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冬の風対策は「ツマ先ちょい浮かせ立ち」でバッチリ!

絶対に知っておきたい冬のコースマネジメント&スイングテクニック VOL.3

2022/01/18 ゴルフサプリ編集部

冬の寒い日は、風がとても冷たい。おまけに強い風が吹きっぱなしで厄介だ。「一番の対策法は、風にあおられないようなアドレスを作ること!」ともちけん。立ち方をちょっと工夫するだけで構えが安定し、打ち急ぎもなくなるという。冬の風に影響されなくてすむスコアメイキングのコツも教えてもらおう。

冬の風対策は「ツマ先ちょい浮かせ立ち」でバッチリ!

風に影響されにくい構えを作ればショットが安定する!

私が思うには、冬ゴルフって風との闘いでもあるんです。風が全然なくて、「今日は暖かいな〜」なんて小春日和を思わせる日はラッキーだけど、大抵は冷たい風がヒュービュー吹いてスコアメイクに苦労させられますよね。

そこで冬の風対策のポイントを整理してみました。ぜひ参考に。

・構えてから両足のツマ先を軽く浮かせる
・風に対抗しようと思わずに、7〜8割の力感でスイング
・切り返しで打ち急がないように特に注意
・風向きを見てターゲットの設定を調整する
・常に風を読みながらプレーしよう
・アイアンもアプローチもできるだけ低い球を打つ
・パットも風向きを見てラインをイメージする

打ち下ろしのホールなどティーイングエリアが高台にあるときは、特に風にあおられやすいので注意してくださいね。風が強いとボールがどこに飛んでいくか分からなくなっちゃうけど、ボールが風の影響を受けやすいのは仕方ないとしてもアドレスやスイングまでが風に影響されてしまうのはNGですよ!

ツマ先を少し浮かせると足の裏で立つ感じが出てくる!

強い風が吹いている日のティショットは、「風に負けない球が打ちたい!」とか「早く打ち終えたい!」といった心理から力んだり打ち急いだりしやすくなります。自分ではゆっくり振っているつもりかもしれませんが、私から見れば「夏よりスイングが速いじゃん!」と思ってしまうゴルファーがほとんど(笑)。ダウンスイングでカラダが早く開いたり、上体が突っ込んだり、フィニッシュでよろけたり…。風でボールが飛ばない、上がらないなんて嘆くより、カラダが風にあおられてしまうのがダメなんです。

カラダが風にあおられて力んだり、打ち急いだりしやすい点に注意。

そんなとき私は、「ツマ先を浮かせるといいですよ」とよくアドバイスします。クラブを構えてアドレスを作ったら、両足の指先を少し上げるんです。そうすると足の裏の全体が地面に吸いつく感じがよく出て、足元がしっかりしてきます。足の裏で立つ感覚によって土台が安定し、背中もシャキッとしてアドレス全体のバランスがよくなるから風にあおられにくい。コレは絶対にオススメのポイントです。

風が強いにときは風にあおられないように下半身の安定感を意識しよう。
アドレスを作った後に両足のツマ先を軽く浮かせよう。足の裏で立つ感じが出てくる。
両ツマ先をベタッとつけたままでは、アドレスの姿勢が安定しにくい。
両ツマ先を少し上げるだけで背中がシャキッとしてアドレスの姿勢が整ってくる。

ティショットを打つときは風向きにも気を配りましょう。フォローの風なら普通に打てばキャリーが多く出やすくなるけれど、アゲンストの風のときは飛距離が2割近く落ちても仕方ないと割り切るのがグッド! 強烈な向かい風に対抗して力いっぱいスイングすると、ボールが高く吹き上がって風に押し戻されてしまいます。でもそれはうまく当たった場合の話で、大抵は力みや打ち急ぎでバランスを崩して大ダフリや右プッシュ、ヒッカケなどのミスが出るパターンがほとんどです。

