5人の若手女子プロ|私たち、フェースの“押し込み力”で飛ばしています(4/6)
平面のフェアウェイで厚い球が打ちたい!稲見萌寧のアイアンレッスン
今季初優勝を決めた稲見萌寧はアイアンで、右に抜けてしまう弱々しい球を克服するポイントを教えてくれた!
●5人の若手女子プロ|私たち、フェースの“押し込み力”で飛ばしています
(1/6):初シードに向けて猛進中の5人の若手女子プロが特別レッスン!
(2/6):淺井咲希のドライバーレッスン①
(3/6):淺井咲希のドライバーレッスン②
(4/6):稲見萌寧のアイアンレッスン
(5/6):エイミーコガのドライバーレッスン
(6/6):金澤志奈のアイアンレッスン|菅沼菜々のアイアンレッスン
稲見萌寧
Mone Inami
(都築電気)
1999年7月29日生まれ。日本ウェルネススポーツ大学在学中。2018年プロテスト合格。ルーキーとして参戦した今季はセンチュリー21レディスで初優勝。
左サイド主体のダウンスイングで押し込むインパクトを作る
力強い球を打つには フェースコントロールが 大事になってきます
私はアイアンが得意なのですが、時々薄く当たってしまい、フェースが球に負けてしまうことがあります。そんな時は、フェースコントロールをとても意識します。
当たり負けしてしまう時は、フェースを立てて押し込むような動きが必要になってきます。アマチュアの方がフェースを押し込む意識を持つと、上半身を使いすぎてしまう場合がとても多いのですが、私は体の左サイドで球を押し込むインパクトをするようにして、フェースを立てています。
ポイントは左手手首の角度を変えずに押し込む。ここが解けてしまうとパワーが球に伝わりません。
厚い球を 打つためにはヘッドを球の上から入れることが必須です
左手首の形をキープすると、自然にインパクトはハンドファーストになります。
トップの左手首の形をキープし続けるイメージ
トップの時の左手首の角度をキープするイメージだと、ダウンスイングからインパクトにかけてもキープしやすいですよ。
アドレスでは極端なハンドファーストは作らない
ハンドファーストにインパクトするのが理想ですが、アドレスの段階で極端なハンドファーストを作ると、スイング全体のバランスが崩れてしまうのでやめましょう。
手首だけではなく左半身を使うこと
左手首の角度をキープすることで、手元で押し込むと勘違いしてしまいそうですが、左半身を使って押し込んでいくのが正解です。左半身を使うことで、腰の回転もスムーズになり、ハンドファーストにインパクトしやすくなります。
取材トーナメント/北海道meijiカップ NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
GOLF TODAY本誌 No.568 52〜53ページより