ドライバーでもっと飛ばしたい!本気のゴルファーにオススメする『ジミ練』3選
スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.10
一度ミスしてしまうと、そこでもう自信喪失に陥るゴルファーがとても多い。しっかりと練習を積んでゴルフ場に来たのなら結果に左右されないで、最後まで自分を見失わないでプレーすることが大切だ。難しいことだが、そう心に誓ってプレーしてみよう。
1軸打法のドリルでもっと飛距離アップ
肝はインパクト前に腰を開かないこと
今回は1軸スイングをマスターし、飛距離をさらにアップさせるための3つのドリルを紹介します。
一つ目はヒップフロントです。これはお尻やモモの裏側、ふくらはぎなどの筋肉を動員させて強いインパクトを迎える感覚をつかむのが目的で、左足の上に腰を一気に乗せる動作を繰り返しましょう。
二つ目のアームスルーは、体重を左足に乗せて体を開かずに腕を振ります。腕が体の正面を早く通過させるイメージでスイングしましょう。肩が開いた状態で腕を振るのはNGです。
そして三つ目はヒップスライドです。1軸打法は基本的には左足体重でスイングしますが、体重移動をまったく使わないわけではありません。ボールをしっかりつかまえてパワーを効率よく伝えて飛ばすには、トップで胸が右を向いた体勢のままで腰を左にスライドさせる動きが必要不可欠です。腰が左に移動しながら開くのは間違った動きです。
この3つの動きを覚え、うまく連動させればパワフルなインパクトを生み出します。
①ヒップフロント
左ヒザの上に腰を乗せる
クラブを水平に持ち、右足を後ろに引いた体勢から腰を左足の上に一気に乗せる。
②アームスルー
肩を開かないで腕を振る
胸をボールの右に向け、左足体重のままで腕をスムーズに振る。体が早く開いた状態で腕を振るのはNGだ。
③ヒップスライド
腰を左に動かし左足荷重を強める
腰や胸を開かないままで、腰を目標側にスライドさせる。
【POINT】
1.ヒップフロント
2.アームスルー
3.ヒップスライド
95⇒85の『10の鉄則』|30センチ間隔で距離を打ち分けよう
カップまで30センチの距離から60センチ、90センチ、120センチ、150センチ、180センチを打とう。
パットの距離感がない人は、1メートル間隔の打ち分けがなかなかできません。そのためカップを外したときに1メートル以上もオーバーして3パットの結果を招きやすいのです。30センチ間隔の距離を打ち分ける練習を積んでおくと、パットを外したときも30センチ圏内に寄せることができ、返しのパットが入る確率が高くなります。
小暮博則
(こぐれ・ひろのり)
1971年11月27日生まれ。
明大ゴルフ部を経て2004年プロ入会。
ドライビングレンジ日比谷等にて「左重心スイング」レッスン、企業コーチ、オンラインレッスンが好評。
協力/久邇カントリークラブ
GOLF TODAY本誌 No.570 98〜99ページより
<スイングテクニック編>
●Vol.1:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.1
●Vol.2:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.2
●Vol.3:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.3
●Vol.4:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.4
●Vol.5:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.5
●Vol.6:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.6
●Vol.7:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.7
●Vol.8:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.8
●Vol.9:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.9
●Vol.10:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.10
【関連】
・スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.1