左からの風なら風の強さに応じて、ターゲットを10ヤードとか20ヤード左に設定し、風をうまく利用する気持ちで打ちましょう。どちらにしても夏のスイングよりもいくらか力感を落として7〜8割くらいの出力で打つのが大正解! 風向きがフォローでもアゲンストでも横風でも、飛ばそうと思わないで、フィニッシュまで「ゆっくり、ゆったり」スイングしてくださいね。スピン量が減ってボールが低い角度で飛んでいき、風の影響をあまり受けなくて済みます。ボールが上がりにくいことは、風の強い日はプラス要素なんです。

風向きや風の強さを見て、ティショットの狙いどころを調整しよう。
力みや打ち急ぎは絶対に禁物。「ゆっくり、ゆったり」の意識でスムーズに振ろう。

低い球でスコアを作るのが鉄則。パットでも風をしっかり読もう!

風が強い日は低い球が有利となるのはアイアンショットやアプローチショットも一緒。アイアンを打つときは風向きや風の強さを見て、クラブの番手選びや目標設定の柔軟な決断が求められます。よくラフの芝をパラパラとやって風向きを見るけど、冬は落ち葉で判断してもOK。私の経験上、落ち葉や芝が斜め45度くらいの角度で飛んでいく風ならクラブを1番手替えます。アゲンストなら1番手大きいクラブ、フォローでは1番手小さいクラブ。右から風の場合は10ヤードくらい右に目標を設定します。落ち葉や芝が90度の角度で飛んでいくほど強い風のときはクラブを2番手替えるのが目安です。

風が強い日はボールをなるべく上げないで徹底的に低く打つ作戦が奏功する。
落ち葉が45度くらいの角度で飛ぶときはクラブを1番手替えるのが目安。
落ち葉が90度に飛ぶほどの強烈な風の場合はクラブを2番手替えよう。

ラウンド中に風向きが分からなくなることもありますよね。ピンフラッグを見るのもいいけど、基本の風向きを把握するには高い木の枝の揺れとか、上空の雲の流れを確かめると判断ミスが少ないです。アイアンもアプローチもボールを高く上げるのは避けましょう。風に流されて距離感が合わなくなるし、方向性も狂いやすいためです。手前からコロがすくらいのイメージで低く打ち出すのがベスト! アイアンなら夏よりもボールを1個分内側に置いて構え、普通にスイング。アプローチではSWやAWよりもロフト角が少ないPWや9番アイアンを多用してスコアを作りましょう。

風向きが分からなくなったら上空の高い木の枝や雲の流れなどで判断するといい。
アイアンショットを打つときは夏よりもボールを1個分内側にセットしよう。
アプローチショットはPWや9番アイアンを使って、できるだけ低くコロがそう。

パッティングはグリーンの傾斜を見てラインのイメージ作りをしますが、かなり強い風が吹いている日は風向きも加味してイメージしましょう。たとえば4メートルのスライスラインを打つときに、右から強烈な風が吹いていたらあまり右に曲がらず、ほとんどストレートにコロがっていくことがよくあるんですよ。フックラインで左からの風が吹くときも同じ。結構な下りのパットだけど、アゲンストの風だと手前にショートしたり、上りのパットでもフォローの風ならカップをオーバーしたり……。とても厄介ですけど、風の読みも計算に入れてパットを打つようにするだけでスコアが結構違ってくると思いますよ。

パットを打つときはピンフラッグの揺れ具合をしっかりチェック。
スライスラインでも右から強烈な風が吹いていたら、あまり右に曲がらないケースが多い。

取材・文/三代 崇
写真/相田克己
協力/太田双葉カントリークラブ

もちけん
本名・剣持江里加(けんもち・えりか)。1988年5月1日生まれ。地元・群馬県を拠点に多くのアマチュアゴルファーのラウンドレッスンを行なっているティーチングプロ。「明るく、楽しく!」がモットーで、わかりやすい指導に定評。「もちけん」はニックネーム。ドリームゴルフガーデン伊勢崎所属。
Instagram(mochiken_golf)やYouTube(もちけんリアルチャンネル)で楽しい情報を配信中。


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