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NEW・名門ゴルフ場|四街道ゴルフ倶楽部(千葉県四街道市)番外編 Part3

リサオの『NEW・名門ゴルフ場』探訪

2019/11/27 リサオ(大隈 里砂)

ビカァァァァァーッ!あとから本文に出てきますシグネチャーホール間(*用語集参照)でございます

名門ゴルフ場という言葉があります。名門テニスクラブはあるけど、名門卓球場は聞かないので、たぶんハイソサエティの人々が集まる方便にスポーツを使った名残なんでしょう。イメージは歴史がある、閉鎖的、特権階級。でもゴルフは草っ原で始まったスポーツ。肩肘張らない開かれた名門ゴルフ場も実は数多くあるのです

文・写真・絵
リサオ(大隈里砂)
元超インドア文学少女。遅咲き・狂い咲きゴルファー

コラムニスト、似顔絵作家、イラストレーター、フォトグラファー、翻訳家(英語)として(自称・ひとりスキマ産業)、主にゴルフ業界で活動

プレースタイル:山っ気たっぷり、策に溺れ式
特技:無駄ロブ(不必要なロブショット)
好きなライ:ヘンなライ、下りフック
苦手なライ:フェアウェイど真ん中
好きな言葉:インテンショナル
子供の頃の将来の夢:電気屋さん

番外編・ガンバレ千葉県!『四街道ゴルフ倶楽部』のつづき。の前にゴルフコンペについて

ゴルフを急に始めて劇的にハマって、寝ても覚めてもゴルフがしたかった頃(14年前〜)、当時は1人予約なんて便利なもんはなかったので、ゴルフがしたいならゴルフ仲間を作るしかなく、しかしそれまで友達は少数精鋭でヨシとしてきたし、まあまあ人見知りだったので(内弁慶)、困ったなあと思っていたのです。新しい友達つくるの面倒くさいなーって。しかし、ある飲み会で初めて会ったひとに「あ、明日ひとり空きがあるけど来る?」って言われて「行きます」と即答し、何十年も続いたわたしの人見知り人生はあっさりと終わったのでした。つまり、本当にやりたいことがあったら人見知りとか言ってらんねーんだなと。それまでは本当にやりたいことがなかったから人見知りでも生きてこられたってことなのでしょう。それがわかっただけでもゴルフに大感謝です。おかげで世界がパァァーっと広がったもん。ありがとうゴルフ。

でも当時付き合ってたひとは「はぁ???なんなのそれ?知らないひとと?おまえどこに向かってんだよ?」とそりゃーもう不機嫌。わたしはあなたの持ち物じゃないから、わたしがどこに向かってても関係ないわよ。そもそもあなたとは違う方向だと思うわ。けど、そうも言えず、あちゃこちゃラウンドに行ってることをひた隠しにし、しかし全くどこにも行ってないと言うのも不自然なので、たまにどこどこ行ったみたいに抽出して報告し、でも徐々にどのラウンドについて申告したかわからなくなって面倒くさくなりまして。そもそも緻密なタイプじゃないので。

時は夏。サーフ&ターフということで、こっそり海にも行ってたので、日焼けするのですね。とても。なにしろ日焼けよりも日焼け止めのほうが肌に悪いと思っているので日焼け止めを塗らない。だからとても日焼けする。でも件の男に前に会ったときより焼けてたら「またゴルフかよ。いいご身分で」とか言われるわけです。たいそう面倒くさい。そしたらいいこと思いついた。

ずっと黒ければいいんじゃん?って。

なんという天才的なひらめきでしょう。そこからせっせと日焼けサロンに通って、これでもかこれでもかって焼いた。これならラウンドして焼けてもそんなに差がわかんないはずだ。よく考えたらゴルフでそんなに全身キレイに焼けるわけないんだけど、でも、ひと(主に男子)は自分が信じたいものを信じたいように信じるせつない生き物。全然バレなかったとです。これ読まれたら今さら全部バレるけど全然構わないです。女性のみなさんは、男の子と真っ向勝負しても無駄なので知能犯を目指すとよいかと存じます。損して得取れ。負けるが勝ち。北風より太陽ってことでどうかひとつ。

