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グリーンが硬い冬のアプローチは「コロガシ作戦」でスコアがまとまるよ!

絶対に知っておきたい冬のコースマネジメント&スイングテクニック VOL.4

2023/01/24 ゴルフサプリ編集部

冬場のコースはグリーン周りからのアプローチも難しくて、スコアがまとまらない! そう思っているゴルファーたちに、もちけんが一刀両断。「夏と同じ打ち方をしたら難しいのは当たり前です。低くコロがす冬仕様のアプローチなら大叩きしませんよ!」。この際、アプローチの原点に一度戻ってみる絶好のチャンスと考えよう。

冬のアプローチは「コロガシ作戦」でスコアがまとまるよ!

冬はグリーンがとても硬くて、ファーストバウンドは5ヤードも!

冬のアプローチが難しいのは、グリーン周りの地面やグリーンが夏よりもかなり硬くなっているためです。一番はボールを上げようとするとソールが跳ねてトップしやすいこと。そしてグリーンに乗ってからのコロがりがイメージしにくくて、距離感が合いにくいんです。

そこで冬のアプローチの対策法を整理すると、次のようになります。

・PWか9番アイアンを使って、なるべく低くコロがす
・風が強い日ほどボールを上げないようにする
・霜が降りているグリーンはボールがコロがらない
・ランよりもバウンドする距離を計算して打つ
・グリーンフォークをさしてみれば芝の硬さがわかる
・「イチ、ニ」のリズムで速めのスイングでヒット
・上級者ならSWのソールを滑らせて打てたら最高

冬のコロガシはバウンドの距離をイメージして打つのがコツ

夏はサンドウェッジのアプローチが結構うまく打てて自信があったのに、冬はトップやチャックリばかり。冬のラウンドレッスンでは、そういう悪循環に陥ってしまう方がビックリするほど多いんです。夏場のコースは芝がキレイに生えていて、地面も柔らかめだけど冬場のコースは芝が薄い上に地面が硬い。サンドウェッジってソールが厚いですよね。だからボールの下の地面が硬いとソールが跳ね返されてトップになりやすいんですよ。ボールが上がらないから、上げようとして今度はチャックリに。

サンドウェッジでアプローチを打つのが好きな人も、冬はピッチングウェッジや9番アイアンを使ってできるだけコロがすのがグッド! 経験を積んだ人なら、「コロがせるなら徹底的にコロがす」というアプローチの鉄則を聞いたことがあるはず。冬のアプローチこそ、この鉄則がピッタリ。それに冬は風の強い日が多いから、高く上げると風に流されてしまいます。バンカー越えなどボールの高さを出したい状況もあるけれど、なるべく低くコロがすランニングアプローチやピッチエンドランを多用しましょう。バンカー越えならピンをオーバーしても仕方ない、グリーンに乗ればOKと割り切ってくださいね。

夏はSWを使ってボールを上げることが多い人も、冬はできるだけ低くコロがそう。
冬が風が強いことが多いので、上げるよりコロがした方が絶対有利だ。
サンドウェッジ(右)よりもロフト角が少なく、ソールが薄めのピッチングウェッジ(左)や9番アイアンを多用しよう。

もう一つ大事なポイントは、ボールの落とし場所を安易に決めないこと。冬のグリーンはコチコチに硬くても、霜が降りていたらボールがコロがりません。でも霜が降りているグリーンって、霜の下は絶対に硬い。これはコースによってマチマチで、保温効果の高そうな厚めのシートを使っているグリーンは割と柔らかいですけど、大抵はコチコチ状態ですよね。そんなときにピンをデッドに攻めるのは絶対ダメ。グリーンをオーバーしちゃいます。

ボールから手前のグリーンエッジまで10ヤード、ピンまでは30ヤードのアプローチを打つとしましょう。ボールをグリーンに直接落とした場合のファーストバウンドは5ヤード強。多いときは8ヤードくらい飛んでしまうこともあるくらい。とにかく最初にコーンと大きく跳ねて、セカンドバウンドが1ヤードくらいという感じです。あとはグリーンの表面の霜によってすぐに止まります。ボールがコロがりにくいんじゃ、コロガシたって意味ないでしょ? って思いますよね。でもバウンドの距離をランの距離と置き換えてイメージしてみると、ボールをグリーン上のどの辺に落とせばいいかの判断がしやすくなるんですよ。

