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ドライバー200ヤードでも79は出せる! 70台ゴルファーの思考法とは?

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2026/02/12 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

70台を引き寄せる6つのシンプルな質問

70台を出す人の判断は、感覚的ではなく非常にシンプルです。ショット前に自分へ投げかけている質問は、ほぼ次の6つに集約されます。

①このショットはダボにつながる可能性がありますか?
OBや池、深いバンカー、林など、ミスした瞬間に2打以上失う要素が絡む場合、その選択肢は選びません。成功すればパーが取れるとしても、失敗時のリスクが大きければ70台を狙う判断としては不適切です。彼らは成功率よりも、最悪の結果が何点になるかを基準に判断しています。

② ミスをするなら、どこが一番マシでしょうか?
当たる前提でピンを狙うことはほとんどありません。ダフりや押し出し、引っかけといったミスを想定し、その結果が最もマシになる方向に狙いを定めます。花道や広いグリーンセンター、安全サイドを選ぶのは、外しても次打で立て直せるからです。これは消極的な判断ではなく、スコアを守るための合理的な選択と言えます。

③ この距離は8割の力で打てますか?
70台ゴルファーはフルスイングを多用しません。8割で振れる距離はミート率が高く、曲がり幅も小さく、縦距離が安定しやすくなります。一方で、フルで振らなければ届かない距離は、ミスの幅が一気に広がる危険な距離でもあります。その場合は刻むか番手を変えます。8割で打てない距離は、そもそも狙う距離ではないという考え方が、スコアを安定させます。

④ このホールは今日はパーが必要でしょうか?
70台を出す人は、18ホールを均等には見ていません。距離が短く、ティーショットの落としどころが広く、グリーンも素直なホールはパーを狙うホールになります。一方で、距離が長くハザードが厳しい、グリーンが小さく難しいホールは、スタート時点で最初からボギーOKと決めています。重要なのは、ボギー狙いが消極的な判断ではないという点です。最初からボギーを受け入れることで無理な番手選択や危険な狙いが消え、結果としてダボ以上を防ぐことにつながります。70台は、パーを量産した結果ではなく、ボギーで止める設計を守り切った結果として出るスコアです。実際私のゴルフ友達には、ティーイングエリアで「ここはボギー狙い」と言って、長いショートホールのティーショットは刻んで、寄せワンを狙っている方もいます。

⑤ 今は取り返す場面でしょうか、それとも守る場面でしょうか?
ダボを叩かないようにしてもダボを打ってしまうのがアマチュアゴルファーです。ダボの直後やミスが続いた直後ほど、この基準が重要になります。70台ゴルファーは、ここで流れを変えにいきません。「次はボギーでいい」と割り切り、守りの選択を徹底します。無理に取り返そうとしないため、連続ダボが起きにくくなります。

⑥ この判断は18ホール全体の設計に合っていますか?
70台ゴルファーは目の前の1打を点で見ていません。今日はどこでパーを拾い、どこはボギーでよいのかを事前に考えています。その設計に照らして今の判断を確認します。18ホールで帳尻を合わせる思考があるからこそ、大きく崩れません。

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まず代表的なのが、「当たればOK」という番手選択です。パー4の2打目で当たればグリーンに乗るとフェアウェイウッドやユーティリティを選ぶ、パー5の2打目で距離を稼ごうとする、といった判断がこれに当たります。成功したときのイメージだけが先行し、失敗した場合に何点になるのかを考えていません。成功すればパー、失敗すればOBや池でダボ以上。この期待値の低さに気づかずに選んでしまうと、70台は一気に遠ざかります。70台を出す人は、この選択肢をチャレンジではなく、最初から除外すべき判断として扱っています。

次に多いのが、パーオンを義務にしてしまう判断です。バンカー越え、池越え、奥がOBと分かっていても、乗せなければいけないと考えてしまうケースです。この瞬間、ミスの許容幅はほぼゼロになります。少しでもダフればショート、少しでも強ければトラブルになります。70台ゴルファーの目的はパーオンではありません。目的はパーか、悪くてもボギーでホールアウトすることです。外していい場所を消した時点で、そのホールはダボの入口になってしまいます。

3つ目は、距離をフルスイング前提で考えることです。届かせるためにはフルで振るしかないという判断は、ミート率を下げ、曲がり幅を広げ、縦距離も合いにくくします。特にドライバー200ヤード前後のゴルファーにとって、フルスイング前提の判断はスコアを壊しやすい傾向があります。70台を出す人は、フルで振らないと届かない距離を危険な距離として扱い、刻むか番手を変える判断を迷いなく選びます。

4つ目は、全ホールでパーを取りにいく姿勢です。距離が長く、ハザードが厳しいホールでもここはパーを取りたいと考えると、必要以上にリスクを背負うことになります。70台は、全ホールでパーを狙った結果ではありません。パーを狙うホールと、最初からボギーでいいホールを分けた結果として出るスコアです。ボギーを失敗と捉えている限り、判断は攻めに傾き、ダボが増えていきます。

5つ目は、ダボ直後に取り返そうとする判断です。これは感情が判断を支配する典型例で、スコアを一気に崩す原因になります。ダボを打った直後ほど、「次で挽回したい」、「流れを変えたい」という気持ちが強くなります。しかし70台を出す人は逆です。ダボの直後ほど「次はボギーでいい」と割り切り、フェアウェイ、センター、手前といった守りの選択を徹底します。この切り替えができないと、連続ダボやトリが現実になります。

さらに、パー5で2オンを考えることも典型的なNGです。成功体験があるほど、この判断に引っ張られがちですが、ドライバー200ヤード前後のゴルファーにとって2オン狙いは失敗時の罰が大きすぎます。パー5は3打目勝負が前提です。ここで無理をすると、パー5がパーを取れるホールから、一気にダボホールへ変わってしまいます。

最後に注意したいのが、「今日は調子がいい気がする」、「流れを変えたい」といった感覚的な判断です。これらは一見前向きですが、再現性がありません。70台を出す人は、その日の感覚よりも、事前に決めた18ホールの設計を優先します。設計を崩した瞬間、スコアは不安定になります。

これらのNGマネジメントに共通しているのは、成功した未来で判断していることと、感情が判断に混ざっていることです。70台を出す人は逆に、失敗した未来を先に想像し、感情を排除します。やるべきことよりも、やらないことを明確に決めている。その積み重ねが、70台というスコアを支えています。

みなさんも、次のラウンドのスタート前に、スコアカードを見ながら、パーを狙うホールとボギー狙いのホールを明確にしてみてはいかがでしょうか! それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。

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