットを打ったら「そうそう、そんな感じ」などといって、自分の手柄のように思い込んでいませんか?
注意して頂きたいのは、自覚のない教え魔にはならないようにするということ。ですから私は警鐘を鳴らしたいとつねづね思っていました。ゴルフプレーというのは、自分で考えて自分で工夫するのが本来の姿です。コース攻略のアドバイスならそこで終わるからいいけれども、スイングの話になると延々と続いて相手をイライラさせてしまうことになります。アドバイスを求められたときだけ少しだけ親切に助言し、その方に考える時間を与えてあげる配慮を忘れないようにしましょう。
北野正之(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。
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