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目澤秀憲コーチが河本結に教えたゴルフスイング向上ドリル

人気プロコーチの"80台が出る"即効スイング向上ドリルPART1

2020/04/03 ゴルフサプリ編集部

常に選手の近くで好不調を管理し、自身の持つ知識を惜しむことなく伝え、選手が誰よりも信頼をおくプロコーチ。今回はプロコーチとして実績を残す5名に、選手の悩みにどう答えたのか、2020年シーズンに向けてどんなアドバイスをしたのか、詳しく教えてもらった!

目澤秀憲
めざわ・ひでのり
1991年生まれ。日大ゴルフ部で活躍後米国に留学しTPI(TitlistPerformanceInstitute)Level2のライセンスを取得。帰国後「エースゴルフクラブ」にてレッスンをスタートすると16年には日本に数名しかいないTPILevel3を取得した。

教えているのは→

河本 結(リコー)
かわもと・ゆい 
1998年8月29日生まれ。愛媛県出身。昨年のアクサレディスでプロ初優勝を挙げ賞金ランク6位に。今季はQTを9位通過しLPGAツアーに挑戦中。

河本結リクエスト|ショットの攻め手を増やしたい

ヘッドの最下点を変えてボールを打ち分ける

ショットのバリエーションを増やすには、まずニュートラルショットを知ること。具体的にはボール位置が真ん中にくるようセットアップして、ストレートボールを打ちます。

それができたらボールを右に置き、ハンドファーストに構えてドロー、逆にフェードならほんの少し左に置き、少し上から当ててコントロールします。ヘッドの最下点がどこになるかで、違ったボールが打てることを理解してもらいました。例えばアイアンなら最下点が先になると右に飛びやすく、近いと左に飛びやすいといった感じです。

こうして出球の方向を確認しながら打つうちに感覚がつかめて、スイング自体を大きく変えずとも、ドローとフェードを打ち分けられるようになりました

打ち分けはアドレスから見直してみよう!

ボール位置と向きを変えて打ち分けてみる

ドロー、フェードを打ち分ける第一歩は、打ちやすい構え方をしてスイングイメージを変えること。ドローは右を向いてボールを右に置き、フェードは左を向いて左に置く。

ボールを右に1個分遠ざけてドロー、左に1個分近づけてフェード

①ヘッドの最下点が左になりターフを取らないスイングに。②ボールが右にあるのでハンドファーストの構えになる。

ボール位置を変えれば構えも変わる

①ドローは右に、フェードは左に打ち出すスイングをイメージするとセットアップは自ずと変わってくる。②ドローボールになるにつれて、手元はハンドファーストに。

河本結リクエスト|ドロー、フェードでライン出ししたい

『低い球』でストレート、ドロー、フェードを打ち分ける

球筋の打ち分けとともにドライバー、アイアンとも7~8割のショットでラインを出してコントロールすることもススメました。左右どちらかにOBがある時などで危険なサイドを消せるからです。低い球でストレート、ドロー、フェードを打ち分けます。

基本的にはボール位置によってセットアップを変えればいいのですが、テークバックやフォローのイメージを変えることで精度が上がります。ドローの場合、テークバックはややインに上がり、フォローはアウトに出る。フェードは同様に真っすぐ上がってインに振り抜きます。テークバックかフォロー、どちらかをイメージするだけでOKです。

コントロールショットとはいえ、スイングがゆるんではいけないので体のバランスを保ちたい。そのために、上体の伸びすぎと左右への動きを抑えて、体が絞られる感じがわかる左ページのドリルも並行してやりました。

左右いずれかの危ないサイドを消せる打ち方をマスターしよう!

ドロー|テークバックはややインサイド。フォローでフェースはやや左を向く

右の遠くにボールがあるとテークバックはインサイドに上がりやすい。
右から左に曲がるので出球はやや右だが、フォローでフェースは左を向く。

フェード|真っすぐテークバック。左向きフェースをインサイドに振り抜く

テークバックでは、ほぼ真っすぐヘッドが上がってくる。
フォローサイドで手元がインサイドに入ってフェースが返らない。

肩の動かし方体感ドリル|トップとフォローでクラブの先端をボールに向ける

バックスイングでグリップエンド、フォローではヘッドがボールを指すように動くと肩がタテに回って体がねじれる。

河本結テーマ|どんなライからでも確実に寄せる

入射角が一定になるようにセットアップを変えた

通常のショットに近い構えで、ヘッドを上から刺すように打つ方法もありですが、米ツアーではピン位置もライもさまざま。それに対応できるようセットアップを変えました。

ポイントはターゲットに対して真っすぐ立ちすぎないこと。左ツマ先を開き、両ツマ先のラインと肩のラインを揃えます。こうすると頭の位置がボールに対して左にきて入射角が一定になります。真っすぐ立つと入射角が安定しないため、どうしても不要な動作が入ってしまう。

ヘッドの入り方を動きで変えるのはリスキーなので、セットアップで変えたわけです。

あとはリズム。早めで飛びすぎる傾向があったので、クラブを中心に動きながらお腹でコントロール。グリップエンドが上下動しないよう一定のプレーンで振るようにしました。

常に同じヘッド軌道を意識しよう!

