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三觜善一コーチが辻梨恵&髙木優奈に教えたゴルフスイング向上ドリル

人気プロコーチの"80台が出る"即効スイング向上ドリルPART4

2020/04/12 ゴルフサプリ 編集部

常に選手の近くで好不調を管理し、自身の持つ知識を惜しむことなく伝え、選手が誰よりも信頼をおくプロコーチ。今回はプロコーチとして実績を残す5名に、選手の悩みにどう答えたのか、2020年シーズンに向けてどんなアドバイスをしたのか、詳しく教えてもらった!

三觜善一
みつはし・よしかず
1974年生まれ。PGAティーチングプロ。20年にわたりジュニアを育成、多くのプロを世に送り出した。昨年、大箱根CC内に「三觜ゴルフアカデミー」を開校。プロ、アマ問わず多くのゴルファーの支持を得る。

教えているのは

辻 梨恵(大和証券)
つじ・りえ 
1994年1月28日生まれ。神奈川県出身。2013年からツアーに出場し15年にLPGA入会。昨年は3試合でトップ10に入るもシードに届かず。今季は3年ぶりの復活を目指す。

辻プロブレム|ショートとオーバーをくり返す

緊張した中でも寄る技術を身につけよう!

ヘッドを加速しながら体の動きでコントロールする

基本的には打てなくなり、それが続いて打ちすぎる。こうなる理由はダウンスイングでクラブが減速すること。ゆるむとわかるからインパクトで力を入れる。そこで、インパクトで強弱を出さず、常に加速しながらコントロールすることをテーマにしました。

修正点としては、腕を目標方向にズラすように使っているので、極力腕の動きを抑えること。腕はちょっと固めるくらいのイメージで、体幹を使ってクラブとの時間差を作るべきと進言しました。小さな動きでも手先ではなく、体を動かさなければいけないのです。

そもそも、ヘッドを動かそうと思ったら腕は下に使う。下に使うと必ず時間差でヘッドが下りてきます。でも、腕が前に出るとそうはなりません。体を使うと動きは固く見えてもクラブは動く。腕を動かすと柔らかくは見えますが、クラブは効率よく動きません。

×ダウンスイングで減速するからゆるんだり強すぎたりになる

三觜アンサー|ヘッドスピードがゆるむとミスに繋がる!ヘッドを加速しながら体幹を使ってストローク

[即効|手首の使い方体感ドリル]腕を横にズラさないようにまずはコッキングだけで打つ

アドレスしたら手を動かさず、その場でヘッドを上げ下ろししてボールを打つ。手が動いて腕が先行すると振り遅れる。また、こう振ることで入射角も安定する。

○腕は固め加減、体幹を使ってストローク

腕が前に出ないように振る。腕を固めるくらいのつもりで動いたほうがヘッドは走る。
その場で手首だけ使ってヘッドを上げ下げしボールを打つ。

辻テーマ|失った飛距離を取り戻す!

クラブ主導のスイングにしてヘッドを加速させる

平均250ヤードは飛ぶのに、結果を求めてゴルフが小さくなって飛距離が落ちた。自分のパワーを最大限にボールに伝える方法を知り、しっかり振れるスイングにするのが今年の目標です。

最大の原因はスイングがクラブ主導でないこと。テークバックではヘッドを動かすべきなのに自分主導で腕が上がっていく。そのためアウトやインなどヘッドの上がり方が一定せず悩んでしまう。ヘッド主導で動けば常に一定の位置に上がるので悩むことはありません。

ダウンスイングもそうで、安心感を優先して腕とクラブが一本になった感じで下ろすのでヘッドが走らない。大事なのはクラブが加速してボールに向かうこと。自分がボールに向かって行くと振り遅れてインパクトで戻さなければならないので、減速せざるを得ないのです。

曲げたくなくて合わせにいき飛距離が落ちていた

×クラブヘッドの動きが小さくなっていた

自分主導で腕からテークバック。ヘッドが動かないだけでなく、上がる位置も一定しない。

○アーリーコックでヘッドを積極的に動かす

ヘッドの運動量を増やすには、クラブ主導でアーリーコック気味にテークバック。ヘッドの上がり位置も安定する。
手首のコックを使ってヘッドを上げるとヘッドの運動量が増える。

三觜アンサー|体を大きく使うことが大事。右腕でパンチをくり出す要領でダウンスイング

右手でパンチするようにダウンスイング

右手でパンチをくり出すイメージでダウンスイング。今年はボクシングをトレーニングに取り入れている。

[即効|クラブの引きつけ方体感ドリル]ダウンスイングでクラブを釣竿のように右に振る

遠くにキャストするイメージで右に投げるように振る。

クラブを引き続けながらダウンスイングするには、この過程で自分の右サイドに釣竿を投げるイメージで動くドリルが効果的。自分でボールを打ちに行かずヘッドをボールに向かわせる動きが身につく。

クラブは常に引き続ける

右下に振るイメージでクラブを引き続けるとヘッドが遠回りしてボールに向かう。
自分がボールに向かうとヘッドが加速しない。
2020年に向けて髙木優奈に教えた傾斜ショットの向上

髙木優奈(グランフィールズCC)
たかぎ・ゆうな
1998年5月13日生まれ。神奈川県出身。元体操五輪代表候補。ツアー初年の昨年ステップアップで1勝。今季はQTランク43位からツアーに参戦する。

髙木テーマ|傾斜のライからピンに絡める

インパクト~フォローで左肩甲骨を背骨側に寄せる

スイングのクォリティは世界標準ですが、日本ツアーに対応できる技術が必要。例えば傾斜のライでも精度の高いショットを打つことです。

ウィークポイントは、インパクトにきたときに最終的にちょっと合わせること。これだと強弱がついてしまうので、傾斜でも素振り感覚で打てるようにアドバイスしています。

具体的にはインパクトからフォローにかけて左腕を引く。例えば右手でパンチを繰り出す時、左腕はオートマチックに後方に引かれますが、この動きをできるようにする。

これができないとインパクトで左肩が上がって詰まってしまうのです。要は肩甲骨の使い方の問題。インパクト~フォローで左肩甲骨を背骨側に寄せることです。

肩甲骨の動かし方でスイングは変わる!

右パンチを出した時に左腕を引く動きをイメージ

左肩甲骨は後方にスライドするのが正解

三觜アンサー|フォローを思い切り振り抜けるように左肩甲骨を後方に引いてインパクトの詰まりをなくす

[即効|肩甲骨の動き体感ドリル]左手一本でボールを打つ

クラブの重さを感じながら左手一本で打つ。左肩が上がると打てないので自然と肩甲骨が引けてくる。

ボールを打ちに行かず、左肩を止めないように振ることが大事。素振りから始めよう。

GOLF TODAY本誌 No.574 44〜49ページより


人気プロコーチの"80台が出る"即効スイング向上ドリル

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【人気プロコーチの"80台が出る"即効スイング向上ドリルシリーズ一覧】
●PART1:目澤秀憲コーチが河本結に教えたゴルフスイング向上ドリル
●PART2:石井忍コーチが大西葵に教えたゴルフスイング向上ドリル
●PART3:大西翔太コーチが青木瀬令奈に教えたゴルフスイング向上ドリル
●PART4:三觜善一コーチが辻梨恵&髙木優奈に教えたゴルフスイング向上ドリル
●PART5:阿河 徹コーチが森田遥&金田久美子&塩見好輝に教えたゴルフスイング向上ドリル

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