残り50ヤードのラフは腕とクラブを一体化させて、カラダでスイング!【中井学】
残り50ヤード攻略のコツを中井学がレッスン(2)
ラフからのショットは距離感のイメージが難しい。一歩間違えると手前に大ショートや大オーバーとなりやすい。この場合はどうすればいい? グリーンエッジまで35ヤード、ラフからの残り50ヤードの攻略のコツを中井学がレッスンします。
GOLF TODAY本誌 No.627/38ページより
グリップの握り圧だけ変えてスイングは変えない
グリーンの手前にバンカーがあるのでキャリーでグリーンに届かせたい状況です。ラフからはスピンがかかりにくく、ランが多く出ますから、35~40ヤードくらいのイメージで、40ヤード以上は絶対に打たないようにしましょう。
ラフの場合、アマチュアの方々はいろいろなことをやろうとしますが、難しく考えなくてもOKです。まずは上から鋭角に打たないこと。基本的にはフェアウェイからと同じように打ちたいので、クラブはサンドウェッジ、フェースは軽く開いて構えます。
フェアウェイとラフでは何が違うかというと、フェアウェイはスピンがかかりやすいけれど、ラフはスピンがかかりにくい。しかもラフはインパクト時の芝の抵抗を受けやすいのでグリップをしっかり握りましょう。フェアウェイからはクラブヘッドを利かせるように打ちますが、ラフは腕とクラブを一体化させて、カラダでスイングするというイメージです。
ショット前にラフの近くのフェアウェイで距離感をイメージしながら素振りし、ラフの場所に戻ったらグリップを強めに握ってしっかり打ちましょう。すべてにおいて「しっかり感覚」が大事です。
ラフはグリップを強めに握る
フェースを軽く開く
打つ前に近くのフェアウェイで素振り
SWのノーコックスイングで35~40ヤードくらい打つ!
ソールを滑らせるイメージでスイング
レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。
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