肩のラインを左に向ける

左ツマ先を開き、左右のツマ先を結ぶラインと肩のラインを平行にする。

ターゲットに対してスクエアに立ち、ヘッドを上から刺すように使っていたため、グリップエンドの上下動が大きかった。

フェースはスクエア、左ツマ先を左に向ける

肩のラインが左を向くと頭の位置がボールより左にきてハンドファーストの構えになる。

入射角の安定体感ドリル|右手一本打ちで出球を揃える

ターゲット方向を向いて立つと右手一本でポンポン打てる。

右手でクラブを持ち、体を開いて構えたら右手一本で打つ。スクエアに立つと当たりづらいが開いて立つと当たる。その感じをつかみつつ、出球を揃える。揃ってくれば入射角は安定している。

グリップエンドの高さが変わらず入射角が安定

上下動を入れなくても球がつかまる。グリップエンドの高さが一定になりストローク軌道も安定する。

河本結クエスチョン|タッチが安定せずラインが読めない

シャフトと腕が一体化する形にグリップを修正

アクセルを踏みすぎる感じでフェースが閉じ気味に当たり、強めのボールになるのがパットの問題点でした。強く打つからラインを直線で読む傾向になってオーバーする。それを嫌って弱くなるというパターンが出ていました。

修正点はセットアップ。頭が両肩の真ん中になく、少し右に傾いていたのです。これだと軌道がアウトサイドインになり、ボールが左にないと打てません。必然的にアッパーに当たりすぎていたので、頭と肩が真ん中にくるように修正しました。

また、手のヒラ全体で握っていたグリップを指で握るようにもしました。深く握って角度がつくと、手首は使えても腹筋や広背筋が動きづらくなる。パターと腕が一体化する形にしたところ、不安定だったボールスピードが一定になりました。

加速がつきすぎるストロークになっていたよ!

×頭が両肩の真ん中になく右に傾いていた

アドレスで頭が右に傾いていたことがストローク軌道やインパクトに悪影響を及ぼし、全体的に強いタッチになっていた。

○真っすぐ構えてボール位置と軌道を修正

頭の位置をチェックするようになるとストローク軌道が徐々に修正され、ボールスピードが安定。正確なストロークができるようになった。

親指と人差し指の付け根側が同じ高さになるように持つ

手のヒラ全体で握っていたのを指で握る形に

深く握ってパターと手首で角度を作っていたのを、浅めに持って角度を消し、パターと腕の一体化を図った。

体幹ストロークドリル|2本の棒をV字に持ってストローク

体幹を使ってストロークできる。

2本の棒を左右のワキに挟んだら、先端を交差させてグリップ。棒でできた三角形が崩れないようにパットのイメージで左右に振る。手先が使えず腹筋や広背筋を使ったストロークが養成される。

小さなフォローでもコロがりがよくなった

フォローで引き上げるよう動いていたのが、ヘッドが低く出るように。フォローが小さくなり、いい意味でスピード感を抑えられてタッチが合うようになった。

撮影協力/エースゴルフクラブ赤坂、エースゴルフクラブ神保町、ユニオンゴルフクラブ、大箱根カントリークラブ、東京ゴルフスタジオ

GOLF TODAY本誌 No.574 22〜29ページより


人気プロコーチの"80台が出る"即効スイング向上ドリル

 PART2(次回)へ

【人気プロコーチの"80台が出る"即効スイング向上ドリルシリーズ一覧】
●PART1:目澤秀憲コーチが河本結に教えたゴルフスイング向上ドリル
●PART2:石井忍コーチが大西葵に教えたゴルフスイング向上ドリル
●PART3:大西翔太コーチが青木瀬令奈に教えたゴルフスイング向上ドリル
●PART4:三觜善一コーチが辻梨恵&髙木優奈に教えたゴルフスイング向上ドリル
●PART5:阿河 徹コーチが森田遥&金田久美子&塩見好輝に教えたゴルフスイング向上ドリル

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