スイングを安定させたいなら「1軸型・台形アドレス」を試してみて!
自分では正しい動きができていると思い込んでいたのが、ちょっとした勘違いからエラーを引き起こしてしまっているのはよくあること。今回は1軸のダウンスイングの軌道を学習し、ミート率アップを目指そう。飛んで曲がらないショットが打てる回数が増える。
1軸のアドレスで正確な飛ばしが実現
下半身は台形をつくるイメージ
1軸スイングのアドレスは、両足ともツマ先を15度ほど開きます。右ツマ先を開くのは、インパクトからフォロースルーにかけて右腰を前に出さないようにするためです。さらに左ツマ先を開くことで、ダウンスイング以降で体重が左足に乗りやすくなります。
下半身は股関節、両ヒザ、両足首などの関節のラインが真っすぐとなるように構えましょう。下半身の三関節できれいな台形をつくるイメージです。両ヒザを内側に絞ると下半身のパワーが生まれず、インパクトが安定しません。両肩は平行にセットします。
アドレスで右手が左手よりも下になるため、右ヒジを手前に引きつけて右肩を下げなさいとよくいいますが、両肩の高さはなるべく揃えましょう。右手が下になる分だけ、右肩が少し下がるのはOKです。そのほうがバックスイングでクラブを立てやすく、1軸スイングのトップがつくりやすいのです。昔からいわれるオーソドックスな形を忘れて、自分のスイングに1軸の要素を加えていくと新しい発見が生まれます。
体重の55パーセントを左足に乗せて、股関節や両ヒザ、両足首の三関節を結ぶラインが真っすぐになるように構える。
バックスイングでは右足を伸ばしながら左足への荷重を少し強め、切り返しでは体重の60パーセントが左足に乗る。
✖ 両ヒザを内側に絞ったり、右肩が下がったりしないように注意。
【POINT】
1.両ツマ先を開く
2.三関節が一直線
3.肩を平行にセット
95⇒85の『10の鉄則』|ショートアイアンはフェースが命
右手首の角度をキープすれば、フェースの開閉を抑えられて方向が正確になる。
ショートアイアンはロフト角が多く、ボールがつかまりやすい性質があります。振りすぎるとグリーンの左奥に外しやすいですし、逆にフェースが開いて当たりが浅くなれば右手前のバンカーにつかまるケースが多いのです。フェースの管理が重要ですから、インパクトからフォロースルーにかけて右手首の角度をキープする意識を持ちましょう。
小暮博則
(こぐれ・ひろのり)
1971年11月27日生まれ。
明大ゴルフ部を経て2004年プロ入会。
ドライビングレンジ日比谷等にて「左重心スイング」レッスン、企業コーチ、オンラインレッスンが好評。
協力/久邇カントリークラブ
GOLF TODAY本誌 No.565 94〜95ページより
<スイングテクニック編>
●Vol.1:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.1
●Vol.2:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.2
●Vol.3:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.3
●Vol.4:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.4
●Vol.5:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.5
●Vol.6:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.6
●Vol.7:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.7
●Vol.8:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.8
●Vol.9:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.9
●Vol.10:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.10
【関連】
・スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.1