ヘッドスピード60m/sはおじさんでもなれる!シングルさんが9ヶ月かけて実現した方法とは?
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
ヘッドスピードアップを目指したのはなぜ?
まずは、私がヘッドスピードアップに取り組み始めた理由を説明させていただきます。当時の私の飛距離は普通のアマチュアゴルファー並み、ハンディキャップも10台でなかなかシングルプレーヤーになれずにモヤモヤとしていました。新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が発令され自宅で過ごす時間が多くなり、YouTubeで動画を見る機会が多くなりました。
ゴルフのレッスン動画を何気なく検索していたら、「ヘッドスピードが1回のレッスンで14m/s上がった」というサムネイルが付いた動画を見つけました。私はゴルフを始めてからレッスンを継続的に受けていましたが、どのレッスンプロもヘッドスピードの上げ方を教えてくれなかったので、ヘッドスピードを上げるのは難しいと思っていたので、衝撃的なサムネイルでした。動画を配信していたのは「万振りゴルフ部」で、女子のドラコンプロが飛距離アップのノウハウを丁寧に説明してくれていました。動画を見終わる頃には、ヘッドスピードは上げられないのではなく、ハードなトレーニングもなく短期間でヘッドスピードが上げられると納得し、早く試してみたいと思いました。短期間でヘッドスピードが上げられるなら、飛距離もアップし、シングルプレーヤーの目標に近づけるかもしれないというのが私がヘッドスピードアップに取り組み始めた理由です。
私も最初からヘッドスピードを60m/sに上げることを目標にしていたわけではありません。日々ヘッドスピードを計測し、段々上がってくると、どこまで上げられるかとどんどん上を目指していった結果、60m/sまで上がっていました。
ヘッドスピードアップは目的ではなく、飛距離アップのための手段!
私のゴルフ友達の中にもたまに勘違いされている方がいるのですが、ヘッドスピードアップは目的ではなく、あくまで飛距離アップのための手段です。ヘッドスピードをアップさせてもボールにまともに当たらなければ全然意味がありません。みなさんはゴルフにおける飛距離の3要素を知っていますか?飛距離の3要素はボールスピード(初速)、打ち出し角、バックスピン量です。初速を最大化させ、打ち出し角とバックスピン量を適正水準にすると、飛距離を伸ばすことができます。初速は「ヘッドスピード×ミート率=初速」で計算できます。打ち出し角とミート率を一定とすると、ヘッドスピードまたはミート率を上げれば飛距離をアップさせることができます。一般的な簡易計算では初速の4倍がドライバーの飛距離と言われています。
例えば、ヘッドスピード40m/sのゴルファーがミート率1.35でボールを打ったとすると飛距離は下記のように計算できます。
初速54m/s(ヘッドスピード40m/s×ミート率1.35)×4=216ヤード
同じヘッドスピード40m/sでミート率を1.4に上げられれば飛距離は下記のようになります。
初速56m/s(ヘッドスピード40m/s×ミート率1.4)×4=224ヤード
ヘッドスピードを45m/sにアップさせ、ミート率は1.35の場合の飛距離は下記の通りです。
初速60.75m/s(ヘッドスピード45m/s×ミート率1.35)×4=243ヤード
ミート率を改善できればもちろん飛距離をアップすることができます。ただ、短期間でミート率を1.35から1.4に上げる方法を私は思いつきません。一方で、ヘッドスピードを5m/sアップさせることはだれでもできると冒頭で書かせていただきました。飛距離アップへのインパクトもミート率よりもヘッドスピードを上げた方が効果的だと思いませんか?
ちなみに、私のヘッドスピードが60m/sを越えた日に初速は80m/s超になっていました。もともとヘッドスピードアップに取り組み始めた頃の初速は60m/s程度でしたので、飛距離アップの効果は大きく、実際のラウンドで万振りすれば300ヤード越えていました。
それでは、ヘッドスピード60m/sを実現するまでの道のりの2回目を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。
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