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ゴルフスイング新常識|3タイプ別、飛ばしポイント【タイプ3】

カリスマコーチ、石井 忍プロによる新常識レッスン

2019/12/24 ゴルフサプリ編集部

前途した3タイプから、今回は【タイプ3】『トップ時の右足加重が「60%前後」の人=右足の蹴りのパワーが強い人』の上達ポイントを詳しく解説。

[目次]
【ゴルフスイング新常識】カリスマコーチ、石井 忍プロによる新常識レッスン
第1回 体重移動はもう古い!自分に合った「足圧」で飛ばす!
第2回 あなたにピッタリの飛ばしの下半身使いはコレだ!
第3回 3タイプ別、飛ばしポイント【タイプ1】
第4回 3タイプ別、飛ばしポイント【タイプ2】
第5回 3タイプ別、飛ばしポイント【タイプ3】

飛ばしポイント【タイプ3】トップ時の右足加重が「60%前後」の人

左足の蹴り上げとうまく連動すれば下半身のパワーが倍増

左足の踏み込みと腰の回転はイメージしやすい動きといえるでしょう。でも、右足の蹴りはアベレージゴルファーにとって馴染みが薄いでしょうし、3つの下半身使いの中でももっとも難しい動きといえます。

これは「地面反力」といって、外力をうまく利用することで飛ばしのパワーに転換する方法です。小柄で力があまりないプレーヤーたちが取り入れて、飛距離アップに成功した例を多く見ます。

右足の蹴りは縦方向の動きですが、右足単独の動きではありません。ダウンスイングからインパクトにかけて左のお尻を後ろに引いて左ヒザを一気に伸ばす動作と連動して、右足の強い蹴り上げのパワーを引き出すのです。このイメージが強い人ほどジャンプアップするような動きとなり、インパクトで両足が少しツマ先立ちます。

地面からのパワーを吸収することでヘッドスピードが上がりますが、お腹を前に出さないで前傾角度をキープすることが絶対条件です。

左のお尻を引き、左ヒザを伸ばして右足の『足圧』を全開

右足の蹴りは一般アマチュアには難しい動きといえる。
でもこれをマスターできたら一番飛ばせるのも事実だ。

ダウンスイングの始動では左ヒザが曲がっているけど、左ヒザをピンと伸ばせば右足の蹴り上げがスムーズにいく

右足の蹴りのパワーを有効活用するには、左ヒザも伸ばして蹴り上げる動作とリンクさせることが条件だ。

ダウンスイング中の下半身は高い椅子に腰掛けるような体勢。

左のお尻を後ろに引けば左ヒザが自然に伸びる

お腹を引っ込めるイメージで、体幹の位置をキープ。筋力を要するスイングといえる。

インパクトでお腹が前に出るのはNG

腹筋や背筋が緩むと、すぐにお腹が前に出てしまうので注意。

【ドリル】左足を背中側に引きずってジャンプアップ

クラブを胸の前に持ってバックスイング方向に体を回し、ダウンスイングでは左足をツマ先立てながら背中側に少し引きずります。体を軽くジャンプさせる感覚ですが、右足の蹴りは左カカトを少し浮かせて右足に圧力の負荷をかけるイメージです。

石井 忍
いしい・しのぶ

1974年8月27日生まれ、千葉県出身。日大ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとしての手腕を発揮。現在は金田久美子プロをはじめ、その他にも男女プロを指導。千葉、神保町、赤坂で「エースゴルフクラブ」を主宰し、学生やアマチュアのレッスンも行なっている。

※【足圧】足に圧をかけることで生まれるパワーを説明する時に、もっと読者の皆さんにわかりやすく説明できる言葉はないかと考案し、今回は「足圧」という言葉を編集部で造りました!

協力/エースゴルフクラブ赤坂

GOLF TODAY本誌 No.570 40~47ページより

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