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町島久晴がレクチャーする90を切るための賢いコースマネジメント・Vol.6

思考をちょっと変えればミスが減る!スコアもまとまる!

2020/05/09 ゴルフサプリ編集部

グリーンの傾斜やラインの読みは経験を積んだ人でも難しいもの。グリーンに上がると、真っ先に自分のボールの場所に向かおうとするゴルファーが多いのですが、これでは情報不足。「グリーンに上がってからの歩き方を変えるだけで、傾斜やラインを正確に読めるようになりますよ」と町島久晴プロ。どんな歩き方がいいのだろうか!?

町島久晴
まちじま・ひさはる/1968年生まれ、茨城県出身。地元の茨城県を拠点に多くのアマチュアゴルファーをレッスン。聴覚障害者のゴルファーにも手話でレッスンを行っていることで評判のティーチングプロ。

パットを打つときはラインの奥側からも傾斜をチェックしよう

自分のボールにすぐに近づかないでラインを囲むように歩くのがコツ

最近では乗用カートでのセルフプレーが増えましたよね。これはプレーの進行を早める効果がある反面、グリーンの傾斜をしっかり読む機会の減少にもつながっているように思います。

基本的にはグリーンに向かう途中からグリーン全体の傾斜の特徴を見たり、グリーンの一番高いところを見つけたりして、グリーンに上がるときも低くなった花道側から上がれば傾斜を読み取りやすいといえます。ところが乗用カートのプレーですと、プレーヤー全員の球がグリーンの近くまで達したら乗用カートをグリーンの奥側まで進めて、グリーンの奥側から上がるケースがほとんどです。

自分のボールがカップ(ピン)の手前側に止まったとしましょう。乗用カートはグリーンの右奥に止めました。するとゴルファーのほぼ全員がそのまま自分のボールに向かって真っすぐ歩いていこうとします。そしてボール側からカップのほうを見てラインを読む。こうした所作は決して間違いではないけれど、情報がちょっと不足しているのです。

大事なのはラインの奥側からも見ておくこと。自分のボールがカップの手前側なら、カップの奥から回り込むように歩きましょう。ボールの場所に正対する場所で立ち、ラインの奥から傾斜を見る。そしてラインの真横からも見てボールとカップの高低差を見る。最後に自分のボールに近づき、ボール側からラインを見る。

こうした手順を踏んでラインを色々な角度から見るとグリーの傾斜を正確に読み取りやすく、ラインのイメージも明確になります。スロープレーにならない範囲でグリーン上の歩き方に工夫を取り入れましょう。

ボールがカップの手前で、グリーン右奥から上がるときはまずカップの奥側へと歩こう
ボールと反対側に立ち、ラインを読む
ラインの真横からも見て高低差を確認する
最後に自分のボールの場所へと近づく
ラインと右側と左側のどっちが高いかをもう一度見る
ラインのイメージが浮かんだところでストローク

受けグリーンが多いこともライン読みの判断材料となる

自分のボールがカップの奥に止まっている場合も同様です。グリーンの右手前の花道から上がるとして多くのゴルファーはそのままボールの場所まで歩こうとしますが、ラインの奥からもラインをチェックできる場所から歩き、そのままラインの真横からも見て、最後にボール側からラインを見るようにしましょう。

ちょっと傾斜が読みにくいなと感じたときは、屈むなど姿勢を低くすると細かい傾斜を把握しやすくなります。

日本のゴルフ場のグリーンはほとんどが奥から手前に下っている受けグリーンです。ピンがグリーンのセンターに立っているとして、グリーンを4つのエリアに区切ると次のことがいえます。

・ピンの右手前からは「上りのフック」ラインが多い
・ピンの左手前からが「上りのスライス」ラインが多い
・ピンの右奥からは「下りのフック」ラインが多い
・ピンの左奥からは「下りのスライス」ラインが多い

上りのラインであれば強めにヒットしますから曲がりが少なくなりますし、下りのラインならソフトタッチで打ち、曲がりも大きくなります。要するにピンの右サイドからはフックラインとなりやすく、ピンの左サイドからはスライスラインとなりやすいのです。

自分のボールの場所まで最短距離で歩いていくのではなく、ラインを囲むように歩きながら傾斜をチェックすれば、「やっぱり、あの位置からはスライスラインだな」とか、「少し上りだから強めのタッチで打って、曲がり幅を小さくしよう」などとストロークのイメージも浮かんできます。

ボールがカップの奥にあるときも、ラインの奥側から進もう
ラインの奥側からも傾斜を見て、ラインをイメージする
受けグリーンかどうかをチェックしながら傾斜を読み取ろう
グリーンの傾斜はさまざま。色々な角度から見て判断を下そう
ラインを最終的に確認するときは低い姿勢で見ると細かい傾斜を把握しやすい
アドレスしたらラインのイメージが消えないうちに早めに打とう

〈POINT〉
・ラインを色々な角度から見て情報を収集する
・ボール側からラインを見るだけでは情報不足
・傾斜をチェックするときは姿勢を低くするといい
・受けグリーンが多いことも頭に入れておこう

取材・文・写真/三代 崇 協力/サザンヤードCC



町島久晴がレクチャーする90を切るための賢いコースマネジメント

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【シリーズ一覧】
●Vol.1コースマネジメントの肝は「いいショットを打とう」と思わないこと
●Vol.2練習場のマットをイメージするだけで方向が安定しやすい
●Vol.3ピンよりも手前のエッジまでの距離を確認しよう
●Vol.4ボギーペースに徹すればパーセーブの回数も増える
●Vol.5フェアウェイの幅を広く使えばティーショットの成功率がアップ
●Vol.6パットを打つときはラインの奥側からも傾斜をチェックしよう
●Vol.7パー5ホールは2打目と3打目のつなぎを考えよう
●Vol.8ドッグレッグは自分の飛距離を計算に入れてターゲットを絞る
●Vol.9バンカーショットは打つ前に近くの芝で素振りして感じをつかんでおこう
●Vol.10フェアウェイが狭いホールはドライバーで打つリスクを考えよう
●Vol.11アイアンショット、これだけのツボを抑えておけば5打縮まる
●Vol.12打ち下ろし&打ち上げは景色に惑わされないで普段通りにスイングしよう
●Vol.13ピンを狙っていいときと狙ってはいけない場面を見極めよう
●Vol.14グリーン周りからは「3打」で上がればOKと考えよう
●Vol.153パットを減らすコツを知ればベストスコアを出せる
●Vol.16風が強い日は風に逆らうだけ損。シンプルに考えてスイングしよう
●Vol.17林からの脱出は、次のショットにしっかりつなげる意識を持とう
●Vol.18パー3は60〜70点のティショットが打てれば、パーだって取れる

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