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ゴルフ新ルール|ウェッジには長さの制限ができたってホント!?

ここがわからない!新ルールの後始末 第8回

2020/09/03 ゴルフトゥデイ 編集部

R&A(全英ゴルフ協会)とUSGA(全米ゴルフ協会)によって、2019年1月1日から大幅に変更されたゴルフの規則。新旧ルールの違い、知っておくべき改正点をわかりやすく解説します。

GOLF TODAY本誌 No.579/125ページより

パターは長さが無制限ですが…… ウェッジには長さの制限ができたってホント!?

ウェッジの長さ制限にどのような意味があるのか? 伝統と慣習に反するとも言えないような気もするがいかがだろう。それとも長尺ウェッジにとんでもない利点がある!?

伝統と慣習に反するという理由だが

前回に続き、最新の「用具規則」で気になった内容を取り上げてみよう。
 
2020年版はJGA(日本ゴルフ協会)のホームページで確認できるが、全体的にスペック調整可能なクラブが増えたことに対応する内容が充実している。

コインで締められるようなネジ式ウェイトはダメ、とか、パターのライ角は80度以上、つまり垂直に近づけられるものはダメ、とか。
 
まあ、そんなわかりやすい内容は置いといて、今回注目したいのは「チッピングクラブの長さ制限」だ。
 

クラブの長さは18インチ以上で、パターを除いて48インチを超えてはならない、というのは旧規則から変わっていないが、新規則「パート2‐クラブの適合性 セクション1クラブ c長さ」では「R&AとUSGAは(改造されたウェッジを含み)同様のロフトを持つクラブの標準的な長さよりも長いチッピング用にデザインされたクラブは伝統と慣習に反する形状や構造であるという見解を取っています」とある。

つまり、チッパーとウェッジには、別に長さの上限があり、それを超えると「伝統と慣習に反する形状」で使用不可となるわけだ。
 
で、その基準が表にまとめられており、ロフト3度幅ごとに長さの上限(許容最大長)が決められているのが分かる。ロフトの少ないものは16〜19度で41・5インチが上限。そこからロフトが増えるごとに上限が短くなり、最後の45〜48度は37・5インチ上限となっている。

この表でつい気になってしまう41〜44度と45〜48度の間の44・5度は? とか、49度以上は? とか突っ込みたくなるが、細かいことは置いておこう。大事なのは、48インチ以下の長さでも「伝統と慣習に反する形状」として長さが制限されるという点だ。

最近話題のブライソン・デシャンボーのようにワンレングスアイアンにしようとして、38インチ合わせ(さすがに長すぎるが)にした場合、ウェッジは規則違反ということになる。まあ、そんな長すぎるウェッジは使うな、というのがR&AとUSGAの見解なのだ。

もともと用具の規則は、単純な構造を守り、ゲームの本質を著しく変えてしまう恐れのあるものを排除するためにある。 飛距離の伸びすぎを抑えるための長さ規制というのは納得できるが、チッパーやウェッジの長さは何を脅かすというのだろう。

もしかすると、長尺ウェッジには、すごいポテンシャルがあるのかもしれないが、取りあえずこの規制ができたことを覚えておいてほしい。

・ウェッジやチッパーには長さの上限ができた。
・45〜48度は37・5インチが許容最大長に。
・アイアンやユーティリティは含まれない。

【関連】ゴルフ新ルールへ2019年改正|OB・ドロップ・パットなど変更点まとめ


ここがわからない!新ルールの後始末

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【シリーズ一覧】
●第1回:うっかり肩の高さからドロップしちゃったら?
●第2回:風で動いたボールなのにうっかり戻しちゃった!
●第3回:赤杭の中にある排水口に止まった球、普通に無罰でドロップして打ったけれど…え、ダメなの?
●第4回:バンカー内でボールが戻って足元に触れて止まったら?
●第5回:バンカー内で小石をどけてボールが動いてしまったら?
●第6回:サブグリーンの上はプレー禁止だけど……
●第7回: ドライバーに鉛1枚貼るのがルール違反になる!?
●第8回: ウェッジには長さの制限ができたってホント!?

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