それはさておき、ゴルフ仲間。毎回飲み会でゴルファーを探してラウンドに割り込むわけにもいかないので、どーしてもゴルフしたいってときはゴルフ場のやってるオープンコンペにひとりで参加したりしてました。いま思うと120〜130回叩いてた頃なんだけど、でも、ゴルフを教えてくれた友達の「とにかくクラブ持って走ってればヘタでも文句は言われないから」という尊い言葉を胸に、乗り込んでいった。でもって、上記の理由で異様に黒かったのと、あと加圧トレーニングとか通っててわりと筋肉質っぽかったせいなのか、同じ組になったおじさまたちに「初めまして」ってご挨拶すると「お!女子プロか!」「バックティ?」とか言われて「見かけ倒しです。ごめんなさい」って恐縮してました。たまに「なんだよ女と同じ組かよ」って嫌そうな顔するおじさまもいたけど、わたくしなにしろセッカチなもので、打つのが尋常じゃなく早いのです。今まで何百回とラウンドしてきて自分より早かったのは某シャフトメーカーのUさんだけ。Uさんはタッタッタって歩いて来た勢いでそのまま打っちゃう。準備できてないのに打つ感じ。ありゃーただのセッカチだな。だって、練習場なんかでやってる試打会、そこにメーカーのひととしてUさんが来るとき、たとえば試打会が18時までだと、18時1分には全部片付けて打席からいなくなろうとするぐらい早い。絶対にフライングしてるはずなんだけど、なぜか尻尾を掴まれない。熟練の技。わたしも彼には負けるけどセッカチ度はかなり高いので、先ほど出てきた「ちぇ、女かよ」と思ったであろうおじさまも、2ホール目の丘(*用語集参照)に立つころには「き、きみ、は、早いね」ってなります。そういえば、祖父もたいそう早かったらしく、母が「自分が打ったらさっさと行っちゃってほんとうにイヤだった」と言っていたので、完全に隔世遺伝です。ああ、爺さんと一緒にラウンドしたかったなあ。

で、ゴルフコンペ。オープンコンペ期(ブービーメーカー期)を経て、友達のいるグループのコンペにも定期的に出てたんだけど、いつの間にかあまり参加しなくなりました。スコアに拘泥しなくなったせいもあるかな。というか最近ほとんどスコアを数えてない。だから自分の立ち位置がよくわからない。「平均スコアは?」って聞かれると悩む。だってゴルフはスコアじゃなくてバーディ数だと思ってるの。だからよく同伴者に「ピンしか見てないね」って言われるんだけど、遊びのゴルフでピン以外どこを見ろっていうのかしら。ああ、そういえば、先日取材に行ったとあるコンペで、ゴルフのお悩みアンケートに「月いちゴルファーなので、その日暮らしになってしまいます」って書いてあって朝からとってもほっこりしました。その日暮らし。使わせていただきます。用語集にも載せちゃおう↓

NEW・ゴルフ用語集

丘・あの丘:ティーイングエリア
シグネチャーホール間:『シグネチャーホール・間』ではなく『シグネチャー・ホール間』。ホールとホールの間、ホールと全然関係ないとこで印象に残る場所のこと
振り返りのススメ:飛球線方向以外を見る、特に振り返ると驚きの美しい光景が広がってることが多いよ!
どんぶらこ:アップダウンやアンジュレーションのこと
サバンナ系:アフリカのサバンナを彷彿とさせる光景が見られるコースのこと
イケメン:池を見ると平常心を失って力が入っちゃう池メンタル=お豆腐メンタルのこと
ゴルフがちょっと慌ただしい:ヘタの言い換え。上手い人でもヘタな日はある。だからって心底ヘタってことじゃない。そもそもゴルフは上手いヘタじゃない。評価基準は楽しいか楽しくないか、楽しんでるか楽しめてないかだけ
その日暮らし:お悩みや平均スコアを聞かれたときの返事。用例「いやあ、なにしろ人生もゴルフもその日暮らしなもんで」

久々にちゃんとしたゴルフコンペに参加するの巻

まあそんなこんなでコンペにはあまり出ない今日この頃なのですが、先日久々に参加してまいりました。人数が結構いるコンペだと、表彰式までちょっと時間ありますよね。その空き時間を利用して『無茶振りお絵描きライブ』という名の似顔絵描きをしようと目論んで。折り畳みの机とか椅子持参で。

なんかコドモのお店屋さんみたいだけど

この日はあいにくの雨でしかも寒くて予想以上にとっちらかったけど、愉快なメンツでまわらせてもらえたのでかなり楽しかったです。お初の組み合わせでも、うまいこと調和して楽しい時間を過ごすことができるってのがやっぱりゴルフの醍醐味ですね。昨日まで存在すら知らなかったお互いが今日はキャッキャと遊んでる。それがゴルフの一番いいところなんだよなー。あと、普段はお昼休みいらねー、スルーでいきてーって思うことが多いんだけど、コンペだとお昼ご飯の時間って大事ですね。ここでより一層打ち解けて、後半がもっと楽しくなる。久々にコンペに参加してそのことを再認識できてよかったです。結局、表彰式が始まるまでに似顔絵を8人描くことができて、そのうち3人が同組のかたがた。こちらの女子とは久々に一緒に遊んだけど、昔と同じくゴルフが上手で飛ばし屋で、そして可愛い小動物だった。

