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NEW・名門ゴルフ場|太平洋クラブ佐野ヒルクレストコース(栃木県佐野市)Part1

リサオの『NEW・名門ゴルフ場』探訪

2019/10/21 リサオ(大隈 里砂)

ゴルフ場のみなみなさま!いつも本当にありがとうございます!

名門ゴルフ場という言葉があります。名門テニスクラブはあるけど、名門卓球場は聞かないので、たぶんハイソサエティの人々が集まる方便にスポーツを使った名残なんでしょう。イメージは歴史がある、閉鎖的、特権階級。でもゴルフは草っ原で始まったスポーツ。肩肘張らない開かれた名門ゴルフ場も実は数多くあるのです

文・写真・絵
リサオ(大隈里砂)
元超インドア文学少女。遅咲き・狂い咲きゴルファー

コラムニスト、似顔絵作家、イラストレーター、フォトグラファー、翻訳家(英語)として(自称・ひとりスキマ産業)、主にゴルフ業界で活動

プレースタイル:山っ気たっぷり、策に溺れ式
特技:無駄ロブ(不必要なロブショット)
好きなライ:ヘンなライ、下りフック
苦手なライ:フェアウェイど真ん中
好きな言葉:インテンショナル
子供の頃の将来の夢:電気屋さん

被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます

9月の台風15号で千葉にかなりの被害が出てしまい、復旧したら千葉のゴルフ場にいっぱい行こうって思ってた矢先の10月12日。台風19号では河川敷のコースが今までにない規模の打撃を受けました。いつも何の気なしに「河川敷のコース」って言ってるけど、遊水池を利用しているということは、水害を宿命として背負っているコースということ。そんな大変なものを運営するなんて、ものすごく根性がすわってないとできないことだと改めて感謝と尊敬の念を覚えます。だって、河川敷じゃないコースと同じく毎日整備しているのですよ。いつ水害に遭うかわからないのに毎日きちんと整備しているのです。そして被害を受けてもまた立ち上がる。並の覚悟じゃないと思うの。もちろん河川敷じゃないコースもたいへんな思いをして復旧作業をされています。ただ、今回、わたし自身が河川敷のコースに少し関わっていたため、初めて当事者の立場で見て、感じて、考えたのです。よく知っているコースが川に呑み込まれる様子を見たとき、日々整備をしてくれているひとたちの顔が浮かんで、言葉を失いました。そして、樹木が倒れるなどの被害ももちろん大変だけれど、水害はまたちょっと次元が違うかもしれないと思いました。なぜなら、いうなれば、ゴルフ場全体が全部『振り出しに戻る』わけだから。渦中にあるとき、川底に沈んだ状態では、水が全てを覆い隠しているからか、まだ実はこれからのことに実感が湧かなかった。でも、その水が引くと、あとに残された尋常ならざる量の泥や砂を見て現実に引き戻されます。

  • 神奈川県川崎市にある多摩川ゴルフ倶楽部。完全に砂浜

  • そして泥

  • フェアウェイ。埋もれた芝

  • グリーンとグリーンまわり

河川敷ならではの楽しみがいろいろ

写真の多摩川ゴルフ倶楽部だけでなく、実は河川敷って好きなコースが多くて、それは手引きカートや担ぎでお散歩するみたいな感覚が楽しいこともあるし、なんでか河川敷コースにある樹木っていい感じだし、あと水辺だから鳥が多いというのもポイント。鳥が好きなの。というか、ゴルフをする前は鳥は鳥でもペンギン一択。好きが高じて『ペンギン会議』って真面目な団体に所属して、ガラパゴス諸島にガラパゴスペンギンを見に行くぐらい好き。でもゴルフをするようになって、他にも鳥がいーっぱい存在することを認識して、そんで全部好きになった。ゴルフ場の池って、ボールが吸い込まれる怖い怖い場所じゃないのです。鳥がいっぱい集まる楽しい楽しい場所なの。なのにほとんどのゴルファーはそれに全然気がついてない。もったいない。自然の中でやってる意味がない。

全18種のなかで最も好きなアデリーペンギン。最も気が荒い種。でも「怒ってる顔も可愛いよ」って抱きしめたくなる
河川敷に多いこのメラメラしてる木が好き(ニッソーカントリークラブ)

河川敷の楽しみ:鳥。BIRD。バーディ(Birdie)。イーグル(Eagle)、アルバトロス(Albatross)。そもそもみんな鳥じゃん

ゴルフ場でよく見る鳥その他の生命体については別の機会に何度も何度もしつこく書くつもりだけど。とりあえずそれまでは、目ん玉ひん剥いて鳥その他の生命体を見つけ、耳の穴かっぽじって鳥その他の生命体が奏でる鳴き声を聞き取る努力をしてみていただけると幸いです。だって、球打ってない時間たくさんあるでしょ。ゴルフするだけがゴルフじゃないよ。それにゴルフに関係ないことにも興味を持ってみると案外楽しいよ。あとさ、鳥とか雲とか愉快な形してる樹木とか、周りの環境に目を配れない子には、ゴルフゲームのマネジメントも難しいんじゃないかな。「周囲の状況を素早く判断する」訓練だと思ってぜひぜひどうぞどうぞ。

