「最長V」狙うローズが首位。レジェンド3人を抜く「最速」がかかるシェフラーが2位
初日の首位に立ったのは、8バーディー、1ボギーの65でオーガスタナショナルGCでの自己ベストタイとなるスコアをマークしたローズでした。17歳でプロ転向し、22歳だった2003年に「マスターズ」に初出場して以来、今回が20回目の出場となります。44歳で悲願の初優勝となれば、2017年大会のセルジオ・ガルシアの19回目。1998年のマーク・オメーラの41歳を抜いて最多回数&最年長の記録を更新します。
実はローズは通算50ラウンド以上した先週の通算スコアが「71.90」。これは全選手の中で6位という実績です。
直近14回の出場で11回はトップ25に入っているコースとの相性の良さを誇ります。
最高成績は2015&17年の2位。そろそろグリーンジャケットという“ご褒美”があっても良さそうです。
2022年と昨年のチャンピオン、シェフラーは今回が6回目の出場です。
「マスターズ」で3勝目を挙げたこれまでの最速記録はアーノルド・パーマー、ジャック・ニクラウスとウッズの8回目。シェフラーが今年勝てばそうそうたるレジェンド3人の記録を抜くことになります。
対照的な戦績の2人が初日から首位と2位になるという、興味深い展開となりました。
LIV勢初のグリーンジャケットめざすデシャンボーは60台→大叩きの過去…
LIVゴルフ所属の選手として初の「マスターズ」制覇(※優勝後にLIVに参戦した選手は除く)を目指すデシャンボーも69で回り、ローズと4打差の5位で好発進しました。
昨年は初日に「マスターズ」での自己ベストとなる65をマークして6位となり、初のトップ10入りをしました。
初日の平均飛距離は340ヤードで全体1位。V本命の一人といえそうですが、昨年は2日目以降は全てオーバーパー。連続で予選落ちした2022と23年の4ラウンドもすべてオーバーパーでした。
60台は過去に4回ありましたが、次のラウンドは全てオーバーパーで4~9打もスコアが悪くなるというムラが気になることころです。
松山はアーメンコーナーで不運も、ショットのキレは抜群
松山は13番パー5で残り80ヤードからの3打目がワンバウンドでピンに当たり、グリーン手前のクリークに入る不運でダブルボギーとなってしまいました。
それでもパーオンが15ホールは全体の2位。たら、れば、ですが15番もピンに当たらなければバーディチャンスにパーオンしていたでしょうから、そうなっていればハリス・イングリッシュと並んでトップでした。
「残念でした」と振り返った1打に加えて、最後も短いバーディチャンスがカップを3/4周して外れ「いい一日ではなかった」と話しました。
初日73の1オーバーは首位と8打差です。
過去88回の優勝者で、初日からの最大逆転はウッズ(2005年)とニック・ファルド(1990年)の7打差でした。ショットが冴えているだけに2日目以降のバーディ量産を期待しましょう。
グランドスラムかかるマキロイは、ショットのマネジメントがカギ
キャリアグランドスラムがかかるローリー・マキロイは13番までで4バーディと快調に伸ばしながら、15番と17番のダブルボギーでイーブン。初日は7打差の27位となりました。
この日は3回グリーン奥に外し、15番パー5は3打目がグリーンを横切って池ポチャ。17番パー4は3打目がオーバーしてスリーパットというのが2つのダブルボギーでした。
2番パー5も少し奥にこぼれてパターでの4打目が想定外に切れ、神経を使うパーパットを残しました。
悲願達成のためにはピン(グリーン)を狙うショットのマネジメントがカギとなりそうです。
(文/森伊知郎)