男性ふたりとはお初。ふたりとも上手だし飛ぶし、ヘッドスピード速くてスイングの音が心地よかった。あの音をおかずにご飯3杯いける。

  • 今までご一緒したレフティの中で最もレフティを感じさせなかったM氏。後半、心の声がダダ漏れしてボヤキ漫談家に変身

  • 上がり2ホールで「わかった!」と会心のショットを放つも、なにがわかったのかを聞くと、絞り出すように「言葉にできない」と答えたS氏

そして本題。『日本一女性にやさしいゴルフ場』を目指す四街道ゴルフ倶楽部

参加したのと取材と、立て続けにゴルフコンペの場面に身を置いたので、アタマがコンペモードで失礼をば。『NEW・名門ゴルフ場』としては番外編だけど、四街道ゴルフ倶楽部はアコーディア・ゴルフが本気で女性のことを考えて改革を進めているゴルフ場です。それだけでなく、美しい景色もたくさん見られるコースでした。前回、前々回でも紹介してるので、念のためリンク貼っておきます。

四街道ゴルフ倶楽部(千葉県四街道市)番外編Part1

四街道ゴルフ倶楽部(千葉県四街道市)番外編Part2

Part1のメイン画像にしたのにタイトルを外した完全バージョンを載せるの忘れてた、14番PAR4、丘を振り返る、の図。これからの季節、渡り鳥がたくさん来るのではなかろうか
1番PAR5の丘あたりから5番PAR5のグリーンを見下ろす。シグネチャーホール間
その5番ホールのグリーンを、6番PAR4との間、上の写真の小屋のあたりから。これもシグネチャーホール間でございます
5番PAR5の丘
5番PAR5の2打目地点に『池マデ185y』の表示。珍しい場所にあるね。ミスってフェアウェイ左サイドに来なかったら気づかなかったはず
6番PAR4のグリーンからの振り返り
そういえばエアダスターはつおい武器感満載でした
  • 清潔感のあるロッカールーム。ロッカーも大きくて使いやすい。各ロッカーの扉の裏には大きな鏡

  • 浴室の充実っぷり。時短のためのダイソンドライヤーと、扇風機(汗がひかないとお化粧できないからなんだって)。芸が細かい

なにしろ女性は荷物が多くなりがち。ということで、なるべく少ない荷物で来てもらうためにいろいろと充実してました。ゴルフ場備え付けのドライヤーや化粧水、乳液が気に入らなくて自宅からわざわざ持ってくるひとも多いんだそうです。特にシャンプー&コンディショナー。これはわたしも小分けボトルを持参することが多いです。なんせいまだにシャンプーリンス一体型を置いてるゴルフ場もあるので。それだとパサパサになっちゃうから。そう思ってるひとのために、なんと!

しゃ、シャンプーバー!!!

これはもう気分がアガっちゃうよ。これ見て喜ばない子はいないでしょう。なんなら男性の浴室にも置いてあげたい。他にも、浴槽から洗い場が見えないような工夫とか(落ち着いて湯船につかってられるし、シャワー浴びてるほうも水が浴槽側に飛んでかないか心配しないですむ)、細かい配慮がすごくて、これは関係者の女性たちが本気で考えたんだなってはっきりわかる。今までそんなゴルフ場はなかったです。女性同士で行っても相当楽しいし、男性も、連れてった女性が上機嫌なら、多少自分がOBを出したとしてもプラマイはプラでしょう。あ、プラにするため、お風呂には入ったほうがいいですね。わたしは普段ラウンドが終わるやいなやピューって帰っちゃうんだけど、その手の女子には前もって「お風呂が楽しいみたいだよ」って予告しとくのがいいと思います。もし彼女のその日のゴルフが慌ただしかったならなおさら。ゆっくりお風呂に入ってもらえば帰りの車中での会話も弾むことでしょう。四街道ゴルフ倶楽部、現在の女性比率は20%で、アコーディア・ゴルフ系列の中でもかなり多いらしいんだけど、目標は30%なんだそうです。軽々いきそう。

四街道ゴルフ倶楽部(アコーディア・ゴルフ公式サイト)


NEW・名門ゴルフ場|四街道ゴルフ倶楽部(千葉県四街道市)番外編

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【シリーズ一覧】
●第1回:NEW・名門ゴルフ場|サニーカントリークラブ(長野県佐久市) Part1
●第2回:NEW・名門ゴルフ場|太平洋クラブ佐野ヒルクレストコース(栃木県佐野市)Part1
●第3回:NEW・名門ゴルフ場|四街道ゴルフ倶楽部(千葉県四街道市)番外編 Part1
●第4回:NEW・名門ゴルフ場|キングダムゴルフクラブ(埼玉県秩父市)Part1
●第5回:NEW・名門ゴルフ場|志摩シーサイドカンツリークラブ(福岡県糸島市)Part1
●第6回:NEW・名門ゴルフ場|千代田カントリークラブ(茨城県かすみがうら市)Part1
●第7回:NEW・名門ゴルフ場|吉井カントリークラブ(群馬県高崎市)Part1