ちなみに今思いつくところでお池でよく見かけるのは、アオサギ(デカい)、ダイサギ(通称シラサギ。デカい)、カルガモ(模様のおかげでいつも笑顔に見える)、カイツブリ(潜水名人。小柄)、コガモ(モヒカン君)、ハシビロガモ(クチバシが幅広い)、マガモ(オスの頭部は美しい緑色)、オナガガモ(尾が長い)、キンクロハジロ(漢字で金黒羽白。目が金色)、ホシハジロ(オスの頭部と首が赤褐色。目は赤)、オシドリ(オスは見たら悶絶するほど美しい色彩)。この中で年中同じところにいる『留鳥』はサギたちとカルガモ、カイツブリ、オシドリ。他の子たちは秋から冬にかけてシベリアなどの北方の地からやってくる渡り鳥(冬鳥)。日本で越冬し、春に日本を離れ、繁殖地に移動します。なのでこれからがいい時期です!“そんなさあ、名前をズラズラ書かれてもさあ”って困惑するかもだけど、まあなにか見かけたら、このどれかに当てはまるかなーと思ってぼんやり眺めていただきたいのです。たとえスコアが悪くても、オシドリ夫婦を目撃できたら気分ちょーアガる。保証する。写真見せるけど、これ、ホンモノをナマで見たら「わー!」ってなる。これホント。

これがほんとのオシドリ夫婦。とマガモ(オス)
鳥ってだいたいメスが怖ろしく地味なんだけど、オシドリはまだ地味さがマシかも。白いアイラインが可愛いでしょ

オシドリは雌雄セットで見られることが多く、それで『おしどり夫婦』って言葉が生まれました。確かにオシドリのツガイは繁殖期を迎えると寄り添うように生活するんだけど、それはあくまで卵が孵化するまでの期限付き。オスがメスのそばから離れない理由は実はあぶれたオスからの略奪を防ぐため。上の写真、手前の子はあぶれオスかも。そんで、ヒナが生まれると関係を解消し次の繁殖期には別のメスとペアになるんだって。オシドリ夫婦、敗れたり。なんだか裏切られたような気分かしら。でも、生き残るために遺伝子の多様性を求めているだけなのです。それにしても、どうしてこれだけ多くの色が複雑に配置されることになったのでしょう。自然は不思議です。ちなみにオシドリ、いろんなゴルフ場にいるんだけど、だいたいは次の写真みたいな隅っこの端っこの土手のあたりにいるので見過ごしがち。普段は他のカモにあまり近づかないのでこの時はかなりラッキーでした。ちなみに場所は太平洋クラブ成田コース。時期は2月。

土手付近、要注意です

ガンバレ河川敷コース!

そんで河川敷の話に戻すと、写真の多摩川ゴルフ倶楽部(多摩川)、ニッソーカントリークラブ(利根川)のほか、セグウェイゴルフと敏腕女性支配人で有名なアジア取手カントリー倶楽部(利根川)、トラフズク(フクロウ)がフツーにコース内の木にとまってたノーザンカントリークラブ 錦ヶ原ゴルフ場(荒川)、ラムサール条約の登録湿地(ググって)、渡良瀬川遊水地にある古河ゴルフリンクス(利根川・渡良瀬川)、2人乗りカートで乗り入れできるアメリカンスタイルのKOSHIGAYA GOLF CLUB(江戸川)、ご存じマーク金井氏のホームコースであるところの赤羽ゴルフ倶楽部(荒川)など、優秀なコースがたくさんあるのです。

正体見たり

復旧したら『ガンバレ河川敷コース!特集』をやろうと思ってます。『ガンバレ千葉!』もね。結局のところ、ゴルファーにできる支援はゴルフに行くことなのですから。

被害に遭われた皆さま、そしてコースにも、一刻も早く平穏がおとずれますように。復旧作業に携わっている皆さま、どうか安全第一でお願いします。

用語集というほどのものでもないんだけど

本題になかなかたどり着けないついでにもうひとつ。いわゆる正式な『ゴルフ用語』じゃない、ここだけの言い回しがいろいろ出てくると思うので、いちいち「前回書きましたが」っていうのも面倒だし、前回と言われてもきっと読み返さないだろうから、用語集つけちゃおうかなと。今のところはこんだけ。

NEW・ゴルフ用語集

丘・あの丘:ティーイングエリア
シグネチャーホール間:『シグネチャーホール・間』ではなく『シグネチャー・ホール間』。ホールとホールの間、ホールと全然関係ないとこで印象に残る場所のこと
振り返りのススメ;飛球線方向以外を見る、特に振り返ると驚きの美しい光景が広がってることが多いよ!

