アイアンの距離感は飛ばさないスイングで作る!!(2/2)
アイアンの距離感の作り方 Part1

アイアンが飛びすぎたり飛ばなかったりで、距離感が全然合わない。「そう口にする人に限って、アイアンだって飛んだもの勝ちという心理が働いています。飛ばさないスイングを覚えれば番手どおりの距離が打てるようになりますよ」とアドバイスするのは向江寛尚。さっそくアイアンの距離感を磨いて、スコアアップに役立てよう。Part2では「アイアンの距離感を作る5カ条」の3〜5をお届けします。
GOLF TODAY本誌 No.590 20〜23ページより
[5ヶ条−3]どのクラブでもグリップの真ん中を握る

小祝さくら
こいわい・さくら(ニトリ)1998年4月15日生まれ、北海道出身。158㎝。2020~21年の統合シーズンではゴルフ5レディス、ダイキンオーキッドレディスなど3勝と好調。ツアー通算4勝。




[5ヶ条−4]ボールの位置を変えるだけで(+5y)と(-5y)の距離調整がカンタン!

ボールの位置が変わってもスイングは一緒
たとえば6番アイアンの距離が160ヤード、7番アイアンで145~150ヤードとして、番手間の距離が10~15ヤードあるとします。ピンまで153ヤードといった場面では、大きめの6番で軽めに振るか、小さめの7番でしっかり打つか迷ってしまいますよね。
こんなときはボールの位置を少しだけ調整して、アドレスのカラダの向きやスイングは変えないのが一番です。ボールを右に置くとプラス5ヤード、左に置けばマイナス5ヤードを打ち分けられます。スイングをとくに変えなくてもボールに対しての軌道が自動的に変わり、球筋の変化も生じます。
クラブを長く持ったり短く持ったりして距離をコントロールするのは危険です。とくにクラブを長く持つのはミート率低下につながりますから、どのクラブでもグリップの真ん中を握り、クラブを短めに持ちましょう。スイングの力感もできるだけ変えないで、8割スイングを心がけてください。
(+5y)ボールを右に置けばインサイドアウト

(-5y)ボールの位置が左ならアウトサイドイン

[5ヶ条−5]バンカーは砂を飛ばすイメージで距離感を出す!

勝みなみ
かつ・みなみ(明治安田生命)1998年7月1日生まれ、鹿児島県出身。157㎝。2021年はリゾートトラストレディスでツアー通算4勝目。バンカーショットの巧さでも知られる。

距離を出したいときは砂をピンに届かせるイメージで振り抜こう

スイングの大きさより砂をどう飛ばすかのイメージが大事
バンカーショットはアプローチショットの3倍くらいの振り幅が必要だといいますね。ピンまで20ヤードのバンカーショットなら、60ヤードのアプローチを打つつもりでスイングしなさいということです。でも3倍の大きさで振ろうとしたところで、距離感のイメージが浮かんでくるでしょうか。
バンカーショットの場合、基本的にはピンが近くても遠くてもスイングの大きさはあまり変わりません。どうやって距離感を出すかというと、砂をどう飛ばすかのイメージ作りをするのです。
ボールを30ヤード近く飛ばしたければ砂を低く遠くに飛ばす。15~20ヤードくらいだけ飛ばすなら砂を高く飛ばす。ちょっとアバウトな説明かもしれませんが、砂の飛ばし方のイメージでボールの高さや距離感をコントロールしやすくなります。
ピンが遠いときはアドレスで高く構えて、フェースをあまり開かない。ピンが近いときは低く構えてフェースを開くという具合にアドレスを変えた上で、砂を飛ばすイメージによってフォロースルーの振り抜き感覚が自然に変わってくるのです。




[飛ばしたいときは]フェースをターン

[飛ばさないなら]フェースを顔に向ける


解説&レッスン

向江寛尚むかえ・ひろたか
1972年11月11日生まれ、東京都出身。法政大学ゴルフ部を経て1999年プロ入り。多くのトーナメント出場の経験を積み、2005年からレッスン活動を開始。現在はオンワードゴルフアカデミーを拠点に多くのアマチュアを指導。https://www.onward-golfsalon.com/にてウェブレッスンも展開中。
協力/高麗川カントリー倶楽部 グローブライド㈱
●アイアンの距離感の作り方
Part1:アイアンの距離感は飛ばさないスイングで作る!!(1/2)
Part1:アイアンの距離感は飛ばさないスイングで作る!!(2/2)
Part2:100ヤード以内の距離感は3本のウェッジと4つの振り幅で作る!
Part3:今度のラウンドですぐに役立つ!1ラウンドで10打縮まる番手選び(1/2)
Part3:今度のラウンドですぐに役立つ!1ラウンドで10打縮まる番手選び(2/2)