コチコチに硬いグリーンは、ファーストバウンドで5ヤードは跳ねると考えよう。

打つ前にグリーンの状態を見ておくことも大切。霜が降りているかどうかは目で判断できますが、硬さは実際にグリーン上に立ってみないとわかりません。手のヒラでグリーンの芝を触るのはルール違反ですが、手の甲でサッと払ってみるくらいなら問題ナシ。それよりもグリーンフォークで芝をさしてみるのが一番です。プレーの時間帯によっては、上は柔らかいけど途中から硬いこともあるし、フォークがそのままスーッと入っていくことも。グリーンの表面が硬いほどファーストバウンドが大きいと考えて、アプローチショットのイメージ作りをしましょう。

グリーンの表面を手のヒラで触るのはダメだが(左)、手の甲で軽くなでる範囲ならOK。
グリーンの硬さを見たいなら、グリーンフォークをさしてみるのが一番だ。

「イチ」で上げて、「ニ」でインパクトするリズムで低くコロがそう

ボールを低く打ち出すときは両足の間隔を狭くし、ボールをカラダの中心線の前にセットします。両手の位置は左モモのツケ根の前。スタンスを広くして構える人が多いですけど、下半身が無駄に動きやすいので避けてくださいね。そして、スイングのリズムは速めに。ゆっくり振ると手首をコネてしまいやすいですから、「イチ」でテークバックして、「ニ」でインパクトするイメージ。両ワキを締めて胸を左右に回して打ちますが、フォロースルーの意識はいりません。惰力でクラブヘッドが低く出て、自然に止まるという感覚です。打つ前に素振りを2〜3回繰り返して感じをつかんでおくとグッド!

ボールを低く打ち出したいときは狭いスタンスで構える(左)。広すぎるスタンスは下半身が動きやすいので避けよう(右)。
「イチ」でテークバックし、「ニ」でインパクトする速めのリズムで打とう。
カラダの軸をキープし、胸を右に回してテークバック。腕や手は使わない。
ボールを上からとらえやすく、自然とハンドファーストのインパクトが作られる。
ボールが低い角度で飛んでいく。冬はこうしたアプローチが効力を発揮する。
フォロースルーの意識はいらない。クラブヘッドが自然に低い位置で止まればOKだ。

90や100を切りたいと頑張っているゴルファーの方々は、冬のアプローチはバウンドを計算したコロガシ作戦が絶対オススメですけど、80前半のスコアや80切りを目指している上級志向のゴルファーは、地面が固いところでもサンドウェッジのアプローチがうまく打てるようになれたら最高です。

夏の芝はボールが少し浮いた状態になっていてソールが芝の上を滑りやすいので、少し手前に入っても大きなミスにはなりません。だけどペタッとした冬の薄芝はソールを少し滑らせながら、クラブヘッドをボールの下にきちっと通さないとトップやチャックリになってしまうんです。夏よりもミスが顕著に表れやすいシビアな状況で、アプローチのレベルアップをはかるのもいいと思います。グリーンがあまり硬くないときや、午後の時間帯でグリーンが柔らかくなっていたらトライしてみてください。

サンドウェッジで高さを出すアプローチを打つときは、コロがすときよりもスタンスを広くしましょう。ボールの位置はカラダの中心線の前が基本。コロガシでスタンスを狭くするのはボールを上から正確にヒットしやすくするためで、上げるときにスタンスを広めにするのはクラブヘッドを鈍角に入れて打ち出し角を高くするため。ボールをスタンスの中央にセットしておけばスイング軌道の最下点でとらえやすく、トップやチャックリなどのミスの不安が少ないんです。この場合は「イチ、ニのサーン」のリズムで、ゆっくりめにスイングしましょう。「イチ」でテークバックし、「ニ」でゆっくりと切り返して、「サーン」で振り抜く。コロがすアプローチと上げるアプローチはリズムを変えるだけでも高さをコントロールしやすいんですよ。

グリーンが比較的柔らければSWで上げるアプローチもいい。この場合は「イチ、ニ〜、サーン」のゆっくりめのリズムがコツ。
高さを出したいアプローチはスタンスを広めに。テークバックでは腕や手を使わず、胸を右に回して上げていこう。
広めのスタンスならクラブヘッドの入射角が鈍角になり、ボールが高く上がりやすい。
「サーン」を入れたゆっくりめのリズムも、高さを出しやすくするポイントだ。
ボールを上げるアプローチはフォロースルーも自然と高い位置へと振り抜かれる。

取材・文/三代 崇
写真/相田克己
協力/太田双葉カントリークラブ

もちけん
本名・剣持江里加(けんもち・えりか)。1988年5月1日生まれ。地元・群馬県を拠点に多くのアマチュアゴルファーのラウンドレッスンを行なっているティーチングプロ。「明るく、楽しく!」がモットーで、わかりやすい指導に定評。「もちけん」はニックネーム。ドリームゴルフガーデン伊勢崎所属。
Instagram(mochiken_golf)やYouTube(もちけんリアルチャンネル)で楽しい情報を配信中。


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