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100切りの一番の近道は「ロングパットの上達」にある!

PGA初の女性A級ティーチングプロ 中村英美がレクチャーする「100を切るためのお約束!」|第2回

2022/04/23 ゴルフサプリ編集部

中村英美

「ショットはよかったのにパットがなぁ」。もう少しで念願の90台のスコアを達成できそうだったのに100オーバーしてしまった人たちは、決まってそう口にする。「ショットのレベルを上げるのも大事ですが、それ以上にロングパットのミスを減らすことが重要です!」と中村英美は力説する。

100切りの一番の近道は「ロングパットの上達」にある!

打つ前に必ずカップを見たまま素振りして、距離感のイメージを高める

ドライバーはそんなに曲がらないし、アイアンショットだってまずまずの出来。それなのにスコアはいつも100オーバー。私がラウンドレッスンをご一緒しているアマチュアゴルファーによく見られるタイプです。「キャリアは長いからショットには自信があります」と言うけれど、その割には90台のスコアがなかなか出ない。どうしてだと思いますか?

答えは、パットの出来がよくないからです。ショットはよくても3パットや4パットがとても多いのです。なぜグリーン上で大叩きしてしまうかというと、10メートル近くかそれ以上のロングパットがカップに寄らず、セカンドパットも入らないという負の連鎖に陥っているからです。同じ失敗を繰り返さないために、まずはロングパットのレッスンからスタートしましょう。

中村英美
100の壁を破るにはパットのミスを減らすことが大事。そのためにもパットの練習量を増やそう。

ロングパットは方向性よりも距離感を重視してください。10メートルをカップに入れようと思っても入る確率は限りなく0パーセントに近いですから、カップの近くに寄せることを第一に考えてアプローチ感覚で打ちましょう。そのためには打つ前にカップ(ピンを立てて打つならピン)を見たままで素振りを数回繰り返して、距離感をしっかりイメージすること。ロングパットが苦手な人はボールを見ながら素振りをしている傾向が多く見られます。ボールに正確に当てることが目的ならその素振りは有効ですが、距離感をつかむためにはマイナスにしかなりません。実際に狙うのは数メートル先のカップですから、目で見た感覚を働かせて素振りすることがロングパット成功法の第一条件です。

中村英美
ロングパットは打つ前の素振りが肝要。カップ(ピン)を見て素振りを数回繰り返そう。
中村英美
目で見た感覚を働かせて素振りすればフォロースルーを出しやすく、距離感のイメージがつくりやすい。
中村英美
ボールを見て素振りするだけでは距離感がつかめない。

プロや上級者のほとんどはボールよりカップを見ている時間の方が長いです。特にロングパットではカップを見ながら素振りすることで、フォロースルーがスムーズに出ていくイメージが生まれて距離感が合いやすくなります。ロングパットのマネジメントとしてはカップ周りのエリアを狙って打つので、カップを大きな円と考えるのも有効です。

私がオススメするのは1ピンの円の中に入れること。規定では旗竿の長さは2・13メートル以上と決められています。ゴルフ場によって長さは違いますが、直径4・26メートルの円の中に入れるのは直接カップを狙うよりもプレッシャーが格段に少なくて、カップの近くに寄る確率もアップしますよ。

中村英美
素振りを終えてアドレスしたらイメージが消えないうちにストロークを開始しよう。
中村英美
カップを中心とした大きな円をイメージし、その円の中に入れる気持ちで打てば寄りやすい。

歩測してカップまでの正確な距離を知ることも大事なポイント

ロングパットに限らず、4~5メートルのミドルパットを打つときも目で見た感覚に委ねてストロークすることが大事です。できればカップまでの距離を歩測して実際の距離を知る習慣をつけましょう。歩測は大股で1歩=90センチが目安。目で見て「10メートルくらいかな?」と目測で打つのと、歩測して「10歩=9メートルくらいだ」と明確にしておくのとでは結果に違いが出てきますし、以降のプレーでイメージとリアルの誤差を埋めることもでき、ロングパットがカップに寄りやすくなります。またロングパットの場合はピンを差しておく方がターゲットを立体的に見られるので距離感のイメージが浮かびやすいでしょう。

中村英美
ボールの近くで素振りする前に、カップまでの距離を歩測で確認することも大事。
中村英美
正確な距離を知ればイメージとリアルのギャップが少なくて済み、カップに寄る確率がアップする。

ストローク中に足腰が左右に流れないように、下半身をどっしりと構えることも大事なポイントです。カップまで遠い距離ほどストロークの振り幅が大きくなりますが、インパクトで左手首が甲側に折れないようにアドレス時の手首の角度をキープして一定のスピードで振りましょう。ちょっと高度な話ですが、パターヘッドのスピードとボールがコロがり出す初速のスピードをそろえるイメージを出すと、距離感がいっそう合わせやすくなります。

中村英美
大きなストロークで振るロングパットは下半身のブレに注意。
中村英美
アドレスでは足元をしっかり固めて下半身を安定させよう。
中村英美
ボールの位置は左目の真下付近。真正面からはパターのシャフトが地面と直角に見える構えが理想的だ。
中村英美
構えたときの左手首の角度をキープし、一定のスピードでリズムよく振ろう。
中村英美
パターヘッドのスピードとボールの初速を揃えるイメージで振れたら最高だ。

「ショットの練習はよくするけど、パットの練習はほとんどしない」と言う人も結構多くて、これも100オーバーの原因です。といってもロングパットの練習はなかなか出来ませんよね。そこでプレーする日は早めにコース入りして、練習グリーンでパットの練習をしっかりやっておきましょう。

ボールを3個用意してロングパットの練習から始めてショートパットの練習で切り上げるのもいいですが、私がオススメしたいのは1個のボールでターゲットをランダムに決めて、カップインまでプレーを続ける練習です。目標までの距離を10メートルとか7メートル、12メートルなどと距離を変えて、打つ前に素振りでイメージをつくってからストロークします。目標の近くに寄らなくても最後までプレーを続行しましょう。これを9回ほどしておけば実戦感覚がつかめますし、その日のグリーンの芝の状態のテストも十分に出来ます。ロングパットの成功率アップが3~4パットのミスを防ぎ、スコアアップに直結するのです。

中村英美
スタート前に練習グリーンでしっかり練習しておこう。1個のボールを使って、目標を変えて打つ練習が効果的。
中村英美
コースに出たつもりでカップインするまでプレーを続けよう。これを少なくとも9回繰り返せば実戦感覚がつかめて、ロングパットのミスが減ってくる。

〈まとめ〉
・ロングパットは入れるよりも寄せることが第一
・打つ前にカップを見て素振りを数回繰り返そう
・カップを大きな円とイメージすると寄せやすい
・打つ前にカップまで歩測して実際の距離を知る
・ストロークが大きいほど下半身を安定させて構える
・練習グリーンでは1個のボールで実戦感覚をつかもう

ロングパットはカップを見て素振りすればカップに寄せやすい!

中村英美

中村英美
なかむら・ひでみ/群馬県出身。163㎝。法政大学ゴルフ部卒。2015年の関東女子ミッドアマ優勝。フィリピンや台湾でトーナメント出場の経験を積んだ後、ティーチングの道に進む。21年にPGAで女性初のA級の資格を取得。アマチュアレッスンのほか、女子ゴルファーのキャスティング、コンペ・イベント企画を運営するV・J・Golfを主宰。

取材・文/三代 崇
写真/渡辺義孝
協力/栃木ヶ丘ゴルフ倶楽部

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