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ピンを狙えるアイアンショットを身につける[その3]ドローとフェードの打ち分け方を知る|ゴルフ再構築レッスン最終回

脱!万年アベレージゴルファー「ゴルフ リビルド レッスン」

2022/04/11 ゴルフサプリ編集部

アイアンショットの精度を上げることは、安定したスコアメイクに不可欠な要素。1回目は基本の打ち方、2回目は低い球、高い球の打ち分けに続く、3回目の今月は、チーム松山で松山英樹をサポートするプロコーチ・目澤秀憲にドローとフェードの打ち方。ごくシンプルなコツを教えてもらった。

GOLF TODAY本誌 No.597 144〜149ページより

過剰な動きは不要。コツは構え方をわずかに変えるだけ

目澤 ピンを狙えるアイアンショットを身につけるためのポイント。最終回の今月は、ドローとフェードの打ち分け方です。

坪井 どんな時に使いますか?

目澤 ドッグレッグやピン位置などホールのレイアウト次第で使いたくなったり、風の向き、林からの脱出時など、球を曲げたい場面でも使えます。

坪井 100切りレベルの私には難しそうですが、80台を目指すレベルの方には、覚えておくと武器になりそうですね。

目澤 じつは、必ずしもそうとは言えないのです。なぜなら、前回の“高い球はカラダをターゲット方向にズラすだけ。低い球はフェースを少しだけオープンにしてハンドダウン気味に構える”打ち分け方同様、ポイントは構え方をわずかに変える程度。ですがアマチュアの方がやろうとすると、動作が過剰になりがち。かえって大きなミスにつながるから。あくまでも初回の「ボール位置は真ん中。体重配分は左右5対5で、クラブのライ角通りに構える」という基本のアドレスで芯を喰えるようになってからが前提。ただし、チャレンジすることで自分のクセが分かることもあるので、知っていて損はありません。

坪井 練習場でやってみます!

手とカラダが離れていく「ドローの打ち方」

あくまでも“若干”クローズドスタンス&ハンドファースト。左足体重でフォローを高目にイメージするだけ

ドロー/ボール位置は真ん中。少し左足体重。若干クローズドスタンス&ハンドファーストに構える。
ノーマル/ボール位置は真ん中。体重配分は左右5対5で、クラブのライ角通りに構える。

ドローを打つと言っても、フェースコントロールを変えるなど、難しいことはミスを招くだけ。大きく左に曲がれば大ケガになります。

アドレスのポイントは、真っすぐ構えたら若干クローズドスタンスでハンドファースト。

スイングのポイントは、気持ち左足体重にすることで、テークバックがインサイドに上がりやすく、自然とドローになります。無理やりインサイドから出すイメージはNG。

インパクトでカラダを突っ込まないよう注意して、フォローを少し高めに取るイメージで打ちましょう。

①左足体重だと、自然にインサイドに上がりやすい
②インパクトでカラダが突っ込まないよう注意
③フォローは高めに上げるイメージだとうまく打てる

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ドロー同様、フェードも余計な動きは不要。

まず、アドレスでは、ほんの少しだけカラダとボールとの距離を近づけて立ちます。

テークバックは、ヘッドが後方に真っすぐ上がっていくイメージ。ダウンスイングでは、手をカラダに近づけていくイメージでインサイドに振り抜いていく。左サイドに打ち出される打球をイメージすると、より正確に打ちやすくなる。

フォローでは、ヘッドを低く出していくイメージ。フェースは返さず、手元をインサイドに抜いていく。

①手をカラダから離さないようにテークバック
②ヘッドを低く出すイメージでインパクト
③フェースは返さず、手元はインサイドに抜いていく

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アイアンショットをレベルアップさせるなら、まず正しい「つかまる感覚」を知ることが不可欠です。

これは、その感覚を磨くドリルです。

ボールがつかまらず右に行く人は、ダウンスイングの軌道がインサイドでもアウトサイドでも、インパクトでフェースが開いているのが一番の原因。

とはいえ、閉じる意識が強すぎてもミスになるので加減が大切です。

正しい感覚を身につけるには、初めからフェースを閉じて構え、そのまま手打ちでボールを打つこと。

本当の“つかまる感覚”を、ぜひ体感してください。

フェースを閉じたままアドレスし、手首を返したりせず、そのまま打とう。
フェースを閉じたまま、インサイドからカラダを横に使うイメージで打つ。カラダが伸び上がり、手とカラダが離れるとフェースが絶対右に行くので注意。
つかまる感覚、初めてわかりました。飛距離も出るようになりました!

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目澤秀憲
めざわ・ひでのり。1991年2月17日生まれ。東京都出身。大学卒業後渡米し、日本に数名しかいないアメリカのレッスンプロの資格TP(ITitlistPerformanceInstitute)レベル3を取得。松山英樹とコーチ契約を結び、「マスターズ」優勝ほかに大きく貢献。

ナビゲーター
坪井ミサト
つぼい・みさと。1996年10月30日生まれ。奈良県出身。小学生から野球を始める。球速最高107キロ(ミズノ『MAQ』測定)。野球インストラクターの資格を取得。フルマラソン4時間09分の記録ももつアスリート女子。ゴルフ歴1年でベスト95を達成!

協力/Do-1 GOLF BY MAB


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