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残り50ヤードのラフは腕とクラブを一体化させて、カラダでスイング!【中井学】

残り50ヤード攻略のコツを中井学がレッスン(2)

2024/09/09 ゴルフサプリ編集部

中井学

ラフからのショットは距離感のイメージが難しい。一歩間違えると手前に大ショートや大オーバーとなりやすい。この場合はどうすればいい? グリーンエッジまで35ヤード、ラフからの残り50ヤードの攻略のコツを中井学がレッスンします。
GOLF TODAY本誌 No.627/38ページより

グリップの握り圧だけ変えてスイングは変えない

グリーンの手前にバンカーがあるのでキャリーでグリーンに届かせたい状況です。ラフからはスピンがかかりにくく、ランが多く出ますから、35~40ヤードくらいのイメージで、40ヤード以上は絶対に打たないようにしましょう。

ラフの場合、アマチュアの方々はいろいろなことをやろうとしますが、難しく考えなくてもOKです。まずは上から鋭角に打たないこと。基本的にはフェアウェイからと同じように打ちたいので、クラブはサンドウェッジ、フェースは軽く開いて構えます。
フェアウェイとラフでは何が違うかというと、フェアウェイはスピンがかかりやすいけれど、ラフはスピンがかかりにくい。しかもラフはインパクト時の芝の抵抗を受けやすいのでグリップをしっかり握りましょう。フェアウェイからはクラブヘッドを利かせるように打ちますが、ラフは腕とクラブを一体化させて、カラダでスイングするというイメージです。

ショット前にラフの近くのフェアウェイで距離感をイメージしながら素振りし、ラフの場所に戻ったらグリップを強めに握ってしっかり打ちましょう。すべてにおいて「しっかり感覚」が大事です。

ラフはグリップを強めに握る

中井学
フェアウェイではグリップを緩めに握るのがいいが(左)、ラフはラフの抵抗に負けないようにしっかり握ろう(右)。

フェースを軽く開く

中井学
ラフの芝の抵抗を軽減するためにフェースを少し 開いて構える。

打つ前に近くのフェアウェイで素振り

中井学
ピンや落とし場所を見ながら素振りを数回繰り返し、感覚をつかんでおくと効果的。

SWのノーコックスイングで35~40ヤードくらい打つ!

中井学
しっかり握ることでクラブヘッドの運動量が抑えられてキャリーが減る。ボールが止まりにくい点も計算に入れよう。

ソールを滑らせるイメージでスイング

中井学
上から鋭角に打ち込むとインパクトが詰まり、クラブヘッドが 抜けなくなる。軽く開いておいたフェース面をインパ クトエリアでゆっくり閉じながら振り抜いていくのがポイント。 これでソールが滑る感じを出しやすい。
中井学

レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。

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