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白杭でも赤杭でもドンと来い。速やかに処置するのが“できるゴルファーの当たり前”

知っていると得するルール&マナー

2025/01/01 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

4つの選択肢から選べる赤杭。どれが得か瞬時に判断しよう

一方、赤杭(池やクリークだけでなく、ブッシュや崖、岩場、密集した森などボールが探すのが困難であり、もし見つかったとしてもプレーを続けることができないエリア)の場合、救済処置は4つあります。

1つ目は、そのまま打つ。これは無罰です。例え水の中でも打てるなら打ってもいいよ、というもので、以前は禁止されていたソール(クラブを地面につける行為)もOKです。

2つ目は、直前のストロークを行った場所から、1打罰でストロークを行う方法。ティーショットの場合は、ティーイングエリア内からのプレーとなりティーアップもできます。ジェネラルエリア、ペナルティーエリア、バンカーの場合は、直前のストローク場所を基点とし、1クラブレングス以内にドロップしてプレーをします。これはOBと同じですね。

3つ目は、ボールがペナルティーエリアを横切った地点とホールを結んだ後方線上のペナルティーエリア外にドロップする方法。これに関しては、2023年から救済方法が変わり、後方線上にドロップして、ボールが落ちたところから1クラブレングス以内なら、ボールがドロップ地点よりも前に転がってもOKになりました。なお、後方線上には距離の制限がないため、どこまで下がっても大丈夫ですが、ドロップしたボールが最初に触れた地点と同じエリアに止まらなかった場合(例えばジェネラルエリアにドロップしたボールがバンカーに入ってしまった場合)は、再ドロップが必要です。
この処置に関しても1打罰なので、1打目を池に入れた場合は、次のショットは3打目になります。

4つ目は、ペナルティーエリアを横切ったところからホールに近づかない2クラブレングス以内の箇所にドロップできるというもの。例えば、コースの左サイドに池があり、フックしたボールが池に入った場合、ペナルティーエリアを横切ったところから2クラブレングス以内にドロップできます。ただしこの場合も、ドロップしたボールがフェアウェイに落ちたあとバンカーに転がった場合は、再ドロップが必要です。これも1打罰です。

少し長くなりましたが、冒頭にいったように、白杭、赤杭は避けて通れないエリア。しっかり覚えておいて、速やかに処置ができるようにしておきましょう。

真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。
1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。

ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。

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