パー5ホールはティショットも2打目も飛ばす必要なんてない!では、どうやって攻めればいい?

町島久晴がレクチャーする90を切るための賢いコースマネジメント・Vol.7 思考をちょっと変えればミスが減る!スコアもまとまる!

2023/11/29 ゴルフサプリ編集部



プロたちにとってパー5ホールはバーディチャンスを量産したいホール。でもアベレージゴルファーにとっては一つ間違えると大叩きしやすいホールだ。「3打目をやさしく打てる状況を作ることが大事で、そのためには2打目がキーポイントとなります」と町島久晴プロ。スコアを無駄にしない攻略法を教えてもらった。

プロやシングルゴルファーたちはパー5ホールに限らず、ティショットをどんな球でフェアウェイのどの辺に運び、2打目はピンに対してどこを狙って打つかの作戦を立てながらプレーしています。計画と実行がきちんとしているわけです。ところがアベレージゴルファーの皆さんはそのホールの状況をよく確認もせずに、フェアウェイの真ん中だけを見て打とうとします。当たりがよくてフェアウェイの中央に運べたらOKですが、大抵は計画通りにはいかないでしょう。

パー5ホールは距離が長いからティショットで飛ばさないといけないと思いがちですが、飛ばす必要なんてありません。仮に500ヤードのパー5としましょう。ティショットで200ヤードくらい飛べば残り300ヤード。距離があまりでない人でも2回のショットで十分にグリーンに届きます。

ショットのつなぎがよければ3オンは可能ですし、2打目でダフリやプッシュなどのミスが出ても4オン狙いに切り替えて安全確実にプレーすれば大怪我しなくて済みます。 基本的にはグリーンのほうから逆算して3打目をどの辺から打てばスコアがまとまりやすいかを考えることが大事ですし、3打目はできるだけ自分の得意なクラブとか、自信のある距離を打てるのがベストといえます。

90切りを目指すレベルのゴルファーなら150ヤード残すよりは100ヤード、100ヤードよりも50ヤードという具合にグリーンまでの距離が近いほうが乗る確率が高いのも事実。でも3打目を短いクラブで打ちたいからといって、2打目で距離を欲張ると失敗しやすいものです。

一番いけないのはリキんでしまうこと。2打目で3番ウッドを持ち、できるだけグリーンに近づけようと振り回してはOBや大ダフリ、チョロなどのミスを招き、そこからプレーがガタガタと崩れてしまうハメとなります。

ティショットと同様で、2打目も飛ばすことが重要ではないのです。3打目、もしくは4打目でグリーンやピンを狙えるポジションに運ぶために、まずは2打目を確実に打つことに全力を注ぎましょう。