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キャリーが5ヤードなら高さは50~60センチ! アプローチが苦手な原因は 弾道イメージの間違い!

2025/04/15 ゴルフサプリ編集部

取材の合間に編集担当やカメラマンが、スイングの悩みや質問をプロに聞いていることがある。そんなやり取りを公開しちゃいます。今回は編集担当がアプローチの悩みをプロに聞いています。

編集部員Oはアプローチで球の高さが揃わないのが悩み。取材の合間に高橋プロに質問していた。

O:アプローチで球の高さが一定しないので距離が合わないんですが、特効薬はないですか?

プロ:仮に特効薬があっても一時的に改善するだけで、元々の原因を直さないとまた別の症状が出るものです。地道に練習してくださいね。

O:そんなこと言わずに。ちょっとアドバイスお願いしますよ。

プロ:そもそも、アプローチの練習をしていますか?

O:最近は歳のせいで飛距離が落ちてきているから、「寄せ」と「パット」の練習に力を入れているんですよ。

プロ :そういうことなら。教えましょうか。 まずは一般論ですけど、多くのアマチュアゴルファーはアプローチで球を上げようとし過ぎます。心当たりは?

O :意識的に上げようとはしていませんが・・・・・。

プロ:では、質問。56度のウェッジでピンまで10ヤードのアプローチを打つ時に、球の高さはどれくらいをイメージして打ちますか?

O :う~ん。腰の高さくらいかなぁ。

ピンまで10ヤードのアプローチで編集部員Oがイメージする高さは腰くらい。プロのイメージはヒザの高さくらいだ。

プロ:それが間違いです! 意識的に上げようとしていなくても、イメージする高さが高すぎるから、その結果、球を上げようとする動きになっちゃう。

O:イメージのズレが原因になるんですか?

プロ :当たり前です。キャリー1ヤード+ラン1ヤードのアプローチなのに、2ヤードキャリーさせる高さを打とうとするのと一緒です。でも2ヤードは飛ばしたくないから、ミニロブショットみたいになっちゃう。だから、難しくなるしいろんなミスを生むことになります。


打つ前のイメージが必要以上に高い(赤線)と、上げようとする打ち方になるだけではなく、難易度も高くなる。

O:球を上げようとは意識せずに打っていても、打とうとする球の高さが高すぎるから、カラダが勝手に上げようとする動作をしてしまうということですね。

プロ :そういうことです。手でボールを投げるのと一緒です。高い球を投げようとすれば自然と上を向いて投げる動作になりますよね。


O:それなら、今までの半分くらいの高さをイメージして練習すればいいですか?

プロ :今までの高さが倍くらいだったので、それでいいでしょう。練習する時のポイントです。
まずアドレスは、ハンドファーストに構えます。ここで出来た右手首の角度を、テークバックすらフォローまで変えずに振ってください。

スタンスの中央にボールを置いて、手の位置をボールの真上からコブシひとつ分左に倒すのが基本形。ここからボールの位置を右足に寄せれば球の高さは低くなる。
アドレスで出来た右手首の角度を変えずに打つ。

プロ:右手首の角度を変えずに振れれば、ロフトの変化が無くなりますから、球の高さが揃うようになります。これが出来るようになったら、入射角を揃えるとか、コントロールできるようになれば、アプローチがもっと上達しますが、これはまた別の機会と言うことで!

O: まずは今日、教えてもらったことを練習します。
ありがとうございました。

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