景観の名門・太平洋クラブ佐野ヒルクレストコースのススメ

さて、やっと佐野ヒルクレストコースのキーワードのひとつ、シグネチャーホール間が出てきたところで、太平洋クラブ佐野ヒルクレストコースのお話です!

佐野ヒルクレストコース公式サイト

珍しく控えめなデズモンド君(苗字はミュアヘッド)

太平洋クラブ佐野ヒルクレストコース、通称「佐野ヒルク」。設計は奇才、デズモンド・ミュアヘッド。なんだけど、デズモンド君にしてはデズモンド感がそこまで出てない、比較的素直なコースです。確かにデズモンドと言われるとバンカーは多いし池も絡むしって納得なんだけど、なにしろ他のコースがモーレツなのでね。

茨城県のセゴビアゴルフクラブ イン チヨダや、千葉県のアバイディングクラブ ゴルフソサエティ、ここはヤバイディングとも呼ばれてます。だいぶ前に行きましたが確かにヤバイディングだなと思いました。あと、同じく千葉のゴルフ5カントリーオークビレッヂゴルフクラブ、不思議なカタチのバンカーとか、浮島フェアウェイのあるとこですね。あと、芝山ゴルフ倶楽部もほんと助けてってPAR3とかあるし、ブリック&ウッドクラブも超チャレンジング。山梨県にある富士クラシックは、葛飾北斎の『富嶽三十六景』をモチーフに大自然の地形をそのまま生かしたコース。なので、全てのホールから富士山が見える設計。ここはキョーレツに美しいとこです。いずれ紹介します。

まあとにかく、個性的、戦略的、ややこしい、凝りすぎ、そこまでやるか、みたいなとこが多いんですデズモンド君。でも、みな景観が美しい。同じくややこしい系のピート・ダイ(きみさらずゴルフリンクス他)と比べると、個人的にはデズモンド君のほうがずーっと好き。ややこしいけど美しいし楽しいし、なんか茶目っ気がある。あとちゃんと逃げ道用意してくれるから(芝山の7番PAR3以外)。ピートはもっとずっとイケズなのよね。おい!迂回路ねえのかよ!オマエェェェ、上級者しか見てねえのかよ!てか友達いねえだろ!ってよく思う。

そこいくと穏やかデズモンドな佐野ヒルク。けど『Oh! Desmond!!!』って納得できるホールがひとつ。4番、アップダウンでどんぶらこなPAR5のグリーン左手前に突如、唐突にあらわれるバンカー。

見える?
見えたね
鳥だよ!やー、鳥だね、鳥。やっぱ鳥なんだよ。
では別の角度からもどうぞ。どんぶらこっぷりがわかると思います
別角度から近づいて
ね。鳥。そしてどんぶらこ

そんでね、もしこれがね、富士クラシックの「富獄三十六景」モチーフみたいに、たとえば「鳥」とか「生き物」モチーフなら話はわかるんだけど、というか、そういうふうにしてほしかったけど、このゴルフ場でバンカー内の生き物はここにしかいないのですよ。唐突なのです。孤独なのです。

鳥の種類を知りたくて後日ゴルフ場に電話をしたら、鳥の種類はわからなかったけど、なんと昔は7番にも生き物がいたことが判明しました。何故かいっつも写真撮るの忘れちゃうんだけど、ホールの右側がずーっと崖になっている距離の長いPAR3、現在は段々になっているグリーン右手前付近にバンカーがあったそうなんです。しかも「魚」の。まあただでさえ難しいホールなのに、バンカーがあったらそりゃー進行に難アリかもしんないもんなー。埋められちゃっても仕方ないかもなー。それにしても鳥と魚。どういう発想だったのか、知りたいです。

さて、写真のキャプションでさんざんでてきた「どんぶらこ」を用語集に加えて今日はおしまい。続いて佐野ヒルクのステキなところをご紹介します!あ、『シグネチャーホール間』のナゾも解けます!

NEW・ゴルフ用語集

丘・あの丘:ティーイングエリア
シグネチャーホール間:『シグネチャーホール・間』ではなく『シグネチャー・ホール間』。ホールとホールの間、ホールと全然関係ないとこで印象に残る場所のこと
振り返りのススメ;飛球線方向以外を見る、特に振り返ると驚きの美しい光景が広がってることが多いよ!
どんぶらこ:アップダウンやアンジュレーションのこと

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