パー5とパー3では一打の重みが違う?

ゴルフサプリ 今野さん、今回のあるあるは「アベレージゴルファーにとって、パー5はチャンスホール」だと言われていること。これって本当なんですかね。
今野 よく言われていることですね。たしかに、上級者はパー5をチャンスホールと位置付けていて、ショートホールを要注意ホールとして考えています。上級者の場合、その通りの結果になるのですが、アベレージゴルファー、特に初心者ほど逆の結果になるんですよね。
ゴルフサプリ パー5がチャンスホールではあるが、初心者やアベレージゴルファーには当てはまらないんですか。その理由は?
今野 パー5とパー3を比較するとわかりやすいかもしれませんね。まず、規定打数をもとに考えると、パー5とパー3では1打の重みが違うということがあります。パー3では、1打当たり約33%の重みがあると考えてみてください。対して、パー5っていうのは1打当たり20%の重みがあります。ですから、たとえば一撃必殺のようなめちゃくちゃナイスショットをパー3のティショットで打てると、一打の重みが約33%から40%や50%に上昇します。ティショットがベタピンに付いたり、カップまで10mのファーストパットがカップインしてしまうといった感じですね。
ゴルフサプリ なるほど。パー3では、たまたま良い当たりやパッティングができると、パーの確率がグンと上がるからですか。だから、初心者やアベレージゴルファーにとって、パー3はチャンスホールになり得るのですね。
今野 はい。ですが、ティショットでミスしたり、ワンオンできず、なおかつアプローチが寄らなかったりしたら、パーの確率がガクンと下がりますよね。だから、上級者はパー3を警戒するんです。

ゴルフサプリ ん? ということは、1打の重みが20%のパー5でミスすると、15%とか10%になるわけですよね。正直、%で表しているので、なんとなくピンとこないのですが(笑) パーを取るために必要な%が下がるってことだから、仮にそれぞれ10%減少するミスを2回したら……そのホールでパーを取れる確率は80%に減少するということですよね。
今野 そうですね。だから、技術力の平均値が低いゴルファーにとっては、けっこう致命的です。そもそも1打の重みが20%に満たないわけですから。
ゴルフサプリ パー5で1打の重みが20%って、パープレーできるゴルファーにしか当てはまらない数値ってことですよね。じゃあ、僕なんて10%くらい…てことは、パー5でパーが取れる平均値は50%。一度でもミスしたら40%…全然チャンスホールじゃないですね!
今野 だから、初心者やアベレージゴルファーにとってパー5はチャンスホールではないと言えるんです。技術力の平均値が低いゴルファーは、短期戦ならチャンスがあるんです。前述した通り、一度でも実力以上のショットが打てればパーの確率がグーンと上がるから。ですが、長期戦になるとパーの確率はガクンと下がるわけです。
ゴルフサプリ 上級者の場合、平均値が高いうえにすごいナイスショットが出やすいし、そうすると1打の重みが20%から30%になると…そもそもパーの確率がほぼ100%なのに、110%や120%になるからバーディも取れるわけですか。
今野 そうです。だから、平均値を上げるために練習しましょう(笑)
ゴルフサプリ 結局、それしかないってことですね!

今野一哉(こんの・かずや)
JGTOツアープレーヤー。18GOLFプロデュース / キッズゴルフ代表。アマチュアゴルファーの指導やジュニアゴルファーの育成に力を注ぎながら、各ゴルフメディアで活躍中。蝶ネクタイスタイルはゴルファーへ「サービスし、尽くす」と言う意味を表す。


今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション

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