目指せプロテスト合格! 美人研修生2人がこっそりやってる「秘策」公開|第4回
第4回
法政大学ゴルフ部の同期生として活躍、ともに今秋のプロテストに受験する予定だという小林瑞季と高野あかり。「大の仲良しであり、良きライバル」と口をそろえる2人を訪ねて、彼女たちがこっそりやっている、正確なドライバーを打つための秘策をきいた。ドライバーショットに悩むゴルファーにとって良きヒントになること請け合いだ。
高野あかり&小林瑞季の私のチェックポイント教えます!
高野あかり
たかの・あかり/1996年1月31日生まれ、千葉県出身。法政大ゴルフ部出身。得意クラブはウェッジ。ドライバーの平均飛距離230ヤード。158センチ、フリー
小林瑞季
こばやし・みずき/1995年8月21日生まれ、東京都出身。法政大ゴルフ部出身。得意クラブはパター。ドライバーの平均飛距離230ヤード。163センチ、フリー
高野あかりの秘策|いつも右手が上にあるイメージでスイングしています
ドライバーの方向性を良くするポイントですが、私はいつも両手の位置関係に気を配っています。ひと言でいうと、右手がつねに左手より上にキープしておくイメージです。正確にいえば構えたときは右手が下にあるかもしれません。でも自分から見れば右手が上の感覚です。
腕を体の正面にキープして体を回転すれば、バックスイングで右手が左手よりも高くなります。インパクトでは両手の位置関係がアドレスと同じ状態に戻るけれど、インパクトを通過した後は、また右手が左手よりも高くなるように振り抜けます。
つまり、スイング中は左手が右手よりも高くなるのは一度もないということです。見た目にはインパクト以降でフェースがターンして見えるでしょう。でも自分は腕や手は体の回転についてくるものと考えているだけで、意図的にフェースを返してはいません。右手を上にキープしておくイメージでフェースが勝手に返ってくれるという感覚なんです。
フェースターンを使おうとすると、手の動きばかりに意識がいって余分な力が入りやすいと思います。両腕をねじって右手が左手よりも低くなるとフェースの向きが変わりやすく、ショットの方向性が安定しにくくなります。
小林瑞季の秘策|クラブの重さを利用してシャフトをしならせています
私はシャフトがグニャグニャに軟らかい練習器具を使って素振りをよくします。シャフトのしなりを使ったスイングができるように、シャフトのしなりを感じ取りながらクラブを振るのです。
いかにシャフトのしなりを活かすか。これが大きなテーマですが、私はトップから切り返しにかけての部分でシャフトをしならせる感覚が大事だと思っています。ダウンスイングであまりタメをつくらないで早めにリリースするというイメージです。体の右サイドのスペースを広く使って、ダウンスイングで大きめの円弧を描く。そんな感じです
アドレスではグリップを柔らかめに握り、クラブの重さを感じながらバックスイングします。トップに向かってだんだん減速して、私の感覚ではトップは力がゼロの状態。そうするとクラブの重さを感じやすくなり、トップからは引力にまかせてストンと落とすだけでクラブの重さと引力によってシャフトのしなりが使いやすくなるんです。
結果的にインパクトに向かってクラブヘッドが加速し、大きな飛距離を生み出せます。力でシャフトをしならせるのではなく、クラブの重さを生かすことがしなりのコツだと思います。
取材協力・サザンヤードCC
【シリーズ一覧】
●第1回:クラブを真っすぐ立ててからアドレスをつくる&大きなアークを描くイメージでダウンスイング
●第2回:軽くバタ足してテークバックをスムーズに始動&しっかり振り切れるように両手をソフトに握る
●第3回:体をクルッと回してクラブを左に振り抜く&クラブの遠心力を利用して大きくスイング
●第4回:いつも右手が上にあるイメージでスイング&クラブの重さを利用してシャフトをしならせる
●第5回:ボールを打つよりも素振りの回数を多く&トップでちょっと「間」をおいてリズムよく振る