「プレッシャーのかかる場面ではメンタル的にどうすればいいの?」
A.「プレッシャーを楽しみましょう。ゴルフがもっと面白くなります!」
緊張感のないゴルフなんてつまらない
ご質問のように、確かにゴルフはプレッシャーがつきものスポーツです。OBのあるホールやフェアウェイの狭いホールとか、あのピンを狙いたいけれど少しでも方向がズレると左の池に打ち込んでしまいそうで怖いなど、場面ごとに緊張感を強いられます。でもよく考えてみてください。OBやピンをデッドに狙うのは怖いとか、その「怖い」というのがゴルフ本来の楽しみではないでしょうか。
私がレッスンの拠点にしているサザンヤードカントリークラブのコース設計者、小林光昭さんと対談させて頂く機会があったのですが、「バンカーや池とかOBなどはゴルファーの方々に楽しんで頂くために造っているのですよ」と語っていました。なるほど、と思いましたね。
「OBもない、池もバンカーもないというシチュエーションでゴルフして楽しいですか? そんなコースはゴルファーをバカにしているようなものですよね」と小林さんはおっしゃるのです。
そこでパーが取れた、バーディも取れたところで喜べますか? ということです。
OBがあり、池やバンカー、様々な傾斜地があって、そうしたハザードを避けながらプレーしてパーが取れた、バーディも取れた、という喜びが生まれるわけです。コース設計家の立場としてはゴルファーにスリルを与えたいのであって、プレッシャーを楽しむとはそういうことだと思います。
緊張感はドキドキでもいいですが、これがワクワクになればベターです。私だってスタートホールは今でも緊張します。緊張する場面で「真っすぐ飛んでくれるだろうか」とドキドキワクワクするのも楽しみの一つです。真っすぐ飛んで当たりなんてプロでもいませんし、100パーセントの確率で真っすぐにしか飛ばないならスリルも何もあったものではないですよね。プレッシャーをマイナスに考えずに、自分のプラス材料ととらえてみてください。これが案外ゴルフのレベルアップにもつながるものです。
北野正之(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。




