左隣の人に体重を預けるイメージ!「1軸」の体重移動なら飛距離はすぐ伸びる
スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.2
今の筋力のままで無理なく飛ばせる1軸スイングと、プレー中の心の波をなるべく平成の保つメンタルコントロール。この2つをマスターできれば、90切りのチャンスがかなり増えてくるという。
常時80台のスコアを目指したいゴルファーには必見のページだ。
1軸の体重移動なら飛距離がすぐ伸びる
左重心のトップから左荷重を強めていく
多くのゴルファーは右足 体重のトップから左足に体重を移動させようとします。左右の体重移動ですが、これがうまく出来ずにインパクトで体重が右足に残ったまま、左ヒザが伸びてしまう人が多くいます。つまり自分の体重が軽くなった状態ですから、ボールにパワーが伝わりません。
その点、1軸打法の体重移動なら自分の体重を利用することができ、パワフルなインパクトがつくれます。1軸打法のトップでは左足に体重の6割が乗りますが、切り返しでは左足の荷重体重が7割となります。意識的に左足を踏み込むのではなく、体が左に倒れこむイメージだけで十分。イチロー選手だって体をピッチャー方向に倒し込むようにしてバットを振っています。ごくナチュラルな体重移動で自分のパワーを最大限に生み出しているのです。
左足荷重を強めながらクラブを振り下ろし、インパクトでは腰を左に回しながら、左足母指球を踏み込みます。「自体重の反作用」による左足への加圧で、階段を上るときのようにヒザを伸ばす動作を思い浮かべると理解しやすいでしょう。
❶ 1軸打法のトップは体重の6割が左足に乗る。
➋ 切り返しは体重の7割を乗せて、体が左に倒れこむ感覚となるで、体重の7割をイメージ。
❸ インパクトは左足にさらに荷重しながら左ヒザを一気に伸ばす。
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腰を左に回しながら左足母指球を踏み込めば、ボール初速が最大となる。
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体重が左足に乗らないままで左ヒザが伸びてしまう人が多い。
【POINT】
1.体重移動は左から左
2.倒れこむイメージ
3.左ヒザを伸ばす
95⇒85の『10の鉄則』|パッティングはイメージが大事
素振りしたときのイメージの残像を残してパットを打とう
パットの目的は「距離感」と「方向性」の2つです。どちらも重要ですが、打つ前に傾斜を見てラインをしっかりイメージする過程をしっかりやらないと両方の目的が果たせなくなります。「入れたい」「外したらどうしよう」と結果ばかり考えてはイメージが浮かばず、パットがうまく打てないのです。
小暮博則
(こぐれ・ひろのり)
1971年11月27日生まれ。
明大ゴルフ部を経て2004年プロ入会。
ドライビングレンジ日比谷等にて「左重心スイング」レッスン、企業ゴルフコーチとして定評がある。
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協力/久邇カントリークラブ
GOLF TODAY本誌 No.562 78〜79ページより
<スイングテクニック編>
●Vol.1:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.1
●Vol.2:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.2
●Vol.3:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.3
●Vol.4:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.4
●Vol.5:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.5
●Vol.6:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.6
●Vol.7:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.7
●Vol.8:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.8
●Vol.9:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.9
●Vol.10:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.10
【関連】